藤沢店の田中です。
ここのところ、あのロビンキーガルと頻繁にやり取りをしています。
内容は、現在シェープ中のボード、と年末年始の予定から2月に来日するというところまで具体化してきました。
私としては「2月かぁ・・・」と、思わないでもないですが彼に何を言おうと意味をなさないのは私が一番知っていることなので、仕方なく甘んじて受け入れる体制を考えているところです。
2月に来日すれば1週間から10日ほどの滞在になり、その間、イベントとサーフトリップを行う予定です。
来日予定メンバーは、ロビンキーガル、オーストラリアガトヘロイのシェーパーにして現在世界トップレベルのロガーとして知られるカイ・エリスフリント、そして現在世界最大のロングボードイベントとなった『グライディングバーナクルズ』の主催者にしてロングボード元世界チャンピオンのユリコ、そして2012年のガトヘロイのアドベンチャートリップ”ダイナミックエンデバー”に参加した元PESOSのミュージシャンのブラッドフォードを予定しています。
イベントではロビンの新作ボード他、過去の名作、そして写真家ペロさんの作品を展示し、ブラッドフォードのライブで盛り上がろうというプランです。
今回は急でなおかつ日程がタイトなこともあって大きなイベントはいきませんが、ロビンが日本でイベントを開催するのは2013年以来10年ぶりとなります。
詳細が決まり次第、アップロードさせていただきますので、皆様ぜひ今後にご注目ください。
とにかく彼のサーフボードを主体とした作品群は、他のシェーパー、サーファーが作るものとはまったく異質のものです。
サーフボードは完ぺきなまでに美しい曲線で繋がれ、そしてその性能においてはさらに他のボードを圧倒します。
彼が以前よく「Style is everything. Function is more important. Dynamic is reality.」と言っていた通り、見た目も、存在感も、振る舞いも、機能も、そして生み出される躍動感もそれらすべてが完ぺきなのです。
今回のイベントに関しては現在のところタイトルをつけることはなさそうですが、彼はシェープを始めて以来、コンセプトに基づいた様々なショー、イベントを繰り広げてきました。
・The Stiletto Show / トーマスキャンベル、ポールフランク、CJネルソンとのコラボレートショー。CJネルソンモデル50本をロビンが製作し、ハンティントンビーチのアートセンターで即日完売。
・Superior Things / 東京青山で行われたコンセプトショー。アレックスノスト、コーディシンプキンスのシグネチャーモデルなど計25本の最新作品を展示。
・Slave of Soup / カリフォルニア州サンタアナのアートセンターで開催。海に翻弄されるサーファーを5本のボードにイメージ転嫁して行われたアート・イメージを重視したショー。
・Lush Life / 1本1本のボードにワイン、カクテルなどのアートを計8本のボードに投影したアート作品群。ボードはすべてアレックスノストのシグネチャー「NEWプレジャー」モデル。
・Surmmer of tha Cat / コーディシンプキンス及びロビンキーガルのライディングを8ミリフィルムカメラで撮影し、ロビンキーガルが編集した映像作品。
⇒他の『Summer of the Cat』はこちらからご覧いただけます
・Freak Waive Tour / カリフォルニア州サンタモニカ、ハワイ州ノースショア、東京の青山、オーストラリアのマンリー~ヌーサ、フランスのノルマンディ、イタリアのリグーリア、ニューヨークを駆け巡ったアートショー及び製作活動ツアー。このツアーを境にロビンのボード作りのコンセプトはトランジションに傾倒し、フランスへの移住のきっかけとなった。
・Dynamic Endevours "Surfar" / アフリカ大陸西岸へのアドベンチャートリップ。最高のボードで最高の波に乗ることを目的とした壮大なサーフィン巡礼。
・Foiled Splendor Serious / 10フィート以上の研ぎ澄まされたグライダー、スピードシェープの作品群。ロングボードのシーンをダイナミックな転換に導き、なおかつ他のシェーパーのたどり着かない領域に到達した。
これらが過去20年の間のロビンの活動の記録でもあります。
他にこのようなプロジェクトを敢行できるシェーパー、サーファーがいるでしょうか。これらを見るだけでロビンキーガルという存在が、レベルの違うアーティスト兼サーファー兼シェーパーであることがお分かりいただけると思います。
ぜひ、ガトヘロイ、クリームユーザーの方以外も、久々の来日を楽しみにお待ちください。
皆様のご来店、お問い合わせをお待ちしております。
シーコング藤沢店
田中