藤沢店の田中です。
2回に分けてロビン、ファットキャットについて書いてきましたが、ロビンのことを突き詰めて書いていくとどうしてもガトヘロイの究極ともいわれるボードの話題に行き着いてしまします。
製作本数が極端に少なくなった現在、その希少性は増すばかりで、ボードによっては新品で販売した価格よりも中古ボードの方が高額になったりしています。
ハイエンドでマニアックな所有感を満足させるガトヘロイに比べ、クリームは「誰にでも、簡単に」というコンセプトのせいか、ビーチで見かけることも多く、どうしても変な言い方になりますが、一般化した大衆ブランド(?)に見られがちです。
しかしロビンキーガルの歴史を紐解いていくと、その原点ともいえる「Creme(クリーム)」というブランドに込められた思いがわかります。
21歳になったロビンキーガルが初めてのパーソナルブランド名を「Creme」と決めたことについて、たずねると「クリームはケーキの上に盛られてるだろ、だから一番トップ。最上級って意味さ。そして「Creme」の「m」をさかさまにすると「Crewe」ってなるだろ。俺たちは友人同士、誰かをスポンサーしたり、されたりするわけではなく、みんなが平等の仲間「Crew(クルー)」なんだ」と、答えました。
その頃のロングボード界と言えば、ジョエルチューダー、デボンハワード、デーンピーターソン、タイラーハジキャンらがハイパフォーマンスロングボードから歴史を取り戻し、にシングルフィンロングボードの頂点にいました。
しかし「Creme」のもとに集まったたくさんの若くて生きのいい奴らは、その勢いで強烈な個性を持つ先人たちを一瞬にして吹き飛ばしたのでした。
つまり「Creme」に乗っていること、「Creme」のウェットスーツを着ること、「Creme」のクルーだと名乗ることは、”最高に格好いい”ということを意味したのです。
そして、それは過去のものではなく、現在もロビンキーガルが創った”「Creme」は特別なの”ものというのはコンセプトによって引き継がれているのです。
「Creme」はそのコンセプトどおり、誰もが簡単にカリフォルニアスタイルのロングボードを楽しめるブランドです。
「誰もが簡単に」というのは、けっして初心者専用というわけではないのです。「ロングボードは簡単そうに楽しんでこそ格好いいんだ」というコンセプトなのです。
シャカリキになって、真剣な顔つきで乗るものじゃない。カリフォルニアのロングボードっていうのは、そこが楽しくて、格好いいんだ!ということなのです。
20年前も、現在も、「Creme」に乗ることは、単に簡単なボードを選んだというわけではなく、「格好いい選択をした、格好いい人達!」なのです!
ぜひ「Creme」のコンセプトをご理解いただき、楽しく、格好いいサーフィンライフをお過ごしください。
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シーコング藤沢店
田中