こんにちは。岡田です。
先日、エバンのことをブログに書くために昔付けた日記を見返したり、昔の写真を見たりしていると無性にあの愛すべきダメ男のことが恋しくなってしまいました。
こんなにエバンのことばかり書いて、ロビンにこのことがバレたら今度は私に白羽の矢が立たないか心配です(笑)
恋しくなって動画を漁っていると、久々にこちらの動画に辿り着きました。
Evan on Creme!
使用ボード:
ファットキャット、カリフォルニアン、プレイデート
往年のクリームカッティングのウェットスーツに身を包むエバンが最高に格好良いです。
そしてクリームらしい、スピード+ノーズライディングと、とても気持ちのよさそうなライディングです。
これはクリームのボードの特徴である、コンケーブなし、程よくテーパーされたレール、若干のロールボトムによって生み出されるものです。
通常、ノーズライディングをするためには波のショルダーを走りすぎてしまわないようにノーズコンケーブとテールキックでブレーキをかけ、あえてボードを失速させることによってノーズでの滞在時間を延ばそうとします。
また、平行なアウトラインやぼってりとしたレールも相まって、ノーズの性能は良くても低速でコントロール性の悪いボードとなってしまうデメリットがあります。
そんな中、カリフォルニアンはロビンキーガルによって今までのノーズライダーの固定概念にとらわれず、ロビンお得意のスピード性を高めることによってそのデメリットを克服し、スピード、コントロール、ノーズライディングという全てを兼ね備えたマジックボードへと昇華されました。
ロビンキーガルは決して奇をてらったデザインはしません。
必ず歴史を踏破し、その中で、「1967年に起きたショートボードレボリューションがもしも起きていなかったらロングボードはもっと進化していたはずだ」という概念の元、自分なりの進化論・アレンジを加えてボードを昇華させていきます。
新しいものを作り出すのではなく、あくまで進化を目指しています。
このカリフォルニアンにおいても、今までの典型的な形状では低速・低コントロールというロングボードの退化を危惧し、彼なりのノーズライダーの進化論を突き詰めた結果と言えるでしょう。
そういえばロビンとよくサンオノフレでサーフィンをしていた時、ロビンはいつもカリフォルニアンを使用していました。そして「I love カリフォルニアン!」と言っていたのを思い出しました。
そして何度も来日し、日本でもよくサーフィンをしているロビン曰く「カリフォルニアンは日本の波にも、日本人にもマッチするよ、最高だ!」とのことです。
私が「日本に帰ったら新しい板が欲しいんだけど、何がおススメかな?」と聞いた時も、私の体格を見て「カリフォルニアンの9’8ftか9’6ftくらいがいいんじゃないかな~。」と言っていました。(私は175cmです。)
実は、ガトヘロイ・プレイボーイ好きの私も波の小さい日やガトヘロイの繊細さに疲れてしまった日はよくカリフォルニアン 9’8ftを使用しています。そしてかなりかなーりお気に入りです。
今まで私のイメージはガトヘロイ=上級者向け、クリーム=初級者向けというものでしたが、カリフォルニアンに乗り込んでみてイメージがガラッと変わりました。
まず初めに、乗りやすい・イージーだからと言って必ずしも初心者向けではないということが分かりました。
テイクオフが早ければそれだけノーズへのセッティングも早いため、ノーズライディングの時間が伸びます。そして、全体にボリュームが増していることにより、ノーズライディングが可能な領域が格段に増えました。
ノーズ幅とステップデッキにより、ガトヘロイではなかなか味わえなかったノーズにいながらのボードコントロールや、見た目からは想像ができない程の軽いピボットターンができることに驚きを覚えました。
もちろんスピードはガトヘロイと比べることはできませんが、それでもテーパーされたレールとノーコンケーブ、ロッカーバランスによって他のブランドに比べるとスピード性能が高いことは明らかです。
そして色々なことができる、幅が広がるので何より楽しいです!子供みたいな感想ですみません(笑)
良い歳の大人が童心に帰れるほど、心からサーフィンを楽しむことができます。
ロビンキーガルが唱える、”誰でも純粋に波乗りを楽しむ”ということに関しては本当にクリームのボードはぴったりであると強く感じました。
これは乗り手のレベルに関係なく純粋に楽しむことができるボードだと感じますので、今まで「クリームは初級者向けだから…」と敬遠していた方も、このカリフォルニアンはぜひぜひ一度乗っていただきたいです!
このボードの面白さを知らないままなのは非常に勿体ないと思います...。
ハイレベルなボードをお持ちの方も、次はこの正統派カリフォルニアスタイルの世界をお楽しみいただけたら嬉しいです♪
最後に、純粋に波乗りを楽しむロビンやエバンたちのライディングをご覧ください。
なぜかあのブラッドフォードも出ています。(笑)
使用ボード:
ブラッドフォード ⇒ サファー 8’0 ft
ロビン ⇒ カリフォルニアン 9’9 ft
エバン ⇒ ファットキャット 9’6 ft
マケイラ ⇒ フラワー 9’7 ft
ぜひ、この世界観に触れてみてください!本当に楽しそう…。
岡田
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