藤沢店の田中です。
まず、先日入荷したボードの中にウェブサイトにアップされていなかった人気ボードが見つかりましたのでご紹介させていただきます。
●ハーバー/プランティン/9.6ft
ご批判を恐れずに言えば・・・
このプランティンは、テイクオフが速いボードがいいけどパドリングに自信のない方、もしくはご自分のパドル力に衰えを感じているご年配の方におすすめです。
このボードはボード幅は23インチ強、厚みは3.25インチとボリュームがありますが、『ファットキャット』やウェーバーと比べ、重量が若干軽くなっています。
それによって漕ぎ出しが軽く、パドリング時の肩、腕への負担が軽減されます。周りのサーファーに比べ持久力がなくても、決してテイクオフが劣ることはありません。
またライディング時のフィーリングも軽快で、足腰への負担も少なくなります。
まさに、体力の衰えを感じてきた方に理想的なボードです!
・品番:31884
・価格:¥260,000(税込み)
・送料:無料
クリアー、ボラン、ホワイトサイドパネル、レッドシダーダブルストリンガー
グラッシング by ウォーターマンズギルド
続きまして、皆様、もう雑誌「Blue.」最新号はご覧になっていただけたでしょうか?
今回はロビンキーガルとの18年を振り返り、想い出と、日本のトリップと、そして彼のボード、シェープに対する考え方などを書かせていただきました。
今のシーコングがあるのも彼のおかげだと言っても過言ではないほど様々な影響を受けてきました。
彼のボードはなぜ他のシェーパーの作るボードと違うのか、サーフボードにのめり込めばのめり込むほどロビンキーガルのボードに行き着いてしまうのは、なぜか?
ぜひ今夜は「Blue.」を手にとって見てください。
そのロビンキーガルは現在、フランスで精力的にボードをシェープ中です。
なぜ精力的かというと、今年は9ヶ月間もカリフォルニアにいたのでフランスで滞在するために必要な仕事量が足りていないためですが、相変わらずの無計画性と言わざるを得ません。
それなのに11月23日にはモロッコのイベント、それと重なってポルトガルでガールフレンドの誕生日、そして12月1日は自身の誕生日を恒例のモロッコで迎えたいと考えており、またモロッコから帰国後はすぐに引っ越しが控え、延長してオープンしているポップアップストアはクリスマスには忙しくなるし、ということで、計画が苦手な彼は軽いパニック状態に陥っているわけです。
イベントは大事だけど、彼女に気遣い、誕生日をほったらかしにしてモロッコのイベントに行くとは言えないし、モロッコにはボードを持っていくのに車は壊れて動かないし、あと20本はシェープしなければならないし、・・・という感じで、周りの人にはモロッコのイベントに行くと言い、私には彼女の誕生日があるからモロッコのイベントには行かない、と言って時が過ぎるまでごまかそうとしている次第です。
そして挙げ句にロビンが考えついたアイデアは、フランス北部にある知り合いの車を借りて、フランスからポルトガル経由で彼女の誕生日を過ごし、彼女を連れてモロッコにわたり、イベントの参加、そして自分の誕生日を過ごし、飛行機で帰ってこようということです。
しかしフランス北部まで行く時間がありません。そこで白羽の矢が立ったのは現地長期滞在中のperoさんと私です。白羽の矢が立ったというよりも、まことに身勝手な考えなのですが・・・
まずperoさんは現在滞在しているビアリッツから飛行機でパリに行く。そこで日本から来た私と待ち合わせ、電車で4時間のところに住む見ず知らずの人から車を借りる。そこからその車で10時間ほどかけてビアリッツに戻り、ロビンに車を渡す。ロビンは私達がいると彼女とロマンチックな雰囲気になれないということで、一人ポルトガルに向かい、私達は他の方法で直接モロッコに向かうという、彼にとっては最高ですが、私達にとってはなんの意味ももたらさないアイデアを提案してきました。
「そのために私にフランスに来いというのか!」と、もちろん私は即座に却下したわけですが、果たしてperoさんは一体どうなるのでしょうか・・・・
と、かなりどうでもいい話をわかりにくく説明させていただきましたが、とにかく彼はボードを作っています。
そのうち何本かは日本にも送られてくると思いますので、ぜひロビンファンの皆様は楽しみにお待ちください。
現在、イェップ!には30本(そのうち8本はご予約済みです)のロビンシェープのボードがございます。
中にはかなり初期に作られたものもございますが、最新シェープのものもたくさんあります。
彼はハンドシェープボードを作るとき、同じものを作ろうとは考えていません。
いつもシェープをしながら「こうすれば・・・もっと良くなる」と考え、その意識をあえて封じ込めず、アイデアを惜しまず注ぎ込んでシェープをします。
そういった意味で彼は常に進化しているので、新しいボードのほうが完成度は高いと思うのですが、以前に作られたボードもその時期としては最高のもので大変捨てがたいものです。
モデルが違えばコンセプトが違い、乗り味が異なるのは当然ですが、同じモデルであってもその乗り味は大きく異なります。
しかしどんなボードも一度乗れば目から鱗が落ちるほどに今までのボードとの違いを感じさせてくれるはずです。
どちらかというとコンディションが限定されるボードもありますが、それだけに彼の深い才能を感じていてだけると思います。
まだロビンキーガルのハンドシェープボードを手にしたことがないなら、極上コンディションでも新品より随分お得ですので、ぜひご検討ください!
引き続き、楽しい週末をお過ごしください。
シーコング藤沢店
田中
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