シーコング店長ブログ

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カリフォルニアのご報告!

一昨日、カリフォルニアから帰国しました田中です。


ご存じのように今回はロビンキーガルの永遠のパートナーともいえるクリスの急死に伴って、葬儀に参列することが主な目的でした。


すでに5月、6月、7月と渡米していたため、仕事はほぼほぼ片付いていたので、打ち合わせというよりも、顔を合わせて食事をすることの毎日でした。


そのためにブログに書くようなネタがあまりなく、ついついと筆がおろそかになっていました。(以前からお約束していることもすっかり忘れていました)


前回のブログでも書きましたが、今回の渡米では20年来の友人に会う機会が多かったので、改めて年の流れの速さを感じました。


それによって、これからの20年、30年を意識せざるを得ないということを強く感じました。


時代が変われば経済的な背景も変わり、20年前のように「サーフィンで飯を食っていこう」と試みる10代のサーファーは減ってきていると思います。


その数少ない者たちの中から、才能を開花させ、そしてオリジナリティを継続していくことができるのは、さらにごくわずかです。


日本に住んでいる私たちがそのような才気あふれる世代を発掘することはとても困難です。


そこで頼りになるのは、やはり今シーコングが取り扱っているブランドのシェーパー達です。


幸いなことに、彼らは世界を代表する一流であるだけに、あらゆる情報がすべて彼らを通過していくようになっています。


一流のネットワークは新たな一流のネットワークを生み出してくれます。


今回、アレックスノストから一押しされ、今後シーコングで取扱うようになるニックメランソンも彼らのネットワークによるものです。


20代前半でブランドを起こしたロビンキーガルは一流に駆けあがる条件として「とにかく、一流のサーファーが集まっているところに顔を出すことが大事だ。彼らの集まりの中にいつもいること、それが重要なネットワークを作ってくれるんだ。そうでないやつは一生その中に入っていくことができずに、側道を生きていくことになるんだ」と言っていました。


ニックメランソンはまさにそれを実践しているサーファーでした。


パーティ、パドルアウト、行きつけのバー、誰かの誕生会、それらの行く先々に彼の姿を見たのです。


彼は直感的にそうすることが重要だと知っているようでした。


何度も顔を合わすことによってコミュニケーションが生まれ、お互いを理解し合うようになりました。


「俺たち(ニック専属のラミネーターであるマックスとニック)はどうすればいいんだ?」とニックは私に聞いてきました。


「それはお前たちで決めろよ。シーコングは君たちをコントロールしようと思っているんじゃないんだ。別に優等生である必要もないし。ただ自分たちで歴史を作っていくつもりでサーフボードを作って欲しいだけなんだ」と、私は答えました。


彼らは興奮気味に、「わかった。任せろよ。」と言いました。

 

 

それでは、いくつか今回の写真を紹介させていただきます。

 

 

◆クリスのために集まったビーチに掲示されていた、数々の懐かしい写真

 

 

◆SEEAのアンバサダーであるマケイラスミスは地元サンクレメンテで50年以上続く家業の花屋さんにいました。クリスの自宅に持参する花をアレンジしてくれ、その上破格の割引をしてくれました。今頃はカシアミーダーとモロッコでイベント開催中です。

 

 

◆とある金曜日の夜、コスタメサで開かれていたフォードアーチボルト主催の大パーティ。




◆パーティの壇上では、当地のイベントには欠かせないダノーのライブ。



◆「この場にいることが大切。と知っているニュージェネレーションのスターたち。右端はカリーナロズンコ、次にマケイラスミス。左端はトロイの奥さんの妹(名前は忘れました)。そして最前列はニックメランソン。



◆ある日のラミネート工場。ゴールデンステーツに集う、アレックスとトロイ。このような日常の一コマが、地域の文化を継承していく。




◆ニューヨークに送られるジャスティンアダムスのボード。



◆近年、シェープに対するこだわりを増し、自身ならではの世界観を広げるアレックスノスト。




◆ウォーターマンズギルドのラックにあった仕上げ待ちのデューイウェーバーのボード。



 

このように、オレンジカウンティはサーフィンの歴史にベースを置いた文化が世代を超えて継承されています。


機能性や最先端の素材ではなく、また誰かと競うわけでもなく、古き良きものの魅力を楽しむ、それが彼らのサーフィンカルチャーです。

 

そんなオレンジカウンティに怪訝を示すのが、デーンピーターソン。


ロサンゼルスで育った彼は、もちろんボードデザインのベースは1960年代に置きながらも、もっとラディカルにパフォーマンスできるボード作りを目指しています。


また自分の作るボードはすべて世界最高のものでなければならないという信念から、世界のハイエンドサーファーたちの御用達としてごく少数のボードを作っています。

 

 

◆フランスの署名な写真家トーマスロディンがちょうど撮影中。



◆時間的、金銭的な妥協ができずにこだわり尽くすデーンピーターソン。



 

私たちシーコングはこれからも世界最高の価値あるサーフボードをお届けさせていただきます。

 

皆様のご来店、お問い合わせをお待ちしております。

 


シーコング藤沢店
田中