藤沢店の田中です。
うれしいお知らせです。
シーコング創業当時よりデューイウェーバー一筋で活躍を続けているライダーの戸井田雅秋が、昨年11月に行われた「ねんりんピック」にて優勝しました。
そして先日、そのことを受けて神奈川県黒岩知事を表敬訪問したときの写真が届きましたのでご紹介させていただきます。
※右から二人目
「ねんりんピック」とは、正式名称を「全国健康福祉祭」といい、スポーツや文化種目の交流大会をはじめ、健康や福祉に関する多彩なイベントを通じ、主に60歳以上の高齢者を中心とする国民の健康保持・増進、社会参加、生きがいの高揚等を図り、ふれあいと活力ある長寿社会の形成に寄与するため、昭和63年(1988)年から毎年開催されています。
そして昨年令和4年(2022)年の第34回全国健康福祉祭は、神奈川県、横浜市、川崎市、相模原市等の主催で、神奈川県内で初めて開催されました。
上記のように「ねんりんピック」は、NSA主催やローカルコンテストと違い国がバックアップしている大会で、そこで優勝することはとても名誉あることです。
2000年頃、当時茅ケ崎に住んでいた及川秀一というサーファーがシーコングのチームライダー第1号にライダーとなりました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、及川さんはハイパフォーマンス全盛だった当時の日本のロングボードシーンにおいてシングルフィンをクラシックスタイルで乗りこなす稀有な存在で、そのキャラクターもあり多くの皆様に愛されてましたが、その後ガンを患い40歳を目前に亡くなられました。
生前はカリフォルニアで行われていたデューイウェーバークラシックコンテストにおいて3連覇を成し遂げるなどのシーコングの黎明期に多大な功績を残してくれました。
その及川さんに初めてのチームボード、ウェーバーのスタイリストを渡した翌週のこと、及川さんがお店に来て言いました。
「あのスタイリストで早速、茅ケ崎の大会に出たんですよ。調子よかったので優勝したんだけど、一つ年上のクラスにもう一人ウェーバーに乗ってる人がいて、その人も優勝してましたよ」と。
「誰か心当たりある?」と及川さんに聞かれたのですが、当時、シーコングのボードに乗って、特にハイパフォーマンスの全盛期の中でウェーバーのシングルフィンに乗って大会に出るお客様にはまったく心当たりがありませんでした。
「誰だろう?」と私が言うと、「赤くて長いパフォーマーで真ん中に黒い線が入ったボードだった」と及川さんは言いました。
「それ、試乗ボードですよ」と私が口にしたとき、「こんにちはー、この前借りたボードを返しに来ました。いやー、調子よすぎて大会に使ったら優勝しちゃいました」と勢いよくお店に入ってきたのが戸井田さんだったのです。
その場で及川さんと意気投合し、「せっかくだからライダーに」ということになり、その後の活躍が始まったのです。
鵠沼全体でもまだシーコングのボードを乗っていただく方が稀だったころからずっと欠かさずウェーバーで海に通っていただきました。
とにかく戸井田さんはウェーバー、特にパフォーマー一筋で、NSAの全日本大会で全国を勝ち抜いてきた200名のサイドフィン付きのボードに乗る猛者たちの中で唯一一人シングルフィン、それも「ウェーバーパフォーマー」で見事優勝を飾りました。
このたびシーコングを長年支えていただいた戸井田さんが「ねんりんピック」で優勝されたことは私にとってもとても感慨深いことです。
※右から2人目が戸井田雅秋、左から3人目が及川秀一、左から6人目は小林恵理子、左から2人目が小林直海君です。
及川さん、戸井田さんから始まったご縁が皆様との繋がりに広がっていったと思い、あらためて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
これからもあらゆる方とのご縁を大切にするよう努めてまいります。
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シーコング藤沢店
田中