シーコング店長ブログ

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あらためてウェーバーパフォーマーモデルを深堀り!!

こんにちは。

大阪店の中野です。

 

 

渡米前に、

『ウェーバーのアパレルが再びオーダーできるように話をつけたから、欲しいものリストをまとめておいてよ!!』

とボスから連絡がありましたので、簡単な希望リストを送っていたのですが、現地から再び連絡があり、

『もっと頼めるかもしれないから追加があったらまた言ってよ』

とのことでしたので、色々と過去の雑誌やネットを見て物色している最中です。

 

 

昔ウェーバーの旧ショップを訪れた際にこんな小冊子がありました。

 

 

最近のウェーバーアパレルはこちらにたくさん紹介されています。

 

 

ビンテージのものとなるとこんなものも

 

 

これまでにも数々のアイテムを販売しているウェーバーチーム。

 

シーコングから何でもかんでもオーダーするわけにもいかないのですが、厳選に厳選を重ねた激レアなアイテムも入荷しそうです。

 

っということで古参のウェーバーファンの皆様。

 

どうぞお楽しみに!!

 

 

話しは変わりまして、

永らくウェーバーの入荷もありませので、現在のウェーバーの大阪店ストックはパフォーマー1本、そしてスタイリスト1本と寂しい限りです。。。

もう間もなくウェーバーの入荷も控えているのですが、せっかくですので本日はあらためてウェーバーパフォーマーについてご説明させていただきます。

 

まずウェーバーパフォーマーを一言で表すなら

 

『銀河系一テイクオフが速いリアルクラシックボード』

 

という最高の名誉を得たサーフ史に名を刻む世界最高クラスのサーフボードです。

 

▶▶1960年▶▶

 

1960年に誕生したウェーバーサーフボードは、1950年代後半以降、世界的にも有名なサーファーであったデューイウェーバーが満を持して立ち上げたブランドです。

 

小柄ながら鋼のように鍛えられた筋肉質な体つきと、アグレッシブなホットドッキングスタイルを確立した彼の元には、デビッドヌヒワ、ナットヤング、ドナルドタカヤマ、マイクタベリング、ジョーイハマサキetc..など著名なサーファーをチームライダーとして迎え入れ、ウェーバーブランドを確固たるものとしていきました。

 

またチームカラーである赤のジャケットとトランクスに身を包み『レッドコーツ』として数々の大会にチームライダーを送り込むことに成功し、賞を総なめにしていくのです。

 

1960年の創業当時のウェーバーが作るサーフボードは、当時流行の最先端であったベルジーピッグにインスパイアされたその名もウェーバーピッグでした。

 

その他多くのサーフブランドがこぞってこの流線形のピッグを作っていましたが、ウェーバーも例外なくこのピッグを主軸に商売を展開していました。

 

▶▶1964年▶1965年▶▶

時は流れ1964年。

 

デューイウェーバーの抜群の知名度を生かして、ウェーバーサーフボードは右肩上がりの商売でしたが、どこもかしくもピッグボードを販売していることに嫌気が差し、ついにデューイは新たなモデルの開発に取り組むのです。

のちにパフォーマーと名がつくこのボードのメインコンセプトはピッグからの脱却でした。

 

現在はこのころ(1964年後半から1965年)のパフォーマーを当時はまだモデル名もなかったことからプリ・パフォーマーと呼んでいます。

 

当時のピッグボードをよりストレートにし、ボードワイドを加えました。

 

これによりボードに安定感が生まれました。

フィンはDフィンまたはハチェットフィンが交互に試されていた時期でもあります。

 

 

▶▶1966年▶▶

1966年ハロルドイギーとともに開発に取り組んだボードが正式に"パフォーマー"として販売されることとなりました。

他のブランドと比べてもワイドなボードデザインが多くのサーファーを魅了し、有名なウェーバーから発売された新作とあって瞬く間にベストセラーボードとなりました。

 

サーファーとしてだけでなく、ビジネスマンとしても確固たる地位を築き上げた瞬間でもありました。

 

▶▶1967年▶▶

 

前年の成功に酔いしれることなく、デューイは更なる一手を打ちます。

 

なんとパフォーマーモデルの改良に踏み切るのです。

 

1966年のパフォーマーを大幅にボリュームアップさせることにより全く違うパフォーマーのプロモーションを打ち出し、前年にパフォーマーを購入した方がさらに欲しくなるように促したのです。

 

ビギナーから上級者まで人気のモデルとなり、ノーズからテールまで極限にワイドな1967年式のパフォーマーは抜群のパドルスピードと簡単なノーズライディングを可能としました。

またハチェットフィンとの相性もばっちりで、その名のとおりパフォーマンス性にも優れたボードでもありました。

 

結果この試みは大成功となり、パフォーマーとして販売した1966年、1967年のわずか2年の間に1万本も販売することとなりました。

 

 

現在ではウェーバーパフォーマーと言えばこの1967年式のワイドなモデルを指し、現在でも本家ウェーバーまたはシーコングでずっと販売され続けているボードです。

 

 

1967年式の最もワイドなパフォーマーは、販売から50年以上経ってもまったく形状が変わることなくまたその価値も普遍的なものです。

正に銀河系一の最速テイクオフを奏でるリアルクラシックボードとして現在も君臨している世界最高クラスのサーフボード。

 

カリフォルニアスタイルのシングルフィンロングボードが世界の標準となった今、あらためて古いものの価値が試されている時期でもあります。

 

多くのサーファーのニーズに応え、またリアルなクラシックであるというボードは正に唯一無二の存在です。

 

各店には無料の試乗ボードも常備しておりますのでぜひその圧倒的なテイクオフ性能とリアルなボード価値をお確かめください!!

🔶パフォーマー 9’6ft

クリアーデッキ、ディープブルーボトム&レール、1/2ダークウッドストリンガー

 

どうぞよろしくお願いいたします。

シーコング 大阪店 中野