シーコング店長ブログ

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デーンピーターソンとボードの魅力、ハチェットフィンのススメ、エルモアホットドック

こんにちは中山です。

 

大阪店がこの夏はエルモア推しという事で、エルモアのボードを紹介したいと思います。

 

 

東京江戸川店には新品のホットドックと中古のホットドックがあります。

左が中古ボード:右が新品ボード

 

前回の入荷からホットドックが改良されたと聞いていたので、実際に見比べてみました。

 

一番触ってすぐわかった違いはレール形状です。

改良前はテールからノーズまでふっくらとしたレールです。

 

改良後は全体的にレールが薄く仕上げられ、今時なレール形状となっています。

 

ノーズコンケーブにも違いがありました!

 

改良前は深くてボードのセンター近くまで入っています。

 

改良後は広く浅く入っており多少長さも短くなっているようです。

 

改良されたホットドックは以前のよりも幅広いコンディションに対応しやすいノーズライダーに進化しているようです!!

 

この改良されたホットドックはかなり調子が良さそうです!

ノーズライディングがしたい!!って思っている方にはオススメです!!

 

ブランド エルモアサーフボード/Elmore Surfboards
モデル ホットドッグ/Hotdog
長さ(ft) 9.8ft
幅(インチ) 23 3/8inch
厚み(インチ) 3inch
重量(kg) 8.7kg
フィン シングル
素材 ポリエステル
付属品 なし
価格(税込) ¥366,000
送料 ¥無料

このボードのお問い合わせはこちら

 

 

シーコング東京江戸川店 中山

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こんにちは。

大阪店の中野です。

 

本日はハチェットフィンってどうなん??

 

というご質問がありましたので、このブログでも書いてみたいと思っております。

Hatchet Fin

 

ハチェットフィンの詳細はこちらから

 

ウェーバーパフォーマーモデルの専用フィンとしてお馴染みのこのハチェットフィン。

 

実際にパフォーマーの接客中に、『そうそうこれがパフォーマーの専用フィンなんですよ』とお客様にお見せすると、大体の方がこのフィンのデカさに驚きます。

 

 

遡ること1964年。

 

後に名作クラシックボードとして語り継がれる、パフォーマーの原型が1964年に誕生します。

 

パフォーマーのコンセプトはとにかく当時巷に溢れていた"ピッグボード"からの脱却でした。

 

1950年後半にデイルベルジーが生み出したこの革新的かつ永久不滅のボードデザインは、瞬く間にサーフボードのスタンダードとなり、当時多くのブランドがこのピッグボードを削っていました。

 

すでにスターサーファーとなっていたデューイがサーフショップを立ち上げた当時もやはりこのピッグボードが主力のボードとなっていました。

 

しかし、どこもかしこもこのピッグボードを売りだしていることに嫌気が差したデューイはやがてピッグボードからの脱却に着手します。

 

1964年、現在のパフォーマーの原型が生まれます。


ピッグのアウトラインは鳴りを潜め、ボードのアウトラインを広げ、ストレートラインを長めにとったボードを作り上げました。

 

この年以降は、丸太のような太いレールはドンドン薄く、またアウトラインはさらにドンドン広がっていくこととなります。

 

フィンは、当時の一般的なDフィンが付いていました。

 

そして1965年。

 

このボードのパフォーマンス性を高めるために、デューイは画期的なデザインを作り上げたのです。

 

それがこのハチェットフィンです。

当時のDフィンをさらにモディファイした形状となっており、丸みのある曲線的な形状から直線的なラインにカットにして、内側はグルっと切り抜いたかのようなカッタウェイデザインとなりました。

 

まだ世間にグリノーフィンが出回る前の世界です。

 

 

当時デューイはこのフィンを"ターフィン"と名付けており、明らかにDフィンよりパフォーマンス性を高めることに成功しています。

またフィンの高さを伸ばすことによって、ボードの安定性が増幅され、ノーズライディングのアプローチを向上させることとなりました。

 

この"ターンフィン"は手斧のような形をしていることから、別名"ハチェットフィン"と呼ばれることとなり、実際にはこの"ハチェットフィン"というあだ名が正式名称となることになります。

 

1965年、1966年とパフォーマーにはDフィン、そしてハチェットフィンが交互に使用されることになります。

 

翌年の1967年はパフォーマー自体の形状がさらに大きくなり、大きくなった分Dフィンよりもこのハチェットフィンがパフォーマーの性能を飛躍的に向上させることとなり、ついにパフォーマーの完成形が誕生することになりました。

 

正にパーフェクトパフォーマーの誕生です。

デューイがピッグボードの脱却を図ってから数年、度重なる試行錯誤の末ついに理想のサーフボードを完成させたのです。

 

それにはこのハチェットフィンが絶対に不可欠でした。

 

時はすでに1967年となっていました。

 

現在手に入るパフォーマーはボックス式ですので、実際には様々なフィンセッティングが可能です。

 

しかし、サーフィンは昔を懐かしむ"ノスタルジア"を感じることがとてもとても大事なパートです。

 

デューイが全身全霊をかけ、試行錯誤の上に作り上げた名作パフォーマー、そしてこのパフォーマーの性能を最大限引き出すことを名目としたこのハチェットフィンこそが正にこれ以上ないベストなフィンチョイスなのです。

 

パフォーマーはとにかく

 

◎銀河系一の最速テイクオフボード

◎サーフィン史に残る名作クラシックボード

◎サーフィン界きっての無敵のモンスターボード

 

デューイウェーバーという豪傑が乗り、デューウェーバーという豪傑が生み出した歴史上類を見ないほどの性能を兼ね備えた名作ボードです。

 

またパフォーマーはサーフボードの機能性と歴史を正当に継承された数少ないモデルで

もあります。

 

ぜひハチェットフィンを付け、1960年代当時の風を感じてください!!

 

それでは現在のパフォーマーのストックボードのご案内です。

【OUTLET】 9'4ft パフォーマー/Performer #231011

ウェーバーレッドソリッド
※空輸の際にできた極わずかな凹みがボトムにありますので、お値下げいたしました。浸水の恐れはありませんのでそのままご使用いただけます。
ラミネート by ウォーターマンズギルド

 

9'4ft パフォーマー/Performer #231221

クリアー、1/4ダブルダークウッドストリンガー、フォームテールブロック

ラミネート by ウォーターマンズギルド

 

9'6ft パフォーマー/Performer #231215

ハニーイエローソリッド

ラミネート by ウォーターマンズギルド

 

9'6ft パフォーマー/Performer #231013

ホワイトソリッド、ブラックストライプ&ブラックサイドパネル

ラミネート by ウォーターマンズギルド

 

9'6ft パフォーマー/Performer #231214

ホワイトソリッド、ブラキッシュオレンジストライプ

ラミネート by ウォーターマンズギルド

 

9'7ft パフォーマー/Performer #230712

オールドボードティント、ウェーバーレッドストライプ&ウェーバーレッドパネル、ブラックピンライン、ノーズブロック、ハチェットフィンオン

ラミネート by ウォーターマンズギルド

 

9'10ft パフォーマー/Performer #230714

クリアー、2.5インチブラック&レッドストライプ、3/8ダブルダークウッドストリンガー

 

10ft パフォーマー/Performer #230215

クリアー、2インチバルサストリンガー

ラミネート by ウォーターマンズギルド

 

以上となります。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

シーコング 大阪店 中野



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現在、ロングボードサーフィン界のビッグネームの一人、デーンピーターソンがカリフォルニアから来日中です。


今回の来日の主目的はデーンが主催する「July Wetsuits」のプロモーションです。

デーンは”アンヒンジド”サーフボードのシェープ以外にもウェットスーツ、そしてアーティストとしてカメラマンとしても仕事をしています。


来日してからはイベントの準備や印刷物、写真のフレーム、ウェットスーツのミーティングを朝から晩まで行い多忙を極めていますが、それにもかかわらず先週末はシーコング藤沢店の店頭に立ち接客、販売を手伝ってくれました。


あのデーンピーターソンが直接、サーフボードについて説明してくれるということで、予想以上にお客様が引き込まれていくのがわかりました。


本来は、別のブランドの中古ボードを予約していたにもかかわらず、デーンにカスタムボードをオーダーされた方、通りかかりに立ち寄っただけだったのにNEWボードをご購入された方など、デーンにとってもとてもやりがいがあったようで、「俺も日本に移住しようかなあ」と言っていたくらいです。

 

デーンはご存じのとおりサーフィンにおいてはとびぬけた才能を持っているサーファーの一人ですが、本人はサーファーとして自分が露出するよりも、クリエーターとしての存在感を重視しているようです。


彼の写真作品を見るだけでも、私は「自分にはこのような才能はないな」と感じ、私凡人とアーティストとはかけ離れていると実感させられます。

 

デーンピーターソンのインスタグラム


デーン自身もサーフボードのシェープについてクリエイト(創造すること)の重要性をよく語っています。


「クリエーターは新しいものを創造するんだ。新しいモデルをつくるとき、クラシックロングボードをベースにしていてもそのディテールはまったく新しいものなんだ。けっして模倣しているんじゃないんだ」


「シェーパーは星の数ほどいるけど、二つのタイプに分かれる。オリジナルを生み出すシェーパーと模倣するシェーパーだ。俺は自分のサーフィンを通じて、オリジナルを創り出しているんだ・・・」

 

現在、シーコングでは10ブランドのロングボードを販売しています。


そのすべてが世界的に名が知れ、評価されるブランドですが、それぞれのシェーパーの才能、歴史を捉える視線、本人の体格や嗜好によって、すべてのブランドが違うサーフボードをつくっています。


自動車にもブランドや形状の違いがあるように、サーフボードもまた同じです。


価格も、目的も、それぞれです。


何を選ぶかは、それぞれのサーファーの自由ですが、そのシェーパーのサーフィン、そのシェーパーのボードづくりのコンセプトを知ることによって、自分に合ったボードを見つけることができます。


逆に、そのシェーパーのサーフィンを見たことがなかったり、ボードのコンセプトを理解せずにボードを購入してしまえば、後悔にもつながります。


専門誌が休刊に追い込まれ、ネット上にあらゆる情報が錯綜した現代社会において、真の情報を手に入れることは困難ですが、そうしなければ本当に自分の求めているサーフボードの出会う確率は少ないのです。


サーフボードの性能を他のボードと比べることに意味はありませんが、何が本当か、その違いを知ることは重要です。

 

デーンのつくるサーフボードの特徴、他のブランドとの違いはシンプルです。


デーンのブランド「アンヒンジド」にはいくつかのモデルをラインナップしていますが、どのモデルも共通しているのはコントロール性の高さです。


彼は、クリームの『ファットキャット』と比較して、自分のボードをこう説明していました。


小さく、力のない波では、重量とボリュームがある『ファットキャット』は非常に優れている。またビギナーであっても簡単に波に乗れることができるだろう。


しかし、波のサイズが少しアップしたとき、風の影響でラフなコンディションになった時、そしてボードをもう少し動かしたいと感じたときには、自分のボードの方が優れたパフォーマンスを引き出すだろう。

 

 

つまり、アンヒンジドサーフボードのコンセプトはイージーでありながら、安定感よりもコントロール性の比率を少し高めているのが特徴なんだ。

 


特に、水平方向の動きだけではなく、波の縦方向にもボードを動かすことができるから、サーフィンの奥行きが広がるんだ。

 


それに、個人個人にマッチしたサーフボードはカスタムオーダーによって、最適な浮力が備わるように調整しているんだ。

 

店頭で直接デーンからこれらの説明を受け、さらに詳細なボードの幅やアウトラインのカーブについて説明されれば、”イチコロ”となってお財布のひもを緩めてしまうのでした。


デーンピーターソンのシェープする”アンヒンジドサーフボード”にぜひご注目ください。


アンヒンジドサーフボードの在庫はこちら

 

また本日からあの、ローラミニョー、カリーナロズンコが来日します。

 




7月31日の水曜日には、藤沢のカフェ「マタリ」でささやかなパーティを開催します。

 


どなたさまもご自由に出入りできますので、ぜひお気軽にお越しください。

 


先ほど、シーコング藤沢店の2階事務所兼宿泊所に新しい冷蔵庫が届きました。

 

元々あった冷蔵庫が小さすぎて、自分の買ってきた果物や飲み物も入れられず、また泊めてもらっていることへのお礼もかねてデーンが買ってくれたのです。


それも前日に小さなスペースに収まるように、電気店まで行って採寸を済ませてくるというまさにデーンらしい気の使いようでした。


今まで多くのサーファーがそこに泊まりましたが、ただただ汚して放置して買えるだけだったのですが、それに比べるとデーンは何といい奴か!と、スタッフ皆で褒めたたえているのです。

 


シーコング藤沢店
田中