藤沢店の田中です。
約1か月にわたるロビン、アレックスとの旅もようやく終わり、ようやく日常に戻りつつあります。
10代の頃より、世界のロングボードシーンを時に寄り添い、時に反目し合いながら席巻してきた二人ですが、そのライフスタイルは対照的です。
「シェープは楽しんでやってるよ。だから本格的なシェーパーのようにのめり込んでやりたいとは思っていないんだ。作りたいもの、探求したいものを楽しみながら作っているって感じさ」と、今回の旅の途中、アレックスは話しました。
片や「シェープとは自分自身をシェープすること」と以前語っていたように、ロビンキーガルは時に生活を犠牲にしてまでシェープにのめり込み、多くのサーファーには理解できないような究極のサーフボードを創り続けています。
アレックスノストは常に紳士であり、ピースフルな振舞いによって、周囲にはいつも友人が集まり、穏やかな生活を送っています。
ロビンキーガルは周りの取り巻きにも自分と同じような究極性を求めるあまり、常に軋轢が生じ、天涯孤独という言葉が似あうように、世間に背を向けて生活しています。
2000年代の中ごろ、二人の上昇志向は合致し、ポストジョエルチューダー世代の筆頭としてロングボードシーンのメインストリームに躍り出てきました。
1960年代にベースを持ちながらも、それまで見たことのないような斬新なカラーリングデザイン、アウトライン、性能を持ったロビンキーガルが創りだしたボードは、アレックスノストの異次元のライディングによって、ノーズライディング一辺倒だったロングボードシーンを新たな可能性に導いたのです。
彼ら二人が開拓者であったことに異論を唱える人はいないでしょう。現在の世界のロングボードシーンを見ればそれは明らかです。ハイパフォーマンスロングボードはとうの昔に視界から消え、シングルフィンロングボードは新たな次元に移行しています。
しかしそれらは今から15年以上前、彼らが提唱していたことなのです。
陰と陽というわけではありませんが、対照的な二人によってサーフボードの歴史は引き継がれてきたのです。
サーフィンの歴史への畏怖と敬意を忘れず、最高のサーフボードを創り、最高のサーフィンをし続ける二人の影響力は計り知れず、また彼ら自身のオリジナリティを高めています。
彼らが創り出すボードに乗るということは、世界最高のサーフボードを手にするここと同義語なのです。
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シーコング藤沢店
田中
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