藤沢店の田中です。
8月にボードをシェープしたというロビンは現在ポルトガルのイベントなどを舞台に遊んでおり、昨日の夕食の写真ではあのジャスティンアダムスと席を並べていました。

そんなロビンが作ったボードをお待ちの皆様のために、私は航空券を予約し準備を整えているところですが、ロビンからいまだに何本ボードをシェープしたかの情報はもらえていません。
私の予約した航空券はスイスのチューリッヒ空港までで、その先の行先はロビンの返事待ちなので、このままでは渡欧を中止するかまたは前回のように空港で何日間も待ちぼうけ、ということになりそうです。
このように私を困らせているロビンですが彼はそれをわざとやっているわけではありません。
一週間も先の予定はわからないし、それを今から準備してスケジュールをコントロールすることができないだけです。
それは待ち合わせの当日に予定通り自宅を出発しても、途中でお腹が空けば、待ち合わせ時間のことは頭から消え去り、食事に集中してしまう彼の日常的な行動と同じなのです。
一つのことに集中しすぎるあまり、他のことが思考から消えてしまい、それによって周囲の人間と調和することは不可能になっています。
誰かが文句を言えば「それは俺が悪いんじゃない」と言い返し、長年の友情が一瞬で途絶えてしまうこともしばしばです。
それだけ彼の行動は直情的であり、そのために彼の創るボードは彼の感性が直接投影されたアートとなるわけです。
現在、彼は遺産を相続したことによって生活のためにボードを作るのではなく、創りたいときに作りたいボードだけをシェープするシェーパーとなりました。
それによって、彼は今や三次元のアートをサーフボードという形に投影するアーティストになったのです。
小説を書く作家、絵画を描く画家、メロディを想像する作曲家と同じように、彼は1本1本のボードを創るのです。
そんな彼の作品に魅了されるサーファーは世界中に存在します。
しかし、たまたま14歳のころから彼を知っていたことによって世界中のどこよりもロビンキーガルがシェープしたサーフボードは日本にあります。
社会からの逃避行を続ける彼の生活状況を考えると今後ますます彼の創るサーフボードを手にすることは困難になるでしょう。
もしお手元にたまたま彼の削ったボードがあるのであれば、今一度そのボードを見返して、触ってみてください。
明らかに他のサーフボードとは違う美しいアウトラインに目を覚まされ、滑らかで繊細なレール形状に気が付くはずです。

彼のボードがお手元にあった偶然をぜひ幸運と思っていただき、大切にご使用ください。
彼の返信を待ちながら、思いつくことを書いてみました。
ロビンキーガルシェープのボードはシーコング各店にまだ数本ございますので、ぜひ一度お店をのぞいてみてください。
皆様のご来店、お問い合わせお待ちしております。
シーコング藤沢店
田中
