シーコング店長ブログ

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ロビン情報&ガトヘロイ入荷情報!

藤沢店の田中です。

 

昨日朝起きてみると久々にロビンから大量のメールが送られてきていました。


1通目のメールではフランスのギタリーにある工場の近くで空き店舗を見つけたらしく、そこに毎年夏の間だけお店を開こうかなという内容でした。


しかし2通目からは様相が代わり、今年中にカリフォルニアに戻らなければならない。いろいろな問題から逃げられない状態になっている。税金や免許証や、相続した後に売った家の電気代や水道代などの請求が来ていて、その問題を解決しなければならないとのことです。


おまけに3通目以降のメールでは、今年から一緒に会社を作ったフランス人の悪口から始まり、世界情勢への不安や終末論、そして挙句はやはりフランスでも税金や運転免許証、銀行口座の問題を抱えていて、八方塞がりになりそうだ、ということが長く綴られていました。


基本的に彼には相続した財産があり、サーフボードやその他にも物を作る才能があり、そして世界中にそれを待ち続けている多くのファンがいるわけで、それらをしっかりとやっていれば何も問題は起こらないのです。


ところが売った家の電気代の請求が1か月遅れで来た場合、彼はその家はもう売ったんだから自分は払う必要がないと考えるのです。


運転免許証を停止されて、半年間奉仕活動をしなければならないことについても、それは自分にはできないことなのに、なんでそんなことを言ってくるんだ、と考えるのです。


携帯電話がないと身分証明ができないから銀行口座を凍結すると言われても、携帯電話に囚われたくない、というのです。


そんなこんなで問題がどんどん増えていき、カリフォルニアからフランスへ、そして現在はそのフランスからポルトガルに行こう(逃げよう)としているのです。


彼の現在の心配はポルトガルに行ってもEU圏内なので、EUから追い出されるかもしれないし、カリフォルニアに帰ったら身柄を拘束されるのではないかということです。


そこで彼は次の場所としてブラジルかアルゼンチン、もしくはメキシコへ、などと本気で考えているのです。


そしてそれを彼は自分自身に原因があるわけではなく、すべてアメリカやフランスの政府、そしてそれに従っている同国民に責任があると本気で考えているのです。


大げさな話ではなく、ロビンキーガルとはこういう男なのです。


ロビンキーガルを語るとき、天才シェーパー、才能あふれるアーティスト、優れたサーファーと形容されますが、彼の創りだすサーフボードの形状、色彩感覚豊富なアーティスティックなビジュアルの説明だけで、彼のことを語れないのはおわかりいただけると思います。


彼の人間性、生き方を知らずして、彼の創るサーフボードが他のシェーパーが作るサーフボードと違うとは知ることができないのです。


普通じゃないからこそ、理解を超えたボードを創ることができるのです。


そのロビンキーガルは5通目のメールでは、「6月、7月、8月はシェープ、シェープ、シェープだ。最良のブランクスは山のように持ってるんだ」と息巻いていました。


「とにかく8月末までにボードをたくさんシェープして、9月、10月はポルトガル。そして11月から1月にかけてカリフォルニアで問題を解決し、っポルトガルに戻ってシェープする。5月にフランスにもどり工場を稼働できる状態にし、6月、7月、8月は再びシェープ、シェープ、シェープだ。そしてその後はどこかに消える・・・」と締めくくっていました。


彼が本当に消えるかどうかは別にして、この不安定な世界情勢の中、この2年間だけはシェープに専念するようです。


いまだそのリストは送られてきていませんが、これからも当分の間は、彼の動向に引き回されそうなそんな予感がしています。


今後の展開にも引き続き、ご注目ください!

 


と、ここまで書いたところ、突然にオーストラリアからずっと以前に注文していたガトヘロイのボードができ上ったので送るという連絡が届きました。

 

オーストラリアのガトヘロイをシェープするのはご存じ若き貴公子カイエリスフリントです。

 

ロビンから薫陶を受けたこの貴公子はロビンの教えに忠実にボードをシェープしますが、そのロビンは「カイはサーフボードのことをよく理解している。もちろん彼のサーフィンの技量が同性代のサーファーよりも飛び切り優れているからこそ可能なんだ」と言っています。

 

 

ガトヘロイ・オーストラリアのシェーパー、カイエリスフリントの『ダガー』のライディングです!

 

 

すでに実際にカイシェープのボードをご使用いただいている皆様にも大変素晴らしい評価をいただいています。

 

ロビンシェープのボードはもう少し高額になりますので、ロビンのハンドシェープにこだわらないのであれば、現在のサーフボードの価格がからすればとてもお買い得価格になっています。(もちろんこれらのボードの原型をクリエイトしたのはロビンであることに他なりません)


ボードのクオリティに関しても、同じくガトヘロイのライダーであるカフーがこれらのオーストラリア製のボードを仕上げており、口うるさいロビンのお墨付きであります。


それでは入荷するボードをご紹介させていただきます。

 

◎ダガー

 

 

元々、「究極のピボットターンができるボード」というアレックスノストの要望ために創ったポイントノーズノーズのノーズライダーですが、ノーズの性能よりもむしろスピード性、ショートボードのように軽いノーズのパフォーマンス性能が際立っている秀逸のモデルです。


いまだこの領域に達しているシェーパーがいないほど、ロビンの才能とオリジナリティを感じることができる究極のボードです。

 

 

◎プレイピッグ

 

 

1950年代後半のベルジーのピッグをロビンがロビンなりに再現した復刻版といえるモデルです。

古き良き時代の古典的なサーフィンのフィーリングを満喫できるモデルです。

 

 

 

◎スペースピッグ

 

 

1960年代後半のホットジェネレーション期のサーフボード(当時のロングボード)をスピードと回転性というそれまでのボードが持ち合わせていなかった性能を究極に追求したボードのロビンキーガルバージョンです。


あくまでもロングボードのコンセプトから発展したもので、このサイズとボリュームであってもロングボードのフィーリングを感じられ、なおかつミッドレングスに近いパフォーマンス性能も味わえます。


シングルフィンロングボードが好きで、なおかつ当時の時代背景にご興味がある敏感なサーファーの方に刺激的なボードです。

 

 

◎スピードアシッド

 

 

ホットジェネレーション期のスペースピッグをさらに時代背景にそって発展させ、ショートボードのフィーリングに近づいた時代、エボリューション期のボードを掘れた速い波でも対応できるように改良された超高速ボードです。


サイズアップしたコンディションでもしっかりとパフォーマンスを残したい方に最適のボードです。

 

ガトヘロイの在庫はこちらから

 


◎クリームフィッシュ

 

 

ロビンがシェープを始めた当時から作り続けられているレトロフィッシュです。


数回のマイナーチェンジは施されていますが、極めてレトロなスタイルを踏襲しているため、ボリュームが十分で、日本のスモールウェーブでしっかりと機能します。


スラスターのショートボードよりも休日を何倍も満足いただけるはずです。


クリームフィッシュの在庫はこちらから

 

入荷は来週くらいになると思います。

 

気になるボードがございましたら、お気軽にご連絡ください。

 

皆様のご来店、お問い合わせをお待ちしております。

 

シーコング藤沢店
田中

 

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