シーコング店長ブログ

シーコング各店より毎日お得な情報をお届けいたします。


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明日、出発します!

藤沢店の田中です。

 

先日からお知らせしておりました渡欧の件ですが、いよいよ明日、出発することになりました。


すでにワクチンの3回目の接種も済ませ、今朝PCR検査を受け陰性証明書を取得しました。


スペイン、フランス入国のための書類やアプリの準備も終わりました。


現地用のアイフォンのSIMカード、撮影用のカメラ一式、ウェットスーツ、ロビンに頼まれたリュートと月琴の2台の楽器も準備しました。


お土産を買いそろえる時間はありませんでしたが、ほぼすべての準備が整いました。


これだけ準備しているにもかかわらず、未だにどこに泊まるのかも知らされず、もちろん現地の予定など一切知りません。


それでも、なんら不安になることもない自分もずいぶん成長したものだ、と達観?しています。

 

コロナが収束に向かいそうな矢先、戦争が始まりました。


それらを含めたいろいろな事情によってサーフボードの価格は上がっています。


また長年大変お世話になった雑誌「NALU」が休刊となり、私たちを取り巻く環境も刻一刻、急速に変化しています。


こんな世の中で、私たちの存在価値は何だろうと考えたとき、やはり「ご購入いただいたサーフボードによって人生を楽しんでいただくこと」だと思い至ります。


シンプルに「サーフボードのあるライフスタイル」によって幸せを感じていただくことが私たちの使命だと考えています。


そのために重要なことは本当に“価値ある”サーフボードをご提供させていただくことです。


世の中には無数のサーフボードが存在しますが、私たちの取扱うサーフボードはそれに値するボードだと自信を持っています。


その中で、やはりロビンがその筆頭にあげられることは間違いないでしょう。


彼の創りだすボードは芸術品に匹敵する鋭利で繊細な美しさと類を見ない優れた機能性を併せ持っていることは、ファンの皆様にとどまらず、一度でもロビンのボードを手にしたことがある方であればご納得いただけると思います。


まさに“天才”の域ですが、それゆえに彼と付き合うことは試練が待ち受けています。


昨夜のメールにはこんなことが書いてありました。


「いつ到着だっけ?もう1回教えて(このやり取りは3回目です)。ここのところずっと忙しかったんだ。毎晩3時まで働いてたんだ(そんなことはあるはずないです)。だからこれから1か月は解放されるよ(私は束縛されます)。100キロ南にポイントブレークを発見したんだ。誰もサーフィンしてない未開の場所だ。その近くでボートを買おう。ボート置き場代は年間たった300ユーロ。ここフランスの半額なんだ。そこを起点に1年のうち半分はポルトガルで過ごそう。そして秋にはセール(帆)を上げてアフリカのセネガルに向かおう。そう“ダイナミックエンデバー2022”だ。帰りにはカナリア諸島やアゾレス諸島を周ってこよう。カールという友人が65フィートのヨット(外洋帆船)を持っててこの前見せてくれたんだ。彼は今地中海をクルージングしながらギリシャに向かってるんだ。そこでその船を手放したいと言ってる。どうこのプランは」


「はぁ?」「はぁ?」「はぁ?」と、私が3度つぶやくのもご理解いただけるでしょう。


過去にはSWAT部隊に射殺されそうになったりしたこともあり、国境のターミナルで係員突然にビンタをされたこともあります。彼はそういう男です。


今回も肝心なサーフボードの話は一切出てきません。


今のところ見通しは決して開けていませんが、何とか30本以上のサーフボードを作らせます。


そうでなければ行く意味がありませんので、しっかりと任務を果たしてくるつもりです。


そうして無事に帰国したあかつきには、ぜひ皆様“価値あるボード”を買いにシーコングまでお越しください。

 

私の留守中も、シーコングをよろしくお願いいたします。


現地からのレポートもお楽しみに!

 

シーコング
田中

 

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