藤沢店の田中です。
ご来店いただいたお客様によく「ブログを楽しみにしている」とおっしゃっていただくのですが、実際には頻繁に面白いことが起こっているわけではなく、またここ2年間は直接彼らと会う機会もなかったため、どうしても過去の話が多くなってしまいます。
たまにロビン、デーン、ジャレッドとは電話で話をするのですが、電話だけではなかなか面白い事件が起こるはずもなく(ロビンはその行動自体が予測不可能なため皆さんにとっては面白おかしく思えるかもしれませんが、私にとってはただの面倒に思えることがほとんどです)、古い雑誌を見たり、写真を整理したりしながらネタを探しています。
私自身は面白いことを書きたいというよりも、シーコングが取り扱っているブランドのシェーパーやサーファーはどのような人間なのかということを知っていただき、彼らの作るサーフボードに興味を持っていただきたいと思っています。
幸いなことに私たちが扱っているブランドのシェーパーはかなり個性的であるがゆえに話題にも事欠かきません。というよりうまいサーファーや手先の器用なシェーパーが星の数ほどいる中でブランドと自分を世の中にアピールしていくには本人の馬力、情熱よりも個性がさらに重要なのだと思います。
結局、実力とやる気があってもそれが短期間にしか発揮されなかったり、周囲の動向を気にして作っているボードのコンセプトまでブレてしまってはその活躍は一瞬で終わってしまいます。しかし個性は本人の根幹なので、短期間だけのものではあるはずがなく、また簡単に変えられるものでもありません。
そういった意味で最終的に残るのは実力とやる気を兼ね備えた“個性的”な者となるのです。
そのようなブランドを取扱っている私たちはとてもラッキー(なぜラッキーかというと、現在取り扱っているシェーパー、ブランドのほとんどはウェーバーを除きほぼすべてロビンを通じての紹介または先方からのアプローチだったのです。けっして選び抜いて厳選したラインナップなわけではなく、たまたまこのようなラインナップになったのです。偶然にロビンを子供のころから知っていて、その周りのアレックスやジャレッドを知ることになり、彼らが勝手に有名になって、作ったボードを私に売っている・・・という感じです。自然に有名サーファーネットワークを手に入れてしまった、という感じが正直な気持ちです)ですし、海外からも羨ましく評価されますが、人間対人間として付き合うには非常に悩まされるのも事実です。
サーフボードを扱いだして24年にもなるのに、未だに予定通り、オーダーしたとおりにボードを完成させるものはただの一人もいません。
長さが違ううえにカラーも違うボードを送ってきて「これが〇〇さんのカスタムボード」と言われて、「はい、そうですか」と言えるはずがありません。
ボードができたからと言われお金を払ったのに「箱を封じるホッチキスの針がない」と言って何週間も待たせた挙句、そのボードの長さを確認してくることもあります(結局作ってなかった)。
それでも私たちが我慢できるのは、彼らが創るボードは素晴らしい、世界一のボードだと断言できるからです。
ジョンペック、アレックスノスト、ロビンキーガル、トロイエルモア、ジャレッドメル、マット&ブリタニー、デーンピーターソン・・・彼らより優れたサーファーはいないでしょう。

デューイウェーバー、ハーバー・・・1950年代から現在まで同じファミリーでブランドを継続しているのは彼らをおいて他にいません。

ロビンキーガル、トロイエルモア、デーンピーターソン、ダノー・・・彼らのようにブレないシェープ理論を持ち、他の誰にもまねのできないサーフボードを創る芸術的ともいえるオリジナリティと高度な性能を持ち合わせたシェーパーはいません。

アレックスノスト、ジャレッドメル、ロビンキーガル、デーンピーターソン・・・彼らのように世界中にその影響力を持つサーファーは他にいないでしょう。

ひいき目に見なくとも、どのように考えても彼らより優れたボードを創るシェーパーはいないだろうと自負しています。
彼らのボードはそれぞれに違いますが、その違い(コンセプト、個性)をご理解いただければ、それに勝るボードはないと本当に思っています。
しかし残念ながらサーフボード、特にロングボードを選ぶ基準というものははっきりしていません。
軽いボードが好きな方、ノーズライディングが好きな方、コンテストスタイルを求める方などその人の目的によってボードの評価自体が変わってしまうのです。
その原因のほとんどは、サーファーがサーフボードについて評価しようとするときの基準が自分自身の経験と知識の範囲内だけにあることだと思っています。自分が知っていることの範囲の中で、自分のフィーリングだけでボードを判断し、その範囲を超えるサーフボードについては評価ができないために、「重い」、「癖がある」、「軽すぎる」、「テイクオフが遅い」、「ターンの時に引っかかって動かない」と言ってしまうことが多い気がします。
サーフィンは日常的に自動車を運転するのとは違い、海の環境、住んでいる場所、海に行ける回数、経験、体格などによって選ぶものが一定であることはありません。
だから求めるサーフボードは人それぞれ違うのが当たり前です。
現在、世界のロングボードシーンはシングルフィンが基準です。
それはシングルフィンロングボードだけがその侍従と重量によって波の上に乗って滑ることができるからです。
1969年以降に生まれたサーフボードはすべてショートボードの影響を受け、レールのエッジやロッカー、複数のフィンによってショートボードのように乗らなければなりません。
サイドフィンが付いたロングボードも同じです。サイドフィンを外してシングルフィンで乗っていても同じです。それらのボードはショートボードのように乗る目的で作られたロングボードなのです。
その違和感が世界のロングボードシーンをシングルフィンロングボードへと一変させたのです。
クラシックロングボードの回帰はその違和感から始まったのです。
もっとシンプルに“波乗り”を楽しもう、と。
サーフィンの楽しさの源泉は“自由”です。
何に乗るか、次のボードはどのようなボードを選ぼうかと考えるとき、自分が本当に求めるものだけを考えていただければ、後悔することはないでしょう。
そのような時に私たちがお役に立てることができるのではないかと思っています。
次のボードに迷ったら、今のボードに満足できない方、ぜひシーコングにお越しください。
押しつけはせず、かならずお役に立てるようにいたします。
サーフボード選びに迷ったら「サーフボード総合カタログ」をご覧ください!

皆様のご来店、お問い合わせお待ちしております。
シーコング藤沢店
田中
