こんにちは。初めまして。
10月より新しくシーコングのスタッフとして加わりました、岡田と申します。
すでに藤沢店でお会いした方も多いかと思いますが、改めてよろしくお願いいたします。
藤沢店スタッフの中村と一緒に、同い年の2人で平均年齢をガクッと下げて新しい風が吹けばよいなと思っています。(といっても2人とも30代になってしまいましたが…)
皆さまが気持ちよくサーフィンができるように、できる限り寄り添ったご案内ができるよう努めます。
さて、私事ですがなぜ”シーコングで働きたい”と思ったのかについて書かせていただきます。
実は、私は学校卒業頃まではサーフィンにひとつも興味がなく、やったこともありませんでした。
母の勧めでサーフィンを始めましたが、当時は”板なんてどれも一緒”と思い、お下がりの安い中古ボードに乗っていました。
そんな中、次第にサーフィンが上達していくにつれてボードに興味を持つようになり、
母が乗っていたDANOのダブルエンダーのことをなんとなく調べてみました。
そこで初めてシーコングの存在を知ったのですが、それでもまだ私の興味心をくすぐるには至りませんでした。
そんな折、2014年5月に私に一筋の稲妻が走りました。
当時、フランスからガトヘロイのライダー、ホバン・ファルシャが来日していたのですが、
今までサーフィンの動画はジョエルチューダーくらいしか見たことがなかった私は次の動画を見て度肝を抜かれました。
「なんて格好良いんだ…。普通じゃないなコイツは。」
今まで見たノーズライディング一辺倒だった動画とは明らかに一線を画し、
まさに板の上を舞うマタドールのようなホバンのライディングに度肝を抜かれました。
そこから、ホバンのこと、ガトヘロイのこと、ロビンキーガルのことをもっと知りたいと思い、私の知的探求心は止まることを知りませんでした。
そうして色々と調べ知識を蓄えていくうちに、私は完全に頭がおかしくなってしまいました…(笑)
ホバン来日当時のブログはこちら↓
当時、20代前半の私の周りにはガトヘロイのことが好きな同年代は数えるほどもおりませんでした。
私はいつも、「調べれば調べるほど、本当に1番格好いい奴がロビンキーガルであることは明白なのに、同年代のやつらは皆どうして気が付かないのだろう」とずっと不思議に思っていました。
現在のクラシックロングボードブームは、カリフォルニアの10代、20代の若者がもたらしたものです。
古着や古い車、バイク、古い音楽を格好良いと感じるのと同じように、昔のロングボードをノスタルジーだけではなく、若者が最新の格好良いものと感じるカルチャーとして、”イケてる”若者たちがはじめたものでした。
日本はそのカルチャーの違いから、幼いころから重たいロングボードを引きずってその世界に浸ったり、親に海に連れていかれ、初めからロングボードをやったりということは、当時は珍しいものでした。
ロングボードが格好良く、サーフィンの本質を捉えていることに間違いはありませんが、カルチャーの違いから、カリフォルニアと日本では流行り方や伝わり方が全く異なっていました。
私はこのような素晴らしいものに辿り着いたことはとても運がよかったし、非常にありがたいことであると思っています。
そして、シーコングの一員としてこの世界に携わることができるようになった今、そういった本当の格好良さを、真実を伝えていくことが自分の使命であると。
あの頃味わった感動を次の若者へ。また、まだシーコングの世界を知らない、カリフォルニアの真実を知らない未だ見ぬ方々に、いち早くこの素晴らしい世界を気が付いてもらえるよう伝えていくことが私の恩返しであり役割であると思っています。
カリフォルニアの若者が形成したこの”イカした”カルチャーを、
皆さまもご一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
岡田