こんにちは。
大阪店 中野です。
☝☝上記のウェーバーステッカーを増量でご注文しておりますが、未だ出荷の連絡が来ておりません。
また、これに加えて
これらのステッカーも注文はしておりますので、今か今かと首を長くして待っている次第です。
こちらはシェー・ウェーバー
今更ながらですがデューイ・ウェーバーの息子であり、現在の老舗ブランドウェーバーを取り仕切っている張本人です。
これらの写真を見ると温厚で優しそうな人物のように見えますが、実はとても神経質でめちゃくちゃ細かく、とっても繊細な心の持ち主です。
今となっては、フレンドリーにメールをすることができていますが、担当させていただいた当初はウェーバーと様々なトラブルがあったために、ケンカに次ぐケンカのメールをしていました。
また私の乏しすぎる英語力も相まって、恐らく相当失礼な文章をシェーに送っていたことでしょう。
どんどん火に油を注いでいたのは言うまでもありません。
とにかくシェーは頑固者です。
トラブルの内容は生々しくてここで書ける内容ではありませんが、(トラブルと言っても全くシーコングには非がありません、そのはずです!!)とにかく私にとっては事態を収拾しようと必死でしたので、少しでも英語を覚えるイイきっかけになったのは言うまでもありません。
そのウェーバーは、長年ラミネートをお願いしていた『ウォーターマンズギルド』を離脱して、現在はベンチュラにある『ミントサーフ』というところにラミネートをお願いしています。
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当初はどうなるかと思いましたが、出来栄えも良くとりあえず一安心です!!
ミントサーフは小さなローカルショップとなります。
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当初は『ミントサーフ』にたくさんのオーダーは無理だ!!と言っていたシェーも、ミントサーフにお願いしてスタッフを増員し、現在急ピッチでラミネート作業が進められています。
現時点では約160本ほどオーダーが溜まっておりますのでとにかく頑張ってもらうしかありません!!
2020年に60周年を迎えたウェーバーも、来年で創業62年を迎えます!!
激動の1960年代を生き抜いたウェーバーサーフボード。
決して身売りをすることなく、また直系の一族だけで経営を続けることができている数少ないサーフブランドです。
幸いなことにシーコングが取り扱っている"ウェーバー"と"ハーバー"は、今でも直系の一族だけで経営を続けることができています
60年が経った今でも当時と変わらないリアルなクラシックボードを、当たり前のようにいつでも手に入れることができるのはとても素晴らしいことです。
サーフ史に残るウェーバーを代表する名作ボードと言えば”パフォーマー”です。
1964年にその原型が作られ、少しづつ形を変えながら1966年、1967年に人気のピークを迎えました。
そしてパフォーマーはこのわずか2年の間に約1万本ものセールスを記録したモンスター級のモデルとなります。
本家ウェーバーで、またここシーコングで販売しているのは1967年式の最もワイドになったボード幅を持つパフォーマーモデルです。
ノーズロッカーを少しつけ、ボード幅を極限まで広げたのが1967年式。
抜群の安定感でパドルスピードが飛躍的に向上し、ビギナーには最高のテイクオフボードとなり、
抜群の安定感でウォーキングが楽になり、上級者には最高のノーズライダーとなりました。
現在のシングルフィンロングボードムーブメントの中でも、パフォーマーほどデカいボードは存在せず、またパフォーマーより速いテイクオフを実現できるボードはこの世に存在しません。
現在シーコングには2本のパフォーマーをストックしております。
どうぞ当時のクラシックな風合いとともに、超最速のテイクオフをぜひご堪能ください!!
ブランド | デューイウェーバー |
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モデル | パフォーマー |
長さ(ft) | 9.4ft |
幅(インチ) | 24 3/4インチ |
厚み(インチ) | 3 1/4インチ |
重量(kg) | 9.3kg |
フィン | シングル |
素材 | ポリエステル |
付属品 | なし |
価格(税込) | ¥272000 |
送料(ご自宅宛) | ¥0 |
【ボード説明】
ウェーバーレッドティント、3/8ダークウッドストリンガー
ブランド | デューイウェーバー |
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モデル | パフォーマー |
長さ(ft) | 10ft |
幅(インチ) | 25インチ |
厚み(インチ) | 3 3/8インチ |
重量(kg) | 10.6kg |
フィン | シングル |
素材 | ポリエステル |
付属品 | なし |
価格(税込) | ¥286,000 |
送料(ご自宅宛) | ¥0 |
【ボード説明】
スカイブルーソリッド
どうぞよろしくお願いいたします。
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はい、それでは話は変わりまして、、
ひさびさに音楽ネタを
シーコング大阪店中野によるブログ不定期企画
第13回 ”ジャズ初心者中野による初心者のためのジャズ入門編”です。
どうぞご興味あれば最後までお付き合いください!!
12月は3週に渡ってピアノマンを題材にしたいと思っております。
それでは第13回はジャズの詩人と呼ばれたピアニスト”ビル・エヴァンス”です。
1929-1980
モダンジャズを代表するピアニストであり、1950年代から活躍したミュージシャンの中でも少数派の白人として、またクラシック音楽から大きな影響を受けたスタイルは、これまでのブラックなルーツミュージックを基礎とする多くのジャズマンとは一線を画すスタイルで、後続の多くのミュージシャンに多大なる影響を与えました。
ジャズの歴史を変えたと言われる、あのマイルスデイビスの名盤1959年発売の『カインド・オブ・ブルー』の参加メンバーでもあります。
※当時エヴァンスはすでに自身の健康問題などやリーダーアルバムを作りたいことを理由に、マイルスのバンドをクビになっていましたが、マイルスはこの全く新しいモードジャズのアルバムを完成させるにはエヴァンスの力が必要と考え、レコーディングのみエヴァンスを呼び戻したという逸話があります。
わずか51年の短い生涯の中で、エヴァンスが残したアルバムは数多く、またその音楽人生と同じく自身の健康問題との向き合い方がエヴァンスの人生を大きく変えていくのです。
2019年には生誕90年を記念してビルエヴァンスのドキュメンタリー映画が封切され、様々な関係者の証言や貴重なインタビューを網羅したとても興味深い内容が公開されました
1950年中ごろのデビューから1970年後半までの間に様々な名演を残し、また現在でも世界的にありえないほどの人気を博するピアニストで、ここ最近もいくつかの未発表音源が販売されています。
なかでもビルエヴァンスの名作としては、ビルエヴァンストリオ名義としてのリバーサイド時代の4枚が有名です。
1959 Portrait In Jazz
1961 Exprolations
1961 Waltz For Debby
1961 Sunday At The Village Vanguard
ピアノ:ビル・エヴァンス
ベース:スコット・ラファロ
ドラム:ポール・モチアン
マイルスデイビスのバンドを脱退して以降、中々メンバーに恵まれなかったエヴァンスが、当時23歳だったベースのスコットラファロと出会うことによりこの伝説的なレコード集が誕生しました。
当時のジャズの主役と言えばサックスやトランペットなどの金管楽器であり、ピアノやギター、ベース、ドラムはただの伴奏でしかなく、バックミュージシャンという域を超えることはありませんでした。
しかしこのビルエヴァンスの登場により、ピアノがジャズでも花形の楽器として注目され、またこれらのレコードでは、ラファロのベースとモチアンのドラムがピアノと同等の掛け合いを奏で、思わず息を呑むような素晴らしいインタープレイが、エヴァンスのピアノをジャズ史に残るミュージシャンへと押し上げる格好となりました。
特にスコットラファロのベースは、ローノートからハイノートポジションを縦横無尽に移動し、その類いまれな若き才能がエヴァンスのインプロヴィゼーションを更に掻き立てることとなりました。
しかし、1961年 ヴィレッジバンガードで行われたライブ音源
『Waltz For Debby』『Sunday At The Village Vanguard』の録音からわずか11日後にスコットラファロが交通事故によって他界してしまいます。
あまりのショックでピアノを触ることすらできなかったエヴァンスは、半年もの間トリオ活動を休止することとなりました。
それ以降もトリオ編成での活動は続き、ソロ作品での録音や様々なミュージシャンと数多くの名作を作りますが、移り変わる時代背景や自身の健康問題の悪化がどんどん進んでいきます。
1973年の来日以後、1960年代から長年の内縁関係にあったエレインに別れ話をもちかけ、これはエヴァンスが別の女性と結婚するためでありますが、これにショックを受けたエレインが地下鉄へ身を投げることになりました。
悲しみに暮れたエヴァンスも、結局は別の女性とそのまま結婚し、息子エヴァンが生まれています。
また、1978年には兄のハリーがその身を投げ、この年には自身の最愛の家族との別居も相まって、ビルエヴァンスの健康状態がどんどん悪化していきます。
そして1980年9月15日、飲酒も含めた長年の健康問題による負担が大きく体を蝕み、帰らぬ人となりました。
まるでショパンがピアノを弾いているとまで称されたエヴァンスも、長年の悪癖が直らず、晩年は決して称されるものではありませんが、数々のジャズの名演を残したのは間違いありません。
クラシック音楽の影響を受けたビルエヴァンスの音楽は、優雅で気高く、叙情的であり、のちのジャズピアノの在り方をベース、ドラムトリオの演奏と共に、今では当たり前の演奏方式を形作りました。
2015年にユニバーサルミュージックで再版されたジャズ100選では、『Waltz For Debby』が文句なしの1位の売り上げを記録するなど、未だにその人気は衰えることがありません。
それでは、リバーサイド4部作時代の名演のご紹介です。
ピアノ:ビル・エヴァンス
ベース:スコット・ラファロ
ドラム:ポール・モチアン
『Waltz For Debby』 by Walts for Debby
『Autumn Leaves』 by Portrait In Jazz
『Israel』 by Explorations
ということで、第13回はジャズの詩人と呼ばれた”ビル・エヴァンス”でした。
どうぞ本日もご来店お待ちしております!!
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