シーコング店長ブログ

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ガトヘロイ

藤沢店の田中です。

自粛も徐々に緩和され、お客様のご来店も少しずつ増えて、以前のように戻りつつあります。
 
シーコングを始めて22年目となりますが、今回のようなことはもちろん初めてなので、大きな不安と戸惑いを感じていますが、お客様の顔を拝見するとそのことも忘れられます。
 
新型コロナウィルスの影響によってカリフォルニアからのボードの入荷も滞っていましたが、ファクトリーも操業を再開し、徐々にボードも届くようになりました。
先々週はハーバー、BMT、先週はウェーバーとエルモア、そしていよいよ今週はロビンシェープのガトヘロイです。

メキシコの砂漠に逃避しているロビンからは比較的頻繁にメールが届きます。
そのほとんどは、私の質問を無視したどうでもいいような内容で、未だカリフォルニアにある残りのボードの状況もつかめない状況です。

「天才は被害妄想と誇大妄想に交互に襲われる」とその昔、ユーミンが語っていましたが、ロビンもその例にもれません。
 
現在のバイオリズムは“被害妄想期”のようで、強烈にカリフォルニアのサーフカルチャー、アメリカ政治の批判を繰り返しています。

そのために、せっかくコロナが収束に向かっているにもかかわらず、クリーム、ガトヘロイのこれからの入荷の予定を立てることができません。
 
従来ならすぐに彼に会いに行って話をつけるところなのですが、現状では海外に行くことは難しそうで、私にできることとしては彼のバイオリズムに変化が訪れるのを待つのみです。
 
本来、サーフボードを注文するだけの話なのですが、相手が“天才”となると、それさえもままならずです。
 

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ただ実際にはロビンがとてもいい奴で、計画通り、注文通りにボードを作るようであれば、それはまたちょっとつまらない気もします。

ロビンのボードは決して皆様全員にご満足を感じていただけるわけではありません。特にボードのボリュームが小さく、レールの先端までが研ぎ澄まされているボードは波のパワーと乗り手の技量を要求します。
 
その代わり、そのじゃじゃ馬にまたがることができれば乗り手の技量を数段上のレベルに引き上げてくれ、かつて体験したことのないフィーリングを感じることができます。

彼のボードを実際に触ってみると、“天才だから”という以外に答えが見つからないような感じがします。

気難しく、こだわりが強いのは、サーフボードに関しての知識の深さと審美眼があるからで、それだからこそぶれないコンセプトを続けられるのです。

「いろいろ乗ったけど、やっぱりロビンのボードに戻ってしまうよね」とは、一人二人のご感想ではなく、多くの方々が共通して口に出す言葉です。

そのフィーリングを味わうことができるのも、ごくわずかとなってしまいましたが、ご興味を持っていただけましたら、すぐにでもお問い合わせください。
 

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皆様のご利用、お問い合わせをお待ちしております。
 
 
シーコング藤沢店
田中
 
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