ガトヘロイ・ラミネートデザイン考察 & NEWS from California

こんにちは、成城店のヒラツカです。

最近、ガトヘロイのラミネートデザインを見ていて
改めて、よく考えられてるな〜と実感してます。

ボードのラミネートは一般的に
デッキに2層のクロス、ボトムに1層のクロス
で巻いているのは皆さんもご存知だと思います。

デッキから巻いたものを、ボトム面の5cmぐらいまで
ボトムから巻いたものを、デッキ面の5cmぐらいまで巻くので
レールは重なり合うわけです。

ガトの場合、重なりあうレールのラップラインも
デッキとボトムの色が混ざることを計算しています。

また、デッキ2層のそれぞれで色を変えたり
シルクプリントされたクロスを巻くことで
本当に芸術的な仕上がりになっています。

そこで個人的にも気になっているボード
成城店にあるデイリードライバーを例に
どんな風にラミネートされているか説明してみます。

まずボードはこんな感じの仕上がりです。

デッキ面のデザインは、もの凄く複雑です。

ボトムから見たレールラインはこんな感じ。

勿論、今となっては貴重になってきた感漂う
ロビーシェイプです。

さて、まずこのボードはボトムから巻いているように見えます。
ボトムにグレーのティントでラミネートします。

ひっくり返して、デッキのラミネートにオレンジのティントを入れます。

ボトムのグレーティントと、デッキのオレンジティントが混ざり
なんとも言えない絶妙な配色のレールラインが浮かび上がります。

これだけでも十分凝っているのですが、このデイリードライバーは
更に複雑なデザインを施しています。

デッキに、レッドティントを刷毛で塗っています。
しかも、その後に重ねるシルクプリントの柄に
上手く重なるように塗っているんです。

目測で赤く塗ったデッキに、ガトのオリジナルキャラクター
サーフグレムリンをシルクプリンしたクロスを重ねます。

そうする事で、シルクプリントの下に、赤いティントが入ります。

普通ならシルクプリントされたクロスをデッキに巻いて
その隙間を赤く塗れば良い物を・・・
わざわざ目測で塗ったんでしょうか？

こうして、1本1本見てみると
ガトのラミネートはもの凄く手が込んでいますよ。

シェイプの技術やデザインセンスが高いのは
言うまでも無いのですが
ラミネートの工程ごとにデザインを施しているっていうあたりが
天才と呼ばれる所以ではないかと、1人感心しています。

こんな感じで、ガトやクリームのボードには
かなり凝ったデザインされているものが沢山あるので
是非、実物をご覧にいらしてください。

シーコング成城店

◆Gato Heroi◇◆Gato Heroi◇◆Gato Heroi◇◆Gato Heroi◇◆Gato Heroi◇◆Gato Heroi◇

ここからは、大阪店の田中です。

フランスのラロシェに滞在しシェープ中ロビーから、「フランス、スペイン、モロッコはすごくいいよ。やっぱり将来はこっちに住もうと思っている。

食べ物は美味しいし、ワインは安くて旨いし、景色はきれいだし、社会が豊かで、女の子はみんなかわいい。そして波は世界中のどこよりもいい。だから、早くこっちに来いよ。」とメールがしょっちゅう来ます。

そりゃ行きたいねんけど・・・わては大阪におるねん。1日12時間立ちっぱなしでお前のボードを売らなあかんねん！！！

と、あまりのうらやましさに文句のひとつも言いたくなるところですが、私と同じように長年にわたって奴隷のごとくロビーを支えてきた、「シーコングのカリフォルニア特派員」のクリスよりカリフォルニアの“最新”の写真が届きました。

●右端がクリス

以前より、彼らの動向や雑誌には書かれていないカリフォルニアの最新の情報を何とか皆さんに伝えたいと思い、いろいろやってみたのですが、なかなか思い通りにならず苦労していました。（先にアルバイト料としてお金を払ってもすぐに使い込んだり、ビデオカメラを貸しても壊されて戻ってきたり、昨年のハワイ、オーストラリアの「FREKWAIVE TOUR」では3ヶ月のツアーでたった1分ほどしか撮影されていませんでした・・・）

ところがそのクリスに彼女ができたのです。そしてロビーがヨーロッパに去った今、彼は自由になるとともに仕事をしなければならなくなりました。

●右から二人目が彼女のサミー・ジェーン

そして決まったのが「シーコング・カリフォルニア特派員」です。
そのためのデジタルカメラはこちらで支給することに決まりました。

ＳＫ：とにかくカリフォルニアで新しく何が起こっているかを教えてくれ

ＳＫ：カリフォルニアのサーファーの日常生活やＨＯＴな話題、格好いいライディングシーンや新しいボード、何でもいいから最新情報を頼む

クリス：カリフォルニアではサーフィンをするだけがサーファーではなく、上手くボードを操ることがサーファーではなく、ましてや誰かと競ったりするんじゃないんだ。

クリス：慣れない早起きをしたり、波待ちをしながら陽を浴びたり、友達とビーチで話をしたり、帰ってビールを飲んだりすること、それがサーファーでありサーフィンカルチャーなんだ。

ＳＫ：そうだ、そんなみんなの日常生活を撮っておくってくれ。撮りまくってくれ！！

ＳＫ：最新のＨＯＴな情報をどんどん送ってくれー！頼むぞクリス特派員！！！

そして第1回目の写真とレポートが届きました。
Insperation on the queen marry .

was the second show that Rin has done. A good crowd came out for Live music , drinks and phycidelics .
making the event more of a gathering than a trade show

GAto junk sale , The Etrance Band rockin, Nolo and his new ride 8"0 space pig

“ロングビーチのクィーンメリー号の船内で行われた「インスピレーション2011」の模様です。
昨年のサンタモニカに続き、リン田中氏の2回目のショーです。ライブミュージック、お酒、サイケデリック・・・たくさんの人で盛り上がっていました。
展示会みたいなショーではなくもっと人が集まるイベントでした。”

写真は、
１．ガトヘロイの“ジャンクセール”