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シーコングの澤野です。今回の滞在の一番の目的だったＧａｔｏＨｅｒｏｉ（旧クリーム）のショップ兼ファクトリー兼オフィスのオープニングパーティー。連載４回目となる今回はこのパーティーの準備から順を追ってご紹介していきたいと思います。
パーティーに出席すると聞くと、何だか遊びに行くと思われがちですが、手伝いをしに行ってきた、が正確なところだと思います。

ロビーによるオープニングパーティーは早くもこれで３回目。１度目はご存知の方も多い２００５年の「クリーム」ファクトリー＆オフィスのとき。２度目はサンクレメンテに出した「クリーム」ショールーム。そして今回が「ガトヘロイ」としては初となるのものです。前回、前々回はハチャメチャで、カピストラーノビーチの自宅兼ファクトリーで行われたパーティーは、盛り上がりすぎが乱闘騒ぎになりそして警察沙汰へ。ぎりぎり難を逃れたもののとても皆様にお伝えできる内容ではなかったのですが、あれから２年、少しは成長したであろう今回のパーティーはどんなものになったのでしょうか。

クリーム時代のファクトリー兼オフィス

サンクレメンテにあったショールーム

新しいガトヘロイショップ外観

パーティー前夜８／３の１８時頃、空港からそのまま様子を見に会場となるショップへ。
ロビーが以前住んでおり、ファクトリーがあった場所は先日ご紹介したダナポイントの近く。今回新しくオープンするのはもう少し北にある、ニューポートビーチのとなりコスタメサという街です。カリフォルニアサーフカルチャーの中でも今最もモダンでエッジな人・ブランド・店・工場が集中しているところであり、少し落ち着いたサンクレメンテとは一味違うエネルギッシュな街という印象を受けます。あのアレックスノストもＣＪネルソンも同じコスタメサ在住であり、この３人の家の中心に行きつけのバーがあるといった感じです。

空港から向かう途中、ロビーの親友でありアシスタントでもあるクリスが電話で「今夜は手伝ってくれなくても大丈夫だよ」というお墨付き？をもらっていたのですが、挨拶がてら覗きに行ってみました。
すると中にいたのはロビー一人。しきりにＴシャツを染め、乾いたものにはシルクスクリーンでデザインをプリントしているところでした。しまった！何てタイミングが悪いんだろう、と思いつつ結局手伝うことに。その間３０分くらいだったと思いますが、携帯電話数回、レコードの裏返しのために別の部屋へ２往復。刷ったＴシャツ５枚。何とも言葉に表しづらいスローペース。
そうこうしていると飽きたのか、本当にお腹がすいたのか、「ディナーに行こう」という一言で前夜の準備は終了を迎えました。ちなみに店内はモノが散乱しており、飾りつけもままならない状態、というより歩く場所を探さなければならない状態でした。こんな調子で当日は無事オープニングを済ませることができたのでしょうか。普通オープニングパーティーともなるとかなりの勢いで準備に取り掛かるような気がしますが、そこはさすがアメリカ流（？）というかロビー流。いたってマイペースでした。


なにやら昨晩はアレックスノスト率いるジャパニーズモータースに参加し、夜通しロサンゼルスのダウンタウンまで出掛けていたとのことで少々疲れていたらしく、珍しく大人しい一面を垣間見た貴重な時間でもありました。

夕食は近所にあるコスタメサでも人気のメキシカンレストランへ。最近の私生活事情や流行話などを話つつ、「泊まっていけば」という誘いが。本当だったら非常に助かるであろうその言葉も、丁重にお断り。今回「パーティーに行く」と伝えたときも「すぐ近くのモーテルに泊まれよ」とアドレスと電話番号を教えてくれたのですが、それも「満室だった」と嘘をついてお断り。
なぜここまで頑なに断るのか？ご存知の方も多いと思いますが、彼らのクレイジーかつパワフルなアクションについていくには安息地が必要となるので、必ずと言っていいほど適度に離れたところにホテルをとるようにしているのです。以前はホテルの名前と部屋番号も伝えていたのですが、とある真夜中に大声で迎えに来られ、支配人に警察を呼ばれて以来、今では方角だけを伝えることにしています。

さてさて気になる当日の模様は次回ご紹介したいと思います。