■ - シーコング店長ブログ

相変わらず休みの日に波もなく
海に行けていない平塚です。

いい加減、潮水に浸からないと干からびそうです。

さて、2011年よりスタートしています
アレックスノストによるニュープロジェクト
Brown Microwave Televisionですが
カリフォルニアのサーファー全般に見られるとおり
ゆったりと、のんびりですが進んでいるようです。

アレックスのサーフィンを始めて見たのは
確か2002〜03年頃だったと思います。

当時ウェーバーのライダーだったロビー、クリス、ダレンが
「ベンチュラの大会に出るので見に来ないか？」
という誘いを受けて宿泊先のサンクレメンテから
遠路北へ車を飛ばして見に行った時の事と記憶しています。

ベンチュラのサーファーズポイントパークに車を止めて
Cストリートの小振りながらパーフェクトな波を見たときの光景は
10年近く経った今でもアメリカの「Ventura highway」が
i-podから流れる度に鮮明に思い起こされます。

大会自体はロビー達のような10代前半のキッズから
60代の年配のサーファーまで週末をのんびり過ごしながら
楽しもうという雰囲気の中で行われているものでした。
それでもヒートの実況がDJによってアナウンスされたり
大音量でBGMが掛かっていたりと
コンペティションの緊張感もそれなりに味わえるという規模の大会でした。

ご存知の通り、悪ガキ3人組みは大会を大人しく見ているわけもなく
ロビーは公園を歩いていた浮浪者を見つけて
被っていたニット帽をくれとちょっかいを出し
ダレンは公園内で4人乗りのレンタルバイクを走らせていた
家族連れの前輪にスケボーを刺しこみ「漕いで見ろ！」とからかい
という有様で・・・この3人を同時に日本には呼べないなと
同行した田中と呆れ顔で囁きあった記憶もあります。

悪ガキの悪戯は別として
こういった大会が日本でも盛んに行われれば
家族連れで週末のビーチをのんびり過ごせるし
お父さんも気兼ねなくサーフィンに出かけられるんですけどね。

話が逸れましたが、Cストリートに到着して
せっかくだから大会の様子でもビデオに収めるか
とビデオをセットしていると
沖でフリーサーフィンをしている集団に1名
体の線が細く、キッズサーファーというのは、
それで直ぐに認識できましたが
軽い足裁きでボードの上を器用に前後して
抜群に人目を惹くサーファーが居ました。

ロビーにあれは？と聞くと
「アレックスノストっていって同年代なんだけど滅茶苦茶うまいんだ。
尻の穴に棒が刺さったみたいな乗り方だけどね」
と、嫉妬もあるのか言葉は雑でしたが
まぁ的を得てなくもないな、と納得できる説明を受けました。

恐らくアレックスもロビーも14,5歳の頃の話でしょう。
その後の彼等については今更説明する必要も無いですが
アレックスは当時から将来有望なサーファーとして見られていた事は
自分の頼りない記憶でも間違いなかったようです。

個人的にはロビーもアレックスも近年、サーフィンのスタイルが
ますます進化しているように見えます。

ジョエルの優雅なクラシックスタイルから起こった
ロングボードリバイバルの後
ポストジョエルと呼ばれた二人は
ジョエルとは異なるアプローチでカリフォルニアの
ロングボードカルチャーを牽引しているようです。

そんなアレックスが満を持してスタートした
Browm Microwave Televisionは
アレックスのシェイプによるミッドレングスのボードが
ラインアップの中心です。

まぁ、アレックスのブランドなので
ブランドのコンセプトとか各モデルの説明といった
セールスアピールらしきものはどこを探しても見当たりません。

なのでBMTについて、少しでも理解できるかと思われる
BMTのオフィシャルTumblrリンクと最近の動画を
アレックスのやり方を真似て、説明抜きで掲載しておます。
※決して手抜きではありません・・・たぶん。

■Microwave Television Tumblr
Brwon Microwave Television Tumblr

■the third brown microwave television