シーコング店長ブログ

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ロビンキーガル新たなる挑戦!

藤沢店の田中です。


4月も早半分が過ぎました。

あのロビンキーガルがカリフォルニアに発ってからもう3週間が経過しましたが、私を含めスタッフも、そしてまた多くのお客様もまだまだ彼のその余韻に浸っている感じです。


すでに店頭、YOUTUBEでご覧いただいた方も多いと思いますが、今回の来日では非常にいい映像を残すことができました。

 


Vol.4


私は以前より、「ノーズライディングだけがロングボードの楽しみではない。ジョエルチューダーのスタイルはすでに20年前のもので、世界のロングボードのシーンは大きく変化している。その変化を可能にするためにはサーフボードを変えなければならない」と、何度も書いてきました。

しかし私自身がその手本を見せることもできず、またそもそも私のつたない文章ではその意味を十分にお伝えすることに無力感を感じていました。

同じことを書き続けても、それが浸透してきたとはなかなか思えませんでした。

 

Vol.6

 

今回の来日は、ロビンキーガルは2019年の3月以来、カイエリスーフリントは2018年7月となりましたが、その間、カイは、ロビンが作るサーフボードのコンセプトを具現化するサーファーとして世界的な成功を収めるほどに成長を果たしました。


Kai Ellis Version

 

トリップ中はヒザモモ~ムネカタサイズとスモールコンディションが多かったのですが、そんな中でも、普段まったく目にすることのないようなアグレッシブなサーフィンを披露してくれました。

ロングボードにおいては、「Style is Everything!」と言われていますが、スタイルを導き出すのはボードの形状です。

彼らのようなサーフィンをするためには既存のノーズライダーやクラシックピッグでは不可能です。

逆にボードを変えれば、彼らのようなスタイルに近づくことができるのです。

 


Eurico Version

 

彼らスタイルの基本もまた1960年代のクラシックですが、その形状は1967年から興った、いわゆる”トランジション期”の初期のボードになります。

トランジション期のロングボードと言えば、アップレールが特徴のハイパフォーマンスピッグが思い浮かびますが、この旅の最中、ロビンは、「もうアップレールは作らない」と言い出しました。その理由は「すでに世界中の誰もが作っているから」で、今後はレールの形状を変えていくと言っていました。

 


Robin Kegel Version

 

そして「今後のボードは3つのタイプのボードに絞り込むと。」


その3つとは、”ログ”、”トリム”、”カーブ”です。

誰でも簡単にカリフォルニアスタイルのシングルフィンロングボードが楽しめる「クリーム」のログ。トリムをメインコンセプトとしたスムースオペレーターやフォイルドスプレンダーシリーズのキラー。そしてサファーやピストラなどの曲線的なアウトラインを重視したポイントブレイクに対応するボードというように3つのシンプルなコンセプトに基づいてボードをシェープしていくということです。


常に、ユーザーの皆様や世界レベルのサーファーさえも飽きさせることなく、誰もやっていないことに挑戦しつづけるロビンキーガル。


彼は事情により今年はたくさんのボードをシェープする予定です。


それらは同じモデル名であっても新しいコンセプトに引き継がれていきます。


今後もこうご期待ください!

 

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