こんにちは、岡田です。
今日は私のくだらない体験談も交えているので前置きが非常に長いです。お時間のない方は飛ばしてください🙇
ロビンのことが好きすぎて2度仕事を辞め彼の元(カリフォルニア)へと飛び込み、2度とも大した仕事という仕事もなく、泣く泣く帰国してきた経験のある岡田です。
最後にロビンの家に居候していたのはもう4年も前のことになってしまいました。
当時「若くて独身でどこにでも行けるような働き手を探している。家と車はあるからお金の心配はいらない。」とロビンに言われたことがきっかけで、大した貯金もないまま急遽仕事を辞めロビンのところに飛び込みました。
渡米してすぐ判明したのですが、ロビンは2週間したらフランスへ戻るというのです。(仕事まで辞めて人生を賭けて来たのに頭が真っ白になりました(笑))
ロビンがカリフォルニアにいた2週間の間は私にとって天国かのような貴重な体験(良いことも悪いことも)ができた2週間でしたが、ロビンがフランスへ行ったあとはほぼ地獄のような生活でした。
それまで普通に一緒に乗っていた車(私がカリフォルニア滞在中に使う予定だったもの)は車検が切れていて警察に捕まるからお前は乗るなと言われ、ロビンの家には見知らぬおじちゃんの同居人がおり(のちにデイブだと知りました)、ロビンは自分の部屋のカギを閉めて出て行ったため私はリビングで寝ることとなり、部屋に入れないので2か月半の間、風呂トイレがない生活となりました。
車がなくてはカリフォルニアでは何もできないので、レンタカーを2か月半借りた結果、用意していたお金は3ヶ月のうち渡米わずか2週間で底をつき、1日1食の冷凍食品やカップラーメンだけで過ごしていました。
「3ヶ月カリフォルニアに住んでいた」と言うと大抵は羨ましがれますが、誰もが想像しているような生活とは程遠かったです。もはやサバイバルと言う感じでした。(笑)
私は特にどこにも行けず、ガソリンをセーブするためロビンの家の周りだけが生活圏でした。
ウォーターマンズギルドへ行ったり、田中からのお遣いミッションをこなしたり、エバンと仕事をしたり。(仕事と言っても日本人からするとこれは仕事なのか?という感じでした。)
駐車場代も払えないので、サーフィンはロビンから借りた年間パスを使ってほぼサンオノフレのみでやっていました。
もう4年前ですが、当時すでにうまいサーファーというかイケてるサーファーはノーズライダーに乗っているような奴はひとりも居ませんでした。
誰もが、ノーズが細くなり最大幅がセンターより後ろ寄りにあるいわゆる「PIG / ピッグ」に乗っていました。
サンオノフレではニックメランソン、JJウェッセルズ、タイラーウォーレン、クリスチャンワック、カリーナロズンコ、マケイラスミス、クリスホール、メレーセイリー、アンディニーブレス、バレットミラーなど、挙げたらきりがないほど「あ!いつもInstagramで見る有名人だ!」という人たちに会いました。
もちろん彼らもノーズライダーは使っておらず、サーファーの平均レベルが日本に比べとても高いサンオノフレにおいても、格別に目立っていました。
私が使っていたのはガトヘロイのプレイボーイです。それもかなりペラペラで、私の技量ではティップタイムの長いノーズライディングは到底無理です。
波が良ければノーズライディングもジョエルチューダーのようにできるかなと思っていましたが、サンオノフレの極上ウェーブでもそれは叶いませんでした。
ということでいつも通りプレイボーイの得意とするPIG形状を活かした急激なカットバックやクイックなマニューバー、トリム&グライドを楽しんでいました。
波は良くても全然うまくノーズに行けないし、やっぱり自分はサーフィン下手だなぁと打ちひしがれていたのですが、そんな思いとは裏腹に海の中では外人たちに「今のターンいいね!」「めっちゃスムースでカッコよく乗ってるね!」と声をかけられることがよくありました。
自分ではこれっぽっちもそんなことは思っていなかったので「え、ノーズにも行けてないのに、どういうこと?」と衝撃を受けました。
何度かカリフォルニアへ行き、シーコングで働き、今になってようやくそれがどういうことなのか理解できてきました。
日本ではいまだにノーズライディングこそ至高!のようなイメージがありますが、カリフォルニアの彼らにはもう何年も前から「サーフィンはそれだけじゃない」ということが分かっているようです。
ロビンもよく言いますが、ノーズライディングだけに固執するとボードはスローで動かなくなり、本来のロングボードの醍醐味であるトリム&グライドを楽しむことが出来なくなります。
サンオノフレで見かけた彼らは誰もがPIGのボードで私からすると信じられないようなふり幅の大きなカットバック、なぜボードから落ちないのか理解できないレイバック、広いフェイスを突き抜けるダウンザラインと、異次元のボードの動きを見せていました。
しかしあくまで全てシングルフィンロングボードで、クラシックマニューバーの延長線上にそれらはあります。
もちろんロングボードの醍醐味であるノーズライディングは誰もが憧れますし、やっぱりやっていてとても気持ちが良いです。しかし本当にそれだけじゃないということを分からされました。
そんな経験を経て、今まで私は9'8ft大きめのクリーム/カリフォルニアンに乗って楽ちんなノーズライディングを楽しんでいたのですが、最近はまた、もっぱらPIGであるクリームのプレイデートに乗っています。
なぜならボードが動いて楽しいからです!
もちろん一流の彼らのようにはボードを動かすことはできませんし、動くと言っても、ショートボードやトライフィンロングボードのように縦方向に動いてアップスンダウンで加速していくということではありません。
あくまでシングルフィンロングボードにおいてです。
長さも同じで見た目の形状もほとんど変わらないのにそんなに変わるの?と多くの方が思われますが、少しボード幅が狭かったり、ノーズが細くPIGになっていたり、ボトムがVEEやロールになっていたりというだけで、かなり操作性、操作感が変わってきます。
ノーズライディングも楽しいですが、パーフェクトな波ばかりでない日本では、そればかりに固執せず純粋にサーフィンを楽しもうと考え直してみると、たとえ同じ波でも楽しさの感じ方が何倍も変ってきます!
仕事をしながら限られた休みの中で海に行ったとしても、楽しめる幅が格段に広がります!
ノーズばかり狙って波に置いていかれたり、またはボードが沈んだりする波でも、波が小さくても大きくても、速くて動きの良いボードで1本の波を長く乗り継いでいくと最高に楽しいです。
ぜひこのめっちゃ動く!シングルフィンロングボードでサーフィンを純粋に楽しんでみてください。
かなり長くなってしまいましたが、ボードが動くってこんなに楽しい!というのが少しでもお伝えできれば嬉しいです。
ただし、いきなりボードを短くしたり、細くしすぎると今度はテイクオフや安定性に支障が出てしまいます。
ぜひ店頭にて今の自分にどのボードがあっているのか、適正なボリュームはどれかをご相談にいらしてください。
このような楽しみ方をするのにおすすめの、”速くて動くモデル”をいくつかご案内させていただきます!
お時間があれば「そんな楽しみ方も良さそうだな~」と、ちょっと覗いてみてください😊
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