こんにちは。
大阪店 中野です。
昨日の入荷で大阪にクリームファットキャット、ハーバープランティン、ウェーバーパフォーマーがそれぞれ1本ずつ入荷しました。
ファットキャットとプランティンはご予約中となっておりますが(キャンセル待ちもお受けできます)、ウェーバーのパフォーマーはフリーとなっております。
今回は、スタイリスト、パフォーマーともにオンフィン仕様のボードが入荷しております。
藤沢店にはオールドスタイリスト風のスペシャル仕様が入荷しておりますが、大阪店にはグラスオン・ハチェットフィンが施されたパフォーマー67'が入荷しております。
このボードは、9月ごろに注文していたボードなのですが、ここ何か月もずっとハチェットフィンが入荷していないことを考えて、それならオンフィンのボードを頼もうと思い注文したボードです。
※ハチェットフィンにつきましては、昨年の暮れに入荷するという情報があったのですが、実際には入荷しておらず、催促に催促を重ねておりますのでもうしばらくお待ちください。。
パフォーマーの写真として好きなものはこれです。
当時のウェーバーの勢いを物語る、とてもシャレの利いた広告です。
パフォーマーは1964年後半にその原型が(プリ・パフォーマーとして)作られますが、これは当時多くのボードがベルジーのピッグを踏襲したものに対して、パフォーマーモデルはピッグからの脱却です。
ピッグボードよりも少しボードのストレートラインを長くしていきながら、よりパラレルなアウトラインに変更していきます。
ピッグよりもワイドが広く誰でも乗りやすいモデルとして人気を博していくパフォーマー。
1965年、1966年とどんどん進化していくパフォーマーはついに1967年、さらにワイドになったパフォーマーが異常なほどの爆発的な人気を博すことになりますが、この翌年にはショートボードレボリューション期真っただ中となり、皮肉にもロングボードはサーフシーンから姿を消してしまいました。
現在シーコングで販売しているモデルはこの1967年式のワイドパフォーマーです。
テイクオフの性能なら、シーコングNo.1!!いや、あらゆるサーフボードをもってしてもこのパフォーマーに勝るものはありません。
せっかくの大切な休日サーフィンでも、波に満足に乗れなければ虚しい1日となってしまいます。
また、社会人となってしまえば、多くの方は週に1日でもサーフィンに行ければいい方ではないでしょうか?
サイドフィン付きの軽量で細身なロングボードでもたくさん練習すれば、小波でもたくさん乗れるようになるのかもしれません。
しかし、その練習に1年費やしたとしても、パフォーマーであればたったの1日でたくさん乗れてしまうのです。
たったの1日です。
それほどパフォーマーのテイクオフ性能は優れており、あらゆるものを置き去りにするパドルスピードでほんの小さなうねりも逃しません!!
時間を無駄にすることなく、最短の道で、苦労しているテイクオフを満足のいくテイクオフに変えてしまうボードです。
圧倒的にワイドなボード幅は、安心安全の安定感で最速のテイクオフを実現します!!
このボードは当時の雰囲気を再現したグラスオンハチェットフィン仕様です!!
その性能だけでなく、当時の雰囲気も合わせて楽しめるボードです。
ブランド | デューイウェーバー |
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モデル | パフォーマー |
長さ(ft) | 9.6ft |
幅(インチ) | 24インチ |
厚み(インチ) | 3 1/4インチ |
重量(kg) | 10.2kg |
フィン | シングル |
素材 | ポリエステル |
付属品 | なし |
価格(税込) | ¥295000 |
送料(ご自宅宛) | ¥0 |
それでは明日もご来店お待ちしております!!
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藤沢店の田中です。
ロビンが電話を購入したばっかりに毎日のように夕方になると「後で電話して」攻撃に遭い、夕食の時間を妨げられ、そして朝起きたときには大量のメールが届いています。
ボードのことであれば私もいろいろを状況を聞きたいのでいいのですが、彼が話す内容は新しいアメリカ大統領と新型コロナが及ぼす世界への影響、イギリス人のモデル、購入するフランスの家、私がフランスにたどり着けるようにクロアチアから潜入しろという計画、ユダヤ人の歴史などほとんどガトヘロイには関係ないことばかりです。
でもとにかくそれに付き合ってやらないと、ボードが届かなかったり、周囲の人と争いをおこしたりということになりかねないので、私は耐えるしかないのです。
それでもようやく先日のパーソナルボードの一部は再来週には届きそうです。
人と違う感性を持つロビンが自ら収集した傑作ボードの数々です。ぜひご購入されなくても、一度手に取ってご覧になってみてください。
話は変わりまして、昨日、待望の入荷がありました。
期待されたBMTのカスタムボードにつきましては入っておりませんでしたが、マドルガーダのカスタムオーダーのボードの他にもストックボードも入荷しています。
今日はその中から私のとっておきお勧めボードをご紹介させていただきます。
まずは、デューイウェーバー『スタイリスト』です。
このボードの元ネタはカリフォルニア州サンクレメンテにあるデューイウェーバー本店の天井に飾られているビンテージボードです。
私は20年前にこのボードを初めてみたときからずっと憧れていました。
そのボードはもともとクリアーのボードにストライプとピンラインが施されていたものだったので、それ以来何度か同じ仕様のボードを注文したことがありますが、どうしても新品のボードでは歴史を積み重ねてきた感じがあらわせませんでした。
それで今回はボードをクリアーではなくオールドマル(日焼けした古いボードのような色)で作ってもらい、その上にストライプとピンラインを施してもらいました。
それがこのボードです。
まずオールドマルのボードを作り、その上に赤のストライプ、そして黒のピンラインを順にのせていくために非常に時間と手間がかかることにより高価なボードになりますが、まさに私が求めていたボードとなりました。(大きさも私の体重に合わせていますが)
グラスオンだし価格も高いのですが、60年の歴史を感じられる素晴らしいボードです。
ウェーバーファンの方にはぜひご覧いただきたいボードです。
続きましては、マドルガーダから2本です。
こちらも大変高額なボードですがマットとブリタニーのアーティストとしての存在感と彼らが現在のサーフシーンに与えた影響の大きさについて興味を持っていただいたたくさんの皆様から支持をいただくようになりました。
バハカリフォルニアの世界最高の波のもとで創り出された唯一無二のアートボードです。
もちろんトップサーファーとして高いスキルと強いこだわりによって創り出された彼らのボードは性能的に見ても素晴らしいものがあります。
すべてにおいてとても真似のできない至極のボードです。
1本目は『メローイエロー』の9'6ftです。
ボリュームのある中心部とは反対にノーズとテールはとても薄くシェープされています。
トリム&グライドを楽しみ、抜群の安定感のノーズライディングを楽しめます。
見事な出来栄えです。
もう1本は最近人気の高い『ネブラ』です。
ピッグ形状とピンチレールによって『メローイエロー』よりもスピーディでコントロール性能も高くなります。
言葉では表せないほどの圧倒的存在感を発するボードです。
続きまして、アレックスノストによるBMTのNEWモデルです。
「あれっ、俺がオーダーしたボードは?」と思っている方もいらっしゃると思いますが、そちらのほうはもう少々お待ちください。
アレックスも「ちゃんとやってるよ」と返事をもらっています。
今回の『スーパーウェインリンチ“エクスプローション”』モデルは、アレックスが敬愛するウェインリンチへのオマージュです。
オーストラリアで興ったトランジション期の前半に作られたボードでロングボードが進化しハイパフォーマンス化していった過渡期のボードです。
ピッグ系のロングボード特有の波のポケットに吸い寄せられる感覚とピンテールによって波を切り裂くようなターンができます。
アレックスにはなれなくてもアレックスに近づける究極のボードと言えるでしょう。
続きましては、ハーバーの『バナナ』モデルです。
1950年代の創成期よりリッチハーバーのボードの作りに対するコンセプトは「乗りやすさ」です。
リッチは往年のビンテージボードの時代からごく最近までそのコンセプトを貫いてボードを作り続けてきた唯一無二のシェーパーです。
その信頼が創業時より現在まで同じ場所にて商売を続けている証です。
リッチは粗悪なボードが大量生産された1960年代当時においていち早くマシンシェープによっていいシェープのボードを均一でたくさん作ることをクラークフォームの創業者であるゴードンクラークとともに始めました。
その考えは世界中のほぼすべてのシェーパーが今も取り入れているサーフボードづくりのスタンダードとなっています。
1960年代のロッカーがなく重いボードによってコントロールに苦しんだ時代を経て、ショートボードの時代も謳歌したリッチは操作性の高いロングボードを作るためにショートボードのアイデアを取り入れていきました。
小さい力でもコントロール性を高めるためのロッカー、レールのエッジ、浮力を保つためのボキシーレールなどがそれにあたります。
そのようにして開発されていったボードはロングボードでありながらエッジを利かせた加速、波の縦方向にボードを当てこむことができ、そしてなおかつノーズライディングも容易にしました。
代表的なモデルであったこの『バナナ』は老若男女、世代、性別に関係なくあらゆるサーファーの指示を受けオールラウンドボードのベストセラーとなりました。
ところが2000年を過ぎたあたりからカリフォルニアを中心にロングボードは1967年、つまりショートボード革命が興る前の時代に遡っていくようになりました。
このムーブメントを牽引していたのがロビンキーガルやアレックスノストでした。
彼らは当の昔から「ロングボードとは」ということに関して一家言もっており、彼らの考えるロングボード、つまり1967年ころまでに開発されたボードまたはその当時までのアイデア、技術によって作られたボードを本来のロングボードと呼び、それ以降に開発されたロッカーや複数のフィンのセッティング、アウトラインなどを持つボードはロングボードではない考えることが世間一般にも浸透していきました。
それでもリッチはこの人気ボードを作り続けていたのですが、時代の流れには勝てず、徐々に販売は縮小されるとともに特徴的なノーズチャンネルやレールの鋭いエッジは消えていくこととなりました。
ではなぜ今回、この『バナナ』が入荷したと言いますと、「そんな若い奴の言っていることなんか興味ないし、俺はとにかくボードをしごいて当て込みたい」という方がたくさんいらっしゃるからです。
そのような方がロビンやアレックスのボードに乗っても満足いかないことは私もよく理解しています。
それは「ボードの調子が悪い」のではなく「乗っているボードが違うから」ということがはっきりしているからです。
だからもし、今ボードをお探しの方が、「シングルフィンでノーズもできて、アップスで加速して、掘れた波が来たら思いっきり当て込みたい」とお考えであれば、まさにこの『バナナ』は最高のボードになります。
長くなりましたが、とにかくすごく乗りやすいボードです。
特に女性にも最適です。
「流行りより乗りやすさ」を優先するならぜひこのボードもご検討ください。
最後は、昨日入荷したボードではありませんが、「アウトレット」として値下げ販売させていただくボードです。
このボードは先月入荷した『パフォーマー』ですが、ご注文いただいて発送しようとしたときにデッキにリペア痕があるのが発見されました。
おそらくカリフォルニアの工場で何らかの破損があり、そこを修正したようですが、若干の磨き跡と変色が見られます。
その他に関しましては、「宇宙一のテイクオフ」はもちろん他のNEWボードと変わりありません。
「アウトレット」ということで、お買い得価格になっておりますので、ご興味がございましたらぜひご検討ください。
最後になりましたが、皆さんはもうシーコングのアプリをダウンロードいただきましたでしょうか。
アプリを開き、「スクラッチカード」を擦っていただくと、なんと1等は30万円分のボード券です。
2月1日から始めていますが、まだ1等も2等も出ていません。
見にくいと評判のシーコングの情報も整理されていて、新しい入荷順にボードの掲載されるようになっています。
シーコングのお客様であってもなくても、ぜひ今すぐに「シーコングアプリ」をダウンロードしてください!
皆様のご利用をお待ちしております。
シーコング藤沢店
田中
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