今日は藤沢店ではなく大阪店の田中です。
昨日より来週半ばまでこちらで勤務しています。
2010年にイオン北花田店に出店して以来、12年が経ちました。その頃は頻繁に大阪に来ていたのですが、その後、大阪のスタッフが定着してからは多くても2泊くらいの日程だったので、久々に懐かしい”ガシ”の夜を連夜満喫しています。
1年目
2年目
12年前はまだ関西方面ではシングルフィンロングボードやブラックウェットスーツ自体がまだそれほど浸透しておらず、先見の目をもってシングルフィンロングボードを見にご来店いただいたお客様たちが私のたわいもない話に真剣に耳を傾けていただいたのを今でもよく覚えています。
しかし今ではすっかりシングルフィンロングボードの文化が根付いたようで、中にはそのボードを持って海外までトリップに行かれるような方も増えているようです。
ただやはり雑誌の休刊が相次いでいる中、情報に飢えているのは関東も関西も同じようです。
インターネットでおすすめのボードをググっても、ロングボードのカルチャーまでたどり着くことは難しく、私たちが得意とするカリフォルニア製のロングボードとオーストラリア製の違いだけにとどまらず、スポンジボードまでもが同列に並べられている現状には危機感を抱いています。
以前は、サイドフィン付きのハイパフォーマンスボードとシングルフィンロングボードを比べればよかったのですが、ここ最近では「ウェーバーとスポンジはどっちがテイクオフが速いですか?」という質問さえ耳にします。
どちらのボードが本当に価値があるか?ということになると、その基準についてはまったく認識されていない、そもそも「違いがあるの?」と思っている方も多いはずです。
そこで数少ないチャンスを生かし、次回の「Blue.」ではロングボードの文化について書かせていただきました。
性能の良さは当然求められますが、性能だけで比較する道具としてではなく、そのボードの持つ歴史やストーリーなどにも目を向けていただければと思って書きました。
また今回、大阪店の中野、森井と話をし、今年はイベントにも力を入れていきたいと思います。
大阪にも国内、海外からゲストを招き、シングルフィンロングボードの文化を継承し、”ロングボードを持っていることが格好いい”という世界観をお伝えすることができればと思っています。
今まさに、次のボードを探しているという方がいらっしゃいましたら、ぜひそのような視点も含めてボードをご検討ください。
久々に大阪に来て、初心に戻ったような気持ちです。
これからも価値ある、そしてクールなシングルフィンロングボーををご提供させていただく所存でございます。
今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。
シーコング
田中