こんにちは。
今朝、インスタグラムを見ているとこんな投稿を発見しました。
先月、田中のブログにもあったように先見の明に長けるロビンキーガルはリサイクル素材のバイオフォームのプロジェクトに力を入れておりました。
先月のブログはこちら↓
そして上記の投稿を見る限り、その開発したフォームの注文が多く入り、2モデルとも売り切れになってしまったようです。
そして再入荷には3週間かかるとのこと。
原油価格の高騰やコロナ、アメリカと中国との貿易関係などによってサーフボードの原材料は高騰を続けていますが、その影響もあってか、環境面にも配慮しているバイオフォームは思っていた以上に人気があるようですね。
私がアメリカにいたときはちょうどコロナの直前でしたが、ロビンは次のようなことを言っていました。
「これから先、サーフボードの原材料はますます高騰していく。ロングボードなんて高くて買えたもんじゃないよ!それに考えてみろ、サーフボードの環境破壊は甚だしい。この動画を見てみろよ。」
そう言ってYoutubeで南極だか北極だかの、氷山が崩落するところを見学するツアーの動画を見せられました。
少し遠方ですが、とてつもなく巨大な氷山の一角が恐らく地球温暖化の影響で崩れ落ちていく動画でした。
かなりの質量の氷塊が水面を打ち付けるので、時には波がたつようなものもありました。
それが割れるとロビンはすかさず「お、この波は乗れるなぁ」と真剣な表情で言うのです。環境問題のこととか、色々と考えていて意外と真面目な面もあるのだなと感心しかけていた矢先、私はあまりに突拍子もないその発言に笑いを堪えました。
そのあとも延々と原材料の高騰と環境破壊について話していましたが、私は相槌もそこそこに聞き流していました…。
しかし、2年が経過した今、ロビンがまるで預言者かのように思えてきて恐怖心すら覚えています。
いつだってロビンは常人の先を行き、ピッグブーム、グライダーブームを巻き起こしてきました。しかもそれぞれが、当時は誰もが取るに足らないと思っていたようなことばかりです。
田中もいつも言っている○○と天才は紙一重というように、偉業を成し遂げる人物は普通じゃダメなのだなと、ふつふつと感じます。
ロビンのすごいところは、普通の人が「生活があるから」とか、「これをやったらやりすぎだな」とか、そのように思って踏み止まるところを、すべてを投げ捨てて全力で突き進んでいくところです。
サーフィン、サーフボードにすべてを掛け、損得勘定で動くことはなくただひたすらに探究しているからこそ本当にいいものができるし本物の見識が生まれてきます。
現在、ロビンはシェイパーという枠を超えて次なるステージに向かっていますが、彼の考えることは我々の想像しえない領域に達しているはずです。
話は変わりますが、そんなロビンは、ありきたりな考えからガトヘロイ、クリームをカイエリスフリントに託すことはしません。
彼の思い描くビジョンに答えることができ、そしてその一員に加わることができるということがどれだけ凄いことであるのかと、私はいつも感じています。
そんなカイエリスフリントがシェイプしたボードが昨日シーコングに入荷しています。
現在、様々な要因から以前のように、思うようにボードが入荷せず、お待ちいただいている皆さまには大変ご迷惑をおかけしております。申し訳ございません。
しかし、着々と製造はしておりますので、もう少々お待ちいただければと思います。
そして、ご自身の予約・オーダーされている板の入荷でなくても、お時間があればぜひNEWボードが入荷した際には各店へご来店の上、ボードを触ってみていただきたいです。
シーコングで取り扱っているボードがなぜ世界的に評価されていて、他とは全く違うのかということをすぐにお分かりいただけると思います。(もちろんスタッフがバックグラウンドなども詳しくご説明させていただきます。)
サーフィンにも流行りがあるので、巷には似たり寄ったりのボードが多数存在しますが、やっぱり本物は全然違うんです。サーフィンに求められるのは歴史とオリジナルです。
決して安いお買い物ではないですから、私共としてもどうせ買うなら正真正銘の良いもの、”メッチャ”格好いいものを手にしていただきたいと常々思っております。
そして散々お待ちいただいている方々に失礼かと思いますが、それだけ、”待つ価値があるもの”を私共は取り扱っています。
ちょっと見るだけ、ちょっと触るだけでもお差支えございませんので、ぜひぜひ海帰りなどにふらっとお立ち寄りください!
長くなってしまったので、カイシェープのボードに乗ってみた感触などは、また次回お伝えさせていただきます!
今回の入荷、最新ガトヘロイの在庫は下記ページからご確認いただけます。
よろしくお願いいたします。
シーコング藤沢店
岡田