藤沢店の田中です。
まずは「シーコング東京江戸川店」にてスタッフ増員のためアルバイト、正社員候補の方の募集のお知らせです。
シーコング東京江戸川店
アルバイトスタッフ/正社員候補 募集!!!
シーコングでは下記のとおり一緒に働いていただけるスタッフの方を募集しています。
アルバイトから正社員への登用制度もありますので、販売接客未経験の方や学生の方からご近所の主婦の方まで大歓迎です!
■募集詳細
シーコング東京江戸川店 アルバイト/正社員候補
【職種/業務】
・シーコング東京江戸川店にてサーフボードの接客、販売
・他、海外での取材撮影など、希望とやる気があれば将来に向けていろんな知識を身につけることができます
【雇用形態】
・アルバイト(3ヶ月後、正社員への登用制度あり)
【勤務地】
・シーコング東京江戸川店 東京都江戸川区新堀1丁目28-1
【資格】
・年齢35歳未満の方
・高校卒業以上
・要普通自動車免許
・サーフィンのご経験がある方(技量はまったく問いません)
・シーコングのスタイルに共感していただける方。
・まじめな方
【給与】
・時給¥1,100(正社員登用の場合は社内規定に準じます)
※35歳正社員の場合(基本給30万円+歩合給、交通費支給、社会保険完備)
・賞与 年2回
【勤務時間・日数】
・週3日以上(相談に応じます)
【待遇】
・社会保険完備
・社内割引制度あり
・社員旅行あり
・交通費全額支給
■応募方法
以下の必要事項を入力の上、メールにてご応募ください。
(件名)アルバイト / 正社員採用応募
・お名前(ふりがな):
・性別:
・生年月日:
・連絡先(郵便番号、住所、自宅電話番号、携帯電話番号、e-mail):
・最終学歴:
・職歴:
※直接お電話いただいた場合は、面接の日程を決めさせていただきます。
※面接の際は履歴書をご持参ください。
■あて先
シーコング藤沢店 田中宛 info@seakong.com または 0466-55-3037
皆様のご応募、お待ちしております。
次に、大した話ではありませんが・・・・
現在、カリフォルニアでロビン宅に居候をしている特派員よりロビンについての近況報告が入りました。
2週間の予定でフランスからカリフォルニアに帰省しているロビンは今何をやっているかというと、「納品前のボードを撮影している最中に倒して壊してしまったため、それを作り直していることに忙しい」とのことです。
もともと何の用でカリフォルニアに帰ったのかは知りませんが、わざわざフランスからやって来て、貴重な2週間という時間に余分な仕事を自ら増やし、時計を巻き戻すように予定していたことに手を付けることもできず、イラツイて当たり散らしている彼の姿が見に浮かびます。
これを「バカ」というか「さすが天才」と讃えられるようにするかは私の文章力にかかっているところですが、今回はあっさりと「相変わらずのバカ」としておきましょう。
もちろん以下のように数本のボードもシェープしたようです。
そのロビンから先ほどメールが来て「もうすぐフランスに帰り、ポルトガルのイベントに参加した後、台風と木のボードをシェープするため9月中に日本に来る」と言っています。
楽しみ反面、ちょっとした不安を感じているところです。
話は変わりまして、すでに噂を耳にした方もいらっしゃると思いますが、あのジョエルチューダー主催の『ダクトテープ』が日本で開催されるようです。
「ハロウィンの次の週」と言っていたので11月の初旬と思われます。
どこまで話が進展しているのかはわかりませんが、すでにジャレッドはその招待を受けているようなので、現実味が増していることは間違いなさそうです。
シーコング創業21周年、シングルフィンロングボードに特化してから(意識的にしたわけではなく、何となくそうなってしまった、という方が正しいのですが)10年以上が経ちます。
また『第1回ダクトテープ』が開催され、シングルフィンロングボードがロングボードのメインストリートとして世界的に確立されたのも、ほぼ10年くらい前のことだと思います。
(もともともっと以前の子供の頃から知り合いだったロビン、アレックス、ジャレッド、トロイ、デーン等がこの間に急激に有名になったのはみなさんもご承知の通りで、シーコングにとってはラッキーというほかありませんでした。)
最近は日本国内でもシングルフィンロングボードのイベントが増えてきましたが、やはり本場のしかもその草分け的でもっとも有名な大会が日本で開催されることは感無量です。
日本では今でも多くの方は「シングルフィンとサイドフィン付きのボードを乗り分けている」と思いますが、それらは世界観があまりにも違うため、カリフォルニアやオーストラリアをはじめ世界中ではまったく別のものとして扱われています。
海外ではシングルフィンロングボーダーがサイドフィン付きのボードでハイパフォーマンスなライディングをすることは決してないのです。
これは趣味の問題だし、本当は遊びだからどうでもいい話でもあるのですが、それを知っていればボードを選ぶ楽しみも増えると思いますので、今日はその理由について改めてご説明させていただきたいと思います。(主観もありますので興味のない方は読み流してください)
一般的にサーフボードを選ぶ場合、“性能”を重視すると思います。
そしてその中のほとんどの方が「もっとボードを動かしたい」と考えます。
実はこの「もっとボードを動かしたい」と考えることが、日本にシングルフィンロングボードがなかなか根付かない大きな理由であったと思っています。
サイドフィン付きのロングボード他、あらゆるサイズ、形状のサーフボードに乗るサーファー、シングルフィンロングボードに乗る方でさえも「サーフィン=ボードを動かすこと」と考える傾向が強いので、「今のボードよりもう少し動くボードが欲しい」となります。(サーフィン=“動かしてなんぼ”と思っていらっしゃる方は意外に多いです)
そのために次のボードは今のボードよりも短く、軽く、薄く、反りがあり、レールにエッジを施したものが選択肢の中で重要になります。(せっかくウェーバーやファットキャットで楽に波乗りの楽しさを覚えたにもかかわらず、次のボードはやっぱり・・・という方もたくさんいらっしゃいます)
そういう視点でボードを選ぶということは“動く性能”を基準としてボードを選ぶようになります。
行き着くところは最新の素材やテクノロジーとなるわけです。
ユーザーの皆様の視点がそういうところにあるのに比べ、シェーパーたちのボードづくりの視点は違ったところにあります。
簡単に言えば、ユーザーの方々はできるだけ自分の求める要望(軽くコントロールできること、浮力があること、ノーズライディングが安定していること、速いことなど)がたくさん詰まったボードを欲するのですが、シェーパーの視点はそのボードのバックグラウンドへのこだわりにあります。
以前も書いたことがありますが、サーフィンの中でロングボードを選択するということは、古い車を選んだり、古いハーレーダビッドソンに乗ったりするのと同様に“昔のものを楽しむ”ということが大前提です。
単に乗りやすく、性能の良いものを選ぶのではなく、最初から性能的に劣ってても、難しそうであっても、古き良き時代に戻って楽しむことがロングボードを選ぶ事の本質だと考えています。
カーマニア他、あらゆるもののビンテージマニアの方と同じです。
そのためシェーパーのコンセプトとユーザーの皆様のご要望にギャップが生じ、シェーパーのコンセプトを知らなければ、そのボードは「調子悪いボード」と言われてしまいます。
しかし、ビンテージのコルベットを買った方が「この車、遅いし、ハンドリング悪いし・・・」と言ったりするでしょうか?
カーマニアの方たちが求めるのはその車の原型の格好良さであったり、当時のカルチャーであったり、またその車をレストアしてくれる職人のこだわりだと思います。
そう考えれば「動かす」「性能を求める」ことはロングボードを選ぶ重要な要因にはならないとご理解していただけると思います。
もちろん体格、技量に応じた選択は必要ですが、ロングボードの楽しさは誰でも簡単に乗れるからこそ、こだわったものを選んで乗りこなすことです。
世の中にはユーザーの方々の要望なら何でも聞き入れるシェーパーもたくさんいますが、やはり高く評価されるのは「こだわりを持っているか」につきます。
最近の映像では、ジョエルチューダーのように何十秒もノーズにステイするシーンは減ってきました。代わりにノーズに指定する時間は短くなっても、テールからノーズをバタバタと移動したり、派手なカットバックをしたりという“ホットドッグ”スタイルのサーフィンが増えてきたのも、メインストリームのサーファーたちがそれを重視しているからに他なりません。
2019 湘南オープン/ロングボードスタイルジャム Jared Mell vs Dane Peterson from SEAKONG on Vimeo.
こだわりの強いシェーパーほど時代背景が狭くなる傾向がありますが、一度そんな本物志向のロングボードに乗ってみれば、ロングボードについてもっと妙味を持っていただけると思います。
ぜひ皆様も次のボードは「ちょっとこだわりを持って」選んでみませんか?
新しいサーフィンライフが始まるはずです。
皆様のご来店、お問い合わせお待ちしています。
良い週末をお過ごしください。
シーコング藤沢店
田中