藤沢店の田中です。
すでに日本を出発してから26日が経過している写真家のperoさんは現在、フランスのギタリーにあるホバンの家で降り続く雨の中、明日からのモロッコ遠征に備え準備に余念がないといったところです。
この25日間は時たま現れる晴れ間にロビンとホバンを撮影していたことにつきましてはperoさんのFACEBOOKをご覧になっている方はご存知かと思います。
振り返れば10月21日、モロッコ南西部のマジックベイで行われるイベントへ参加するためのガトヘロイチームの大遠征の模様の一部始終を収めようということで、その3日後の11月24日には機上の人となったわけですが・・・・何とこの場に来て、主役のロビンがモロッコには行かないことになりました。
ロビンは突然「これまで毎年冬になるとモロッコにフォーカスしていたけど、これからはポルトガルだ!!!」と言い出しました。
ポルトガルは相当な田舎らしく、自然が溢れ、人々が穏やかで、食事とお酒がうまく、未開の波が数知れず・・・と、本人はもっともらしく言っていますが、要はモロッコ遠征よりも彼女の誕生日をとった、というわかりやすい彼のよくある行動パターンの一端です。
あっけにとられたのは言うまでもなく、15年以上にわたってロビンを追いかけ続け、今回43日も日程を割いていたperoさんと、そのperoさんに約1ヶ月タダ宿を提供しているガトヘロイのライダーのホバンです。
「えっ、これは一体どういうこと?俺たちは何しにモロッコへ行くの?」とモロッコ行きの飛行機に乗るために荷造りをしている二人は思っているわけです。
そんなことはお構いなしに、ロビンは私に「ポルトガルに来いよ。俺の新しいベースになるところを案内するから。その後、フランスに戻って俺のお店を見てくれよ。ボードも作ってあるし」と誘いをかけてきます。
私が「peroはどうするんだよ?」と聞くと、「彼女の車が小さくて3人しか乗れないんだよ。もしperoが来ても、俺と彼女とお前の3人しか乗れないんだよ。だからperoにはモロッコからフランスに直接帰れと言ったんだよ」と、彼なりの正当な理由を説明してくるのでありました。
このブログや雑誌の記事でも書いているとおり、サーフトリップは予定どおりに進むことはまずありません。飛行機に乗れなかったり、荷物が盗まれたり、波がなかったりと常にトラブルや予期せぬ事態に見舞われることは日常茶飯事です。しかしそれがまた旅の思い出となって楽しいわけですが、果たしてperoさんはこの旅を振り返ったとき、どのように思うんどろうと、今回は真面目に心配している次第です。
写真は2011年の第1回モロッコトリップ「ダイナミックエンデバー"SURFAR”ーCat's in アフリカのときのものです。
懐かしいperoさんと
エッサウィラのメディナ
ベースキャンプ
キャンプスタッフ達と
peroさんの健闘を祈り、素晴らしい写真を待つことにしましょう!
シーコング藤沢店
田中
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