こんにちは。
藤沢店の中村です。
今週の休日は天気も良く少し波もあったので小一時間サーフィンを楽しめました。
滅多に知り合いと会わない私が海でたまたま友人と会ったのですが
その友人と一緒に来ていたサーフィン2回目のお友達が中々波に乗れないと苦戦していました。
ボードを見ると短く軽いボードに乗っていました…
私が乗っていた長く重たいボードを貸すと…
今まで苦戦していたのが嘘かのように沢山波に乗れ、とても楽しそう。
風の影響で時間が経つごとに面が悪くなっていったこともあり
安定感の違いがもろに出たのだと思います。
あまりにも嬉しそうに乗るので上がるまでボードを貸し続け
普段乗りなれないタイプのボードの私はただただ日焼けをして終了…泣
やはり、みんな最初はサーフィン=ショートボードのようなイメージが強いようで
その子もファンボードを購入したのですが
「こんなに乗れるならロングボードがいいです!」と
早速シーコングのオンラインショップを見ておりました…
僕も同じような経験をした一人なので痛いほどその気持ちがわかります。
安かろうが高かろうが買って失敗は怖いものです。
かと言って気になるボードに乗っている人に
「ボード乗らせてください!」なんて言えるわけでもありません。
だからこそ、何かボードを買おうかな??とお迷いの方は
シーコングの無料試乗ボードをご利用ください!!!
(もちろん、海で私に会ってそのボード乗らせてくださいでも構いません)
最大1週間程度お貸出しが可能ですので
是非いろんな場所・コンデションでお試しいただけます。
(私のボードは1週間貸すことはできませんのであらかじめご了承ください)
シーコング藤沢店の試乗ボード一覧はこちら
・デューイウェーバー・スタイリスト
9.2ft 9.4ft 9.6ft
・デューイウェーバー・パフォーマー
9.4ft
・クリーム・ファットキャット
9.2ft 9.4ft 9.8ft
各点にも試乗ボードのご用意ございますので夏が始まる前にお試しください!!
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お次は本日入荷の中古ボードのご紹介です!
ブランド | ガトヘロイ/GatoHeroi |
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モデル | スムースオペレーター/SmoothOperator(新品未使用品) |
長さ(ft) | 9.6ft |
幅(inch) | 22 3/4 inch |
厚み(inch) | 2 7/8 inch |
重量(kg) | 7.9kg |
Fin | シングル |
素材 | ポリエステル |
付属品 | なし |
価格(税込) | ¥280000 |
【ボード説明】
天才”ロビンキーガル”によるブランド”ガトヘロイ”のクラシックピンテールピッグです。
こちらは2019年にロビンキーガルによりシェイプされた1本です。
クラシックなPIGのアウトラインに、研ぎ澄まされたレール&ロールボトム&ラウンドピンテールにより、ハイスピードかつラディカルなライディングをお楽しみいただける1本です。
1969年当時のエボリューション期を彷彿させるパフォーマンス性とクラシックなフィーリングを味わいたい方必見のボードです。
【ボードコンディションについて】
新品未使用の極上コンデションです。
よろしくお願いいたします!!
シーコング藤沢
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こんにちは。
シーコングの新井です。
ここ最近はTシャツで過ごせる気持ちの良い気候になってきたせいか、ボードを探す方が一気に増えてきた気がいたします。
一口にサーフボードと言いましても、色々な種類がございます。
そこで、本日は他とは違うこのブランドならではの”こだわり”に関して書かせていただきます。
数あるボードの中から、1本のボードを選ぶ際、人それぞれ、購入するにあたってその商品に対するこだわりがあると思います。
「テイクオフ性能に優れたボードが欲しい」
「ノーズライディング性能にすぐれたぼーどが欲しい」
「パイパーフォーマンスタイプのボードが欲しい」
「とにかくかっこよいボードが欲しい」
等です。
単純に性能が優れたボードは良く売れますし、お勧めもし易いです。
テイクオフが速いボードと言うこだわりを基準にボードをお探しの方は非常に多くいらっしゃいます。
ただ、中には性能だけがポイントなのではなく、”こだわり”を重視する方も一部いらっしゃいます。
”こだわり”にも色々ございますが、今日はサーフボードの”こだわり”として、”ハンドシェイプ”を取り上げてみたいと思います。
サーフボードはかなり大雑把に分けると、オールハンドシェイプとマシンシェイプに分けることが可能です。
オールハンドシェイプとは、ブランクスに線を引き、のこぎりでアウトラインを切り出すことからスタートし、最後まですべて手作業のみでボードをシェイプしていきます。
そして、マシンシェイプはシェイプマシンをを使用し、そのマシンが、ボードをある程度のところまで、シェイプしてくれます。ただし、最終的な仕上げは、人間の手で行います。
全てのシェイプの工程を手作業で行うか、大半の工程をマシンで行い、最後人の手で仕上げるか。
その違いなのですが、どちらが良いという事はございません。
どちらもメリット、デメリットございます。
人によっては、オールハンドシェイプの方が魅力的だと感じますし、マシンシェイプの方が正確にシェイプできると好む方もいらっしゃいます。
今日はオールハンドシェイプの方が惹かれるなーという方にとっておきのボードをご紹介させていただきます。
ズバリこちらのボードです。
エルモアのポークチョップモデル。
まずはどんなボードなのかをご紹介いたします。
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個人的にエルモア史上最高にかっこよいボードに認定しても良いのではないかと思うこのボード‼
ポークチョップモデルです‼
このボードが誕生したきっかけは、トロイが彼の友人に向けて作ったダノーのホッグを細くしたようなボードを見た時から始まりました。
こんなボードでした。
カッコよいですねー。
彼にこのボード何? 新しいモデル?と聞くと、
「60年代のサーフシーンをイメージして友達用に作った1点物だよ」
と返答が。
↑このページの写真の中に紛れていても違和感がない位、クラシカルな雰囲気がありますよね。
ただ、今までのトロイが作ってきたボードと明らかにテイストが違う事と、何よりかっこよいボードだったので、
「シーコングにも作ってよ。」
と伝えると、
「OKやってみるよ」
「ただ、友達に作ったボードは幅が22インチしかなくて幅が狭いから、シーコング用には、もうちょっと小波でも乗れる要素を取り入れて作ってみるよ。」
となんだか楽しみな展開に。
そこからはテーマとして
・デューイウェーバーが活躍していた60’sのイメージ
・グラスオン
・適度な浮力
・クラシカルなカラーパネルのボードデザイン
を条件に彼にすべてを託しました。
やはり、一点物というだけあり、スタートするまで、色々と考えたそうです。
最初はただ単純に友人に作ったボードの幅を広くして、ダノーのホッグのようなボードを作ろうとも考えたそうですが、そこはちょっぴり頑固なトロイ。
それではダノーと同じボードになってしまうとのことで、同じく60’sを象徴するボード、イエーターのスプーンの要素を取り入れることにしたそうです。
イエーターのスプーンと言えば、ステップデッキを思い浮かべますが、そこもトロイならではの解釈で、ステップデッキにはせず、ほんの気持ちノーズを薄くした程度にとどめたそうです。
※イエータースプーンフィン
ただし、フィンは完全なるレプリカ品、イエーターのスプーンフィンをグラスオン仕様で採用いたしました。
そして出来上がったのがこちらのボード‼
ポークチョップモデル‼
これがトロイが作る60’sスタイルのロングボードか‼
と感動いたしました。
クラシカルでありながら、こてこてにやりすぎない。
60’sのテイストを取り入れつつ、あくまでも機能的なボードであることが重要。
まさにトロイらしい60'sのコンセプトボードだなーと思いました。
良い意味で予想を裏切られたのは、レール形状です。
1960年代のボードと言うと、レールは丸い50/50の物が多いですが、こちらもトロイのこだわりが表れております。
レール(ノーズ部分)
レール(センター部分)
レール(テール部分)
やはり今の時代に作るレプリカボードは、モダンな技術やアイディアもしっかりと取り入れて、昔のボードを機能的に越えなければならないと思っているのでしょう。
レールはかなり薄めにチューンナップされております。
そして、重量は普段トロイが作るボードに比べ、ずっしりと思い、9.9kg。
普段彼が作るボードは8キロくらいなので、約2キロ重く仕上げております。
これは、60'sのボードに対する敬意の現れなのでしょう。
ロッカーも当時のボードのようにかなり抑えられており、一度走り出したらかなりのスピードが期待できそうなイメージです。
このなんとも言えないヴィンテージイエローのパネルデザインが素晴らしい雰囲気を演出しております。樹脂がたっぷりと使用された重厚感を感じる仕上がりです。
そして、最後にうれしいポイントが。
このボード、トロイ・エルモアの60'sのコンセプトボードなのですが、リアルなヴィンテージボードなどに比べ、しっかりと浮力も持たせてくれているんです。
測ってみると、幅は23インチ、厚みも3インチとこういった類のコンセプトボードにはうれしい、普段使いが十分に出来るスペックで仕上げてくれております。
ただ1点物コンセプトボードとして、どこかに飾るのではなく、メインのボードとして海でガンガン使えますね‼
何から何まですべてにおいて丁度良いところをチョイスしてくれるトロイ。
彼のクラフトマンとしての懐の深さを感じました。
そんな彼の1本入魂の一点物、それがポークチョップモデルです。
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なぜこちらのボードがとっておきなのか?
まずエルモアサーフボードのシェイプを行うトロイ・エルモアは、オールハンドシェイプでボードをシェイプいたします。
彼は職人気質で、さらに非常に丁寧な性格の為、機械では表現できない、微妙なタッチを重要視いたします。
一見同じシェイプに見えるボードでも、彼からするとそれぞれ違いがあり、その違いを出すためには、オールハンドでシェイプせざるを得ないそうです。
もちろん、彼もマシンシェイプした方が、楽だし、毎回同じ形のボードをシェイプすることが出来るので、本来であれば、マシンを使った方が効率が良いことは百も承知です。
そして、過去にはマシンを使用したこともございました。
でも結局それでは納得できず、自ら手直しをしなければ納得いくボードが出来なかったため、それならやはり最初から最後まで自分の手の感覚を信じ、オールハンドでやっていこうという結論に達したそうです。
彼のシェイプは当然素晴らしいです。
エルモアのボードはハンドシェイプである。と言う事だけでも、特別感を感じると思いますが、さらなるポイントそして、こちらのボード、1点物としてシェイプされた大変珍しいボードなのです。
世界に1本しか存在しないんです。
彼は通常一つのモデルを開発するにあたり、何度も修正を重ね、長い時間をかけ、「完成した。これなら世に出せるぞ」と100%納得したうえで、モデル化に踏み切ります。
そのため、こういった1点物というのはエルモアのボードとして、ほとんど存在いたしません。
今回は1960年代のボードをテーマに、1点物として作る計画であったので、過去に彼がシェイプしてきたボードの膨大なデータの中からそれぞれの要素を厳選し、慎重かつ丁寧に彼の頭の中のイメージを形にしていったそうです。
アウトライン、レール形状、ボトム形状、フィン、デザイン、などなど、随所にこだわりのポイントを垣間見ることが出来ます。
そんなトロイのこだわりがたくさん詰まった、1点物のボード。
悪いわけがございません。
ボード選びに”こだわり”を重視される方に是非お手に取っていただきたいボードです。
気になる事などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ブランド | エルモアサーフボード |
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モデル | Pork Chop (60's Classic) |
長さ(ft) | 9'6ft |
幅(インチ) | 23インチ |
厚み(インチ) | 3インチ |
重量(kg) | 9.9kg |
フィン | グラスオンシングル |
素材 | ポリエステル |
付属品 | なし |
価格(税込) | ¥490,000- |
送料 | ¥無料 |
最後のロングインタビューをご覧ください。
日本語字幕で見れるようです。
それでは皆様、今日も良い一日をお過ごしください。
シーコング
新井