こんにちは。
大阪店の中野です。
早いもので、リッチハーバーがこの世を去ってから間もなく3年になろうとしています。
くしくも今年はハーバー創立65周年を迎えており、現在も娘のメリッサを中心に居を構え、スティーブファーウェルやカートオーグスバーグのベテランシェイパー、そしてかつてメインシェイパーだったティムスタンプスも時折参画し、若いチームライダーやショップスタッフが切り盛りしています。
またすでにハーバーのインスタグラム上で発表はありましたが、
今年のハーバー65周年モデルとして2本が発表されています。
THE RAY ザ・レイ
『ザ・レイモデルはクルーザータイプのようだがレトロかつオールドスクールなモデルではないんだ、、、このモデルはスピード感がありコントロール性が良く、海面に張り付いてカッ飛んで行くモデルなんだ』
by ティムスタンプス
ユーザーフレンドリーなモデルで、浅いノーズコンケーブが入り、ソフトレールにややテール付近はダウンレールとなった1本です。
"ザ・レイ"モデルは、かつてのメインシェイパーであったティムスタンプスが作ったサマータイムモデルとなっています。
MOD 65
ティムスタンプスが開発したノーズライダーモデル、"ナインティーン"のアップデートバージョンが"MOD 65"です。
パーフェクトなモダンホットドッグシェイプ。
・ノーズワイドが19インチから18.5インチに変更
・ハーバーのノーズライダーモデルと同じく深いコンケーブに変更
・キックテールの反り位置をテール側から始めることによって極端な反りを軽減
・50/50のピンチレールに変更することによるボードの速い切り返しが可能
どちらもオーダーは可能ですのでもしもハーバーのNEWモデルにご興味があればぜひお問い合わせください。
っということでハーバー65周年のモデルとしてあらたに2本がラインナップに加わっています。
リッチハーバー亡きあともリッチハーバーの魂を引き継ぐ者たちがこのように伝統を絶やすことなく、ハーバーの歴史が無くなることはありません。
リッチハーバーは間違いなく、真の功績を讃えられた"本物のレジェンド"の一人です。
時代時代に合わせたニーズに応えるように様々なボードを作ってきたリッチハーバーが後世に残すボードとして3つを挙げています。
それがトラッセルスペシャル、バナナ、そしてチーターです。
あらゆるクラシック関連のサーフ雑誌を拝見しても、必ずどれかのボードが載っているほど真に評価されている歴史的な3大モデルです。
当時のビンテージ物はかなりの高額で取引されていますが、現行モデルは当時とは若干の変更点があるとはいえども、当時と変わらない雰囲気を体感できるサーフボードです。
【トラッセルスペシャルとは?】
Trestle Special
「そのボードに“トラッセルスペシャル”と名付けたのは簡単な理由だった・・・」
1965当時、ハーバーサーフチームのメンバーだったマークマーティンソンはサンクレメンテの南に位置するカリフォルニア屈指のポイントブレイクのローワートラッセルズではひときわ際立ったライディングで評判でした。
あまりの上手さに彼のパフォーマンスを見るためにサーファーたちは海から上がってくるほどで、私は当時それを何度も目にしていました。
そこで私はマークのためにトラッセル用の特別なボードをデザインすることにしました。
ディーンエリオット、マイクマーシャル、そして私の3人がその新しいボードを開発することにしましたが、最終的にはマイクマーシャルにシェープを任せることにしました。
なぜならマイクとマークは以前、他のプロジェクトで一緒に仕事をして大成功を収めており、サーファーとシェーパーのコンビとしてはすでに絶好調だったからです。
彼らによって新しくデザインされたボードは、ノーズが細く、当時の平均的なサーフボードよりもテールが絞られたようなアウトラインになっていました。
これらの特徴によってボードのスピードは増し、マークマーティンソンのパワフルなライディングをさらに引き立てることになりました。
そしてこのボードに試しに乗ってみたサーファーのほとんどがこのボードを欲しがることになったのです。
翌年の冬、マウイ島へ行くことになった時、そのボードは修理に出され、当時の習慣によってカラーリングが変更されました。
それは写真映えがいいように、真っ赤なソリッドピグメントに変更されたのです。
このボードの評判は口コミで広がり、1966年、正式にハーバーサーフボードのラインナップに加えられました。
しかし私は機能的でエレガントなラインを強調したかったので真っ赤ではなく、シンプルなクリアのボランクロス、レッドウッドのトリプルストリンガー、そしてソリッドイエローのフィンを採用することに決めました。
ロゴのデザインは、ハープアルバートのアルバムジャケットから気に入ったフォントを採用したもので、これは現在にも引き継がれているのです。
【バナナとは?】
BANANA
1963年の冬、ローカルサーファーである”リッチ・チュー”は私から新しいボードのオーダーをしました。彼は私がデニーブエールに作ったボードを非常に気に入り、彼もそのボードをオーダーすることに決めました。
このプロジェクトは最初かなりラフなスタートを切りました。なぜなら受け取ったウォーカーフォームはたくさんのロッカーが付いていたためです。ロッカーは端から見たノーズからテールまでの曲線率です。
私は心配しましたが、このロッカーはボードのターンをより良いものにするのではないかと考えました。
そして私はボードをシェイプし、イエローカラーにブラックバンドをつけて”リッチ・チュー”の反応を待ちました。
このボードは皆がコメントしているように異質に見え、まるで大きなバナナが水の中を浮いているかのようだと言っています。
これはハーバーサーフボードシリアルナンバー”664”番のボードのことで、のちにバナナモデルと呼ばれ、リッチチューが愛してやまないボードです。
彼は本当にこのボードを愛しているので、このボードに修理が必要なダメージを負ってしまいましたが、彼は新しいボードを手に入れるよりも修理をして、リペイントをすることを望みました。
リッチ・チューが新たにデザインしたものは、先進的な黒と白のストライプに17インチのマスタードイエローのバンドを施したものとなりました。
このカラーが現在のラインナップの中でもひときわ際立っていてカラースキームとなっています。
チューはこのバナナモデルに乗り初めてのU.S.S.Aサーキットにおいて絶大な成功を収めました。リッチチューは初代のU.S.S.Aのチャンピオンとなり、彼と彼のバナナモデルはとても有名なモデルとなりました
【チーターとは?】
CHEATER
"まるで"チート行為"(不正行為)でも行っているかのように、いともたやすくノーズライディングができるボードを私たちは敬意を込めて”チーター”と名付けました" by リッチ・ハーバー
ハーバーサーフチームのメンバーである"スティーブビグラー"は、南カリフォルニア(サンディエゴからサンタバーバラ)を軸にサーフィンをしていました。
そんなある日、リンコンでのサーフィンの後、彼は私(リッチ・ハーバー)のシェイピングルームにやって来て、レニー・イェーターが作った”スプーンモデル”について熱く語り続けました。
彼はその日、正にリンコンでその”スプーン”モデルを見たのです。
彼は”スプーン”モデルがいかに海の中で機能的であったかを私に説明しましたが、私は”スプーン”の代わりに”ステップデッキ”を提案しました。
このプロトタイプが後に”チーター”となり、1960年代のハーバーサーフボードのベストセラーとなりました。
まるで"チート行為"(不正行為)でも行っているかのように、いともたやすくノーズライディングができるボードを私たちは敬意を込めて”チーター”と名付けました
”チーター”モデルは、サーファーがノーズに立った瞬間、ボードの先端がしなるステップデッキとなっており、瞬間的にスピードが増幅されると同時に特別な”ティップタイム”を味わえるボードです。
スティーブビグラーはサンディエゴで開催された1966年サーフィンワールドチャンピオンシップで、このチーターを駆り出し”4位”という好成績を収めました。
また同コンテストにおいてジョックサザーランドは同じチーターに乗り”2位”というこれまた好成績を収めました。
彼らのチーターは2本とも10フィート近くあり、ノーズライディングに最も適した長さでもありました。
さらに同コンテストに出場し優勝したオーストラリアのナットヤングが使用したボードは9フィート近くで、彼のボードは軽量でターンを得意としていました。
この革新的な出来事はそれまでのサーフィン界の常識を覆し、のちのショートボードレボリューションの幕開けとなりました。
リッチハーバーが後世に残すべき3大ボード。
現在もシーコングで入手可能なリアルクラシックボードです。
こういう時代だからこそあらためて真の価値を追い求めるのもいいのではないでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
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東京江戸川店の渡辺です。
本日は千葉茨城方面を拠点とし、ショートボードからロングボードへ転向をお考えている方にお勧めのガトヘロイの定番モデル、スムースオペレーターをご案内します。
ショートボードからロングボードに転向すると、まずはじめにボード自体の接水面が広いため、取り回しの難しさを感じると思います。
ゲッティングアウトで沖に出る際、パドリングしながら方向転換するだけでも思うようにできなかったり。。
その反面、シングルフィンロングボードは直進性に優れていて、テイクオフも少しのパドルだけで簡単に波に乗れますし、ボード自体が自然に加速してくれますので小さい波から力まずにリラックスして波乗りを楽しむことができます。
ロングボードの取り回しについては、反復練習で徐々に感覚が身につけていきます。
ガトヘロイのスムースオペレーターはピッグ形状&ピンテールの組み合わせとボリュームを落としたレール形状、ロールしたボトム形状、緩やかなローカーにより、シングルフィンロングボード特有の優れた直進性と軽くテール付近を踏み込むだけで簡単に方向転換できてしまうボードですので、実際、ショートボードからロングボードへ転向されたお客様に大変満足いただいております💛
1つ動画をご紹介します。
ガトヘロイOZと言えば、カイエリスが筆頭となりますが、このカフー(Kahu Andronicus)もなかなかのツワモノです。
オーストラリアのダイナミックな波とガトヘロイのボード、そして、カフーのサーフィンスキルが相まって素晴らしい映像だと思います。
ボードはスムースオペレーターのテール部分をチョップ(切断)したスカッシュテールバージョンのチョップオペレーター9.7FTを使用していますので、ほぼほぼスムースオペレーターで同じ乗り方ができるとお考えいただいて大丈夫です。
素晴らしいトリムスピードと切れのあるカットバック、膝下の加重のみでのレールtoレール、さらにノーズアクションも楽しめるシェーパーのロビンキーガルが長年フォーカスし続けるガトヘロイNo.1定番モデルです。
ちなみにカフーの愛車は日本車の旧車(ランクル60 丸目 1980年代前半)で渋いセレクトです🚙
【スムースオペレーター】
ロビンキーガルがブランド創設時より乗り継ぐ、クラシックピンテールピッグです。
クラシックと言えど、そこはロビンキーガルならではで、研ぎ澄まされたレールとロールボトムによって、ハイスピードでラディカルな、1969年当時のエボリューション期を彷彿させるパフォーマンスを可能にします。
最大幅のポイントを一歩超えたときの振り落とされるような加速は他のボードでは絶対に味わうことができません。
ブランド | ガトヘロイ/Gato Heroi |
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モデル | スムースオペレーター/Smooth Operator |
長さ(ft) | 9'6ft |
幅(インチ) | 23inch |
厚み(インチ) | 2 7/8inch |
重量(kg) | 8.5kg |
フィン | シングル |
素材 | ポリエステル |
付属品 | なし |
価格(税込) | ¥375000 |
送料(ご自宅宛) | 無料 |
ロビンキーガル渾身のハンドシェープボードです。スムースオペレーターを代表するバンドデザインが施されています。
ぜひこの機会に!
皆様のご来店をお待ちしております。
シーコング東京江戸川店
住所:〒132-0001 東京都江戸川区新堀1丁目28-1 FSビル1F
TEL&FAX:03-6638-8090
営業時間:10:00 - 20:00
定休日:年末年始以外 無休
駐車場:有(近隣の月極駐車場に2台分) と提携コインパーキング(ナビパーク新堀第2)
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こんにちは。
シーコングの新井です。
先日入荷いたしましたダノーのボードですが、お陰様で次々とお客様のお手元へと巣立っております。
久しぶりに入荷したストックボードのダイナモも3本ございましたが、すでに2本は売約済で"ラスト1本"となりました‼
さすが、ダノーさんのボード、中々入荷が無いだけに久しぶりのストックボードの入荷となりますと、即完売となってしまいます。
今回入荷したダイナモモデルのようなミッドレングスですと、ロングボードに比べ、保管もし易いので、セカンドボードとして購入される方が多いようです。
しかも”浮力たっぷりでテイクオフ楽々”ときたら欲しくなっちゃいますよね?
今まで短いボードにチャレンジし、挫折してしまっていた方にとっては、
”これなら乗れるかも?‼”
という桁違いの浮力を誇るボードです。
ラスト1本のダイナモモデルは現在シーコング江戸川店に在庫しております‼
ブランド | ダノー/Dano |
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モデル | ダイナモ/Dynamo |
長さ(ft) | 8'2ft |
幅(インチ) | 22 inch |
厚み(インチ) | 3 1/2 inch |
重量(kg) | 7.8 kg |
フィン | シングル |
素材 | ポリエステル |
付属品 | なし |
価格(税込) | ¥316000 |
送料 | 無料 |
【ダイナモモデルとは?】
ダイナモは70年代スタイルのビークノーズ(クチバシ型のノーズ)とフラットデッキが特徴のシングルフィンです。
短めのサイズならスモールからミディアムサイズの波に最適で、長めのサイズであればビッグウェーブも対応できるマジックボードです。
テール形状はバラエティーに富んでおり、ピンテール、ダイヤモンドテール、スワローテール、そしてそれぞれのテール形状に加えてウィングを入れるオプションも人気です。
ボトム面はフラット~VEEの70年代の伝統的なスタイルがスタンダードな仕様ですが、6チャンネルを施すことも可能です。
コンディションを選ばず楽しめるオールラウンドなミッドレングスボードです。
ボリューム(浮力)がしっかりとあるので、ロングボーダーのセカンドボードとして、ショートボーダーの小波用のボードとして大変お勧めです。
⇩これくらいボリュームがあるボードです。⇩
野球のボールを握っている感覚に近い分厚いレールです。
これならかなり浮きますよね。
ダノー本人によるダイナモモデルの解説動画です。
ダノー本人もダイナモモデルを愛用しております。
気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。
もちろん通信販売、店舗間の移動も承っております。
ボードは中々入ってこないですが、音楽活動は忙しそうです。
この投稿をInstagramで見る
それでは皆様、今日も良い一日をお過ごしください。
シーコング
新井
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こんにちは、大阪店です。
早速ですが本日大阪店入荷しました中古ボードをご紹介いたします。
ブランド | デューイウェーバー / Dewey Weber |
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モデル | パフォーマー / Performer |
長さ(ft) | 9'4ft |
幅(inch) | 24 1/4 inch |
厚み(inch) | 3 1/8 inch |
重量(kg) | 10.1kg |
Fin | シングル |
素材 | ポリエステル |
付属品 | フィン |
価格(税込) | ¥198000 |
送料 | 送料はこちら>>> |
- 【ボード説明】
銀河系一のテイクオフを誇るデューイウェーバー「パフォーマー」です。
ワイドなアウトラインにフラットなボトムがパドル時の横ブレを防ぎ安定したパドリングを可能にしてくれます。
どんなに小さなウネリでも楽々キャッチする事ができますのでテイクオフに悩む必要がなくなります。
1967年の最もワイドなパフォーマーを忠実に再現したリアルクラシックボードで休日を120%満喫して頂けます。 - 【ボードコンディションについて】
デッキ面にデッキシールが貼られております。デッキ面フットマークがついております。ボトム面くぼみがついております。ボトム面擦り傷がございます。レール周り、テール周りにリペア痕ございます。浸水の心配はございません。レール周り、テール周り、ストリンガー沿いに多数のクラックがついております。全てソーラーレジンで修復してからのご使用をオススメします。
それでは本日もご来店お待ちしております。