藤沢店の田中です。
今日は久々にカリフォルニアとオーストラリアから大量のボードの入荷がありました。
私の方からはアンヒンジドとウェーバーからのとっておきの1本をご紹介させていただきたいと思います。
まずどちらもカスタムオーダーのボードとなりますが、アンヒンジドサーフボード by デーンピーターソンから2本です。
●9'2ft スリングブレード
ホワイトオペックオールオーバー、グラスオンフィン ¥388,000(税込)
●9'9ft スリングブレード
ベリーライトブルーグレイティント、グラスオンフィン ¥389,000(税込)
『スリングブレード』は、1967年頃からオーストラリアで興ったショートボードレボリューションへと続くロングボードのパフォーマンス化、ショートボード化の過渡期に作られたボードをベースに作られています。
『ペトピッグ』で世界中にハイパフォーマンスピッグを広めたデーンピーターソンが、ボブマクタビッシュとのコミュニケーションの中で当時を再現し、デーンピーターソンならではのエッセンスを注入して作られています。
奇しくも、ボブマクタビッシュとの出会いによって強烈な影響を受けたロビンキーガルの『プレイボーイ」と双璧をなす、クラシックログの最終進化形と言えるボードです。
お手持ちのボードに飽きを感じる方がいらっしゃいましたら、ぜひこの『スリングブレード』で強烈に波を切り裂いてみてください。
★絶賛カスタムオーダー受付中です!!!!!
詳しくはメールまたは店頭スタッフまでお問い合わせください。
そのデーンピーターソンですが、4月末にメキシコで行われる「メキシログフェスタ」に参加をするようです。
デーンとともにエントリーリストにはローラミニョー、カシアミーダー、コリンウィットブレッド、そしてカリーナロズンコと“チーム・デーンピーターソン”が名を連ねています。
シーコングスタッフの中山も招待を受けておりすでに出場を決めているのですが、こうなればやはり“アンヒンジドサーフボード”でエントリーし、彼らの仲間に加わってもらうしかありません。
あまりにも細かく品質にこだわり過ぎて、ラミネート工場から嫌味を言われるほどのデーンピーターソンですが、それだけに作られるサーフボードは完璧な仕上がりとなっています。
ロビンキーガル、トロイエルモア同様に完璧に、ていねいに仕上げられたボードはそのレールを触るだけで違いがはっきりと分かりますし、また実際波に乗った時には、抵抗感を感じない極上のスムース感を感じていただけます。
著名なサーファーに愛用される理由がわかるボードです。
★絶賛カスタムオーダー受付中です!!!!!
話は変わりまして、今日はデューイウェーバーからすごいボードが入荷しています。
今から23年前、カリフォルニアにサーフツアーをしたことがあるのですが、その時お客様をお連れしたオーシャンサイドのメガサーフショップ「サーフライド」に飾ってあった1本のボードに皆の目がくぎ付けになりました。
当時の販売価格で3,000ドルの値札がつけられていたそのボードは、それまで誰も見たことのない“バイオリンストリンガー”と呼ばれる8の字型の湾曲したストリンガーを用い、ウェーバーカラーである赤と黒のパネルが非対称にホットコートされていました。
結局、我慢できなかった一人のお客様が交渉し購入されたのですが、それ以来私の頭の中にはウェーバー・パフォーマーの最高傑作として記憶されていました。
今から3年前、大阪に住むお客様が特別なボードを作りたいとおっしゃたので、私は満を持してそのデザインをお客様に見せました。
そこで現地に見積もりしてもらったところ、当時と遜色ない価格で作れることがわかったので計2本のボードをオーダーし、それが今日届いたのです。
一般的なパフォーマーに比べ若干ポイントノーズに変更したアウトラインとレッドシダー+バイオリンストリンガー、パネルデザインによってとてもシャープな印象となっています。
もちろんパフォーマーの象徴ともいえるハチェットフィンはグラスオン仕様です。
ノーズからテールのどの部分を切り取っても完璧な仕上がりはカリフォルニア最高のグラスショップ、ウォーターマンズギルドの職人によるものです。
藤沢店のお近くに住む皆様、ぜひこの伝統を引き継いだ素晴らしいボードをご覧ください。
皆様のご来店、お問い合わせお待ちしております。
引き続き、楽しい週末をお過ごしください。
シーコング藤沢店
田中