こんにちは、東京江戸川店の渡辺です。
昨日は休みでしたので、千葉北でお客様から拝借したハーバーのチーター60で波乗りをしていました。
腹前後サイズのファンウェーブを5本ぐらい乗ったところで豪雨と雷のため退散。
着替えてスマホをチェックしていたら、SNSから悲しい知らせが、、。
2013年のカリフォルニア出張では、リッチ本人に会うことができました。
スマホを片手にNEWボードの撮影も自ら行い、現役そのものでした。
シーコングの取り扱うボードで個人的に好きなボードとして、ハーバーのトラッセルスペシャルがあげれますが、いつの日か復刻版でよいので手に入れたいと思っています。
心よりご冥福をお祈りいたします。
そして、本日は、2019年のハーバー60周年記念に作られたチーターの復刻版「チーター60」をご紹介したいと思います。
リッチの審美眼で選ばれたハーバーのオリジナルチーターからディテールを抽出し、幅とステップデッキの長さに改良が加えられたステップデッキの王様です。
タイプが違うボードですが、少し比較してみました。
左がパフォーマーで、右がチーター60です。
アウトラインは断然パフォーマーが幅広いですが、チーター60も幅23インチ、厚さは 3インチ以上ありますので、浮力はたっぷりです。
次に、テイクオフ性能やターン性能、ノーズライディングの性能を左右するテールのロッカー(反り)です。
パフォーマーは抑えめ、チーター60はフィンBOXあたりから反っているのが見てわかります。
テールのロッカーにより、テール部分が波にロックしやすくなり、ノーズを持ち上げてくれるのでノーズライディングの成功率がアップします。
ピンぼけしていますが、ボトムのテール部分を撮影したものです。
チーター60はロールしていて、テールエンドも薄くシェープしています。
それによって、テールを踏み込んだ時にテールが沈みやすくなり、反応の良いターンが可能となります。
パフォーマーはフラットをキープしつつ、レールに向かって少しロールしていますが、テールエンドもしっかり厚みがあり、安定感抜群、さすがテイクオフ最速ボードです。
次は、純正のフィンです。
チーター60にはノーズライダーフィン。
ベース幅が広く、ボトムがロールしている分、フィンで安定感を補っているのかもしれません。
パフォーマーはお馴染みのハチェットフィンです。
独創的なアウトラインでベース幅はクビレていますので、回転性にも優れたフィンとなります。
幅広いアウトラインのボードも容易に回転させてくれます。
レールはチーター60のほうが厚みのあるソフトレールです。
最後に、チーター60はデッキ部分が削られたステップデッキ仕様となります。
サンド仕上げなっている部分が削られていますが、パドリングの際に邪魔になったりもせず、しなりなどもいまのところまだ感じ取れず、、ただし、ノーズの体積が小さくなっているのでターンの時は、ノーズが振りやすく操作性が良いと感じました。
パフォーマー、スタイリスト、ファットキャットと比較すると、テイクオフ性能は少し劣ります。
お勧めは普段の長さよりも、ワンからツーサイズアップしていただくと、乗り換えされてもそこまでテイクオフも苦にならないと思います。
ノーズライディング性能は、プレイナーやノーズグライダーには劣りますが、それ以外には勝ると思います。
スッキリとしたアウトライン、品の良いフォーム製テールブロックで、見た目もクール、乗りこめば乗りこむほど、楽しさが増えていくオトナが楽しめるボードと言えるでしょう。
皆様のご利用をお待ちしております。
シーコング東京江戸川店
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