藤沢店の田中です。
明日からメキシコ、カリフォルニアに行くためバタバタと過ごしていますが、今朝はとてもうれしいことがありましたので、皆様にご報告させていただきます。
今朝早く、急用があってフランスでアートショーを開催するアレックスに電話したのですが、すぐにフェースタイム(テレビ電話のようなもの)でかけ直してくれと言われました。
改めて電話をするとそこにはアレックスと一緒に来日する彼女のダニエラがいましたが、その場所は私も何度も泊まったことがあるフランス人のホバンの家のようでした。
アレックスに用事の件で話をしていると、何か電話の近くで聞き慣れた声がしていました。しきりに私の名前(本当は名前ではなく勝手に彼が名付けたニックネームですが)を呼ぶ声がしていました。
カメラが回るとそこには「今度あいつに会ったら絶対に殺す」と物騒なことを言っていたロビンがいました。
しかもその隣には「日本から帰ったら絶対に別れる」と言っていた彼女のカロリナも座っていました。
もちろんロビンが言うその「あいつ」とはそこにいるアレックスのことです。
今を遡ること20年前、ロビンと一緒にベンチュラで行われていたロングボードの大会に行きました。
当時はシングルフィンロングボードのリバイバルにともなって「地区クラブ対抗」のような大会が各地で頻繁に行われていました。「ウィンダンシー」、「マリブ」、「スワミーズ」などの名の知れたサーフクラブが年間のポイント優勝を競って揃って出場していました。
ウェーバーのチームライダーだったロビンは相棒のクリスや「プレイナー」を開発したダレンユーデリー等と一緒に「ドヘイニーサーフクラブ」としてその大会に望んでいました。
当時の「ドヘイニーサーフクラブ」は彼ら有力なキッズを擁していたためとても強く、常に優勝候補に挙げられていましたが、その前に立ちはだかっていたのが、アレックスノスト擁する「ニューポートビーチサーフクラブ」、通称“ブラッキーズ”でした。
「あいつはアレックスノストっていうんだ。サーフィンは上手いけど、格好ばっかりつけてていけ好かないやつだ。自分がロックスターだと思ってるんだ」と当時17歳のロビンが15歳のアレックスのことを私に説明しました。
その日はロビンが2位、アレックスが3位で終えたと思うのですが、当時アレックスのことを知らなかった私にもその日のことはとても印象的でした。
その後、ウェーバーからタイラーのチームライダーとなり、20歳を前にダノーのチームライダーとなりました。
「ダノーは今、カリフォルニアで一番ホットなブランドなんだ。すべてハンドシェープだから決してビッグブランドではないけど、チームライダーにはコーディシンプキンスやアレックスノストがいて、皆んなの憧れなんだ」と彼は言いました。
当時、すでにアレックスは数々の映像や雑誌に取り上げられていてメジャーな存在になっていました。そんなアレックスを追うようにロビンもダノーのチームライダーとなり、存在感を高めていきました。
そして1年後、満を持してロビンは「クリーム」というブランドを立ち上げました。奇抜なデザインを施したボードとそれ以上にクレージーな行動で知名度を上げていったロビンは、「Creme」ロゴをあしらったウェットスーツを周囲の有名なサーファーに無償で提供しました。
CJネルソン、クリスチャンワック、ブレンダンホワイト、トーマスキャンベル、ジャレッドメル、そしてアレックスノスト。彼らはロビンのボードに乗っていなくても、ロビンのチームというイメージを作り上げ、揃ってメジャー舞台に名乗りを上げていきました。
そして私がカリフォルニアに行ったある日、「新しいチームライダーだ」とロビンからアレックスを紹介されました。
その後の二人の二人三脚での活躍はご存知のとおりですが、「両雄並び立たず」という感じで、ここ数年は険悪な関係に陥っていました。
そして昨年のスペインで行われた「ダクトテープ」の会場で大喧嘩をしてしまい、ロビンの感情はピークに達してしまいました。
現場にいた人の話では、その日はロビンが一方的に悪かったわけではなく、アレックスの行き過ぎたジョークが発端になったようです。
しかし「アレックス=いい人。ロビン=クレージー」ということは、それ以前の二人の振る舞いからしてすでに定説となっていたので、この日の喧嘩も結果的に「ロビンが悪い」ということになってしまったため、ジョエルは憤慨し「ロビンは2度と招待しない」となってしまいました。
それ以降、私と話をするたびにその日のことを繰り返し、二人とも友人である私にはとても面倒で、会話やメールの際にはそれぞれに対して相手の名前は絶対に出さないようにしていたくらいです。
今回、アレックスがフランスに滞在している間に何も起こらなければいいと願っていたところ、二人一緒の姿を目にしたわけです。
私はとてもめでたいことでとても嬉しく思いましたが、現地は夜の1時を過ぎていて、全員かなり酔っているように見えましたが、その後も何も起こらなかったことを願っている次第です。
そのアレックスノストは羽田に28日に到着することにありました。
もちろん11月1日から行われる「ダクトテープ」出場のためです。世代が変わりつつあり、ロビンやジャレッドのように訳あって招待されないこともあるので、シーコング関連で今回の大会に出場するのはアレックスだけなので、何とか良いライディングを見せてもらいたいものです。
また彼のパーソナルブランド「BMT」のボードが次週水曜日に日本に到着します。
今回の入荷は下記の6本を予定しております。
●ロングボード サイズ不明 (ご予約)
●ロングボード サイズ不明
●ロングボード サイズ不明
●ボンザー サイズ不明 (ご予約)
●ボンザー サイズ不明 (ご予約)
●ボンザー サイズ不明 (ご予約)
※まことに申し訳ございませんが「ボンザー」につきましては、キャンセル待ちの方も数多くなってしまいました。「ロング」につきましては、ご予約いただけます。
ぜひアレックスのボードをゲットして、サインもらって、一緒に応援しましょう!
対するロビンキーガルは今回の来日はありませんが、彼が考案したミラクルボード「ファットキャット」はまだまだ在庫がございます。
☆23インチ強のボード幅が生み出すパドリング時の驚異的な安定感
☆セミロールボトムによるストレスのないターン性能
☆抑えられたロッカーとボランクロスの重量感による止まることのない推進力
と、いうことは抜きにしても、この「ファットキャット」の乗りやすさ、満足度は、どのボードと比べても圧倒的に優れています。
性能だけではなく見た目も品質も最高です。
シーコングは「キャッシュレス・消費者還元事業」の対象店舗です。
今のところまだ増税分の値上げも行っておりませんので、ぜひ気になるボードがございましたらお早めに「プチッ」とクリックしてください!
☆9'2ft 体重50kg~68kgくらいまでの方にお勧めです!
☆9'4ft 体重60kg~72kgくらいの方にお勧めです!
☆9'6ft 体重65kg~78kgくらいまでの方にお勧めです!
☆9'10ft 体重75kg~85kgくらいまでの方にお勧めです!
いよいよ明日からメキシコ、カリフォルニアに行ってきます。
1年半ぶりにマットとブリタニーに会い、それからジョージの結婚式、翌朝はハーバーに行き、夜からはダノーの「30周年記念パーティ」です。おそらくその場でトロイやエバンにも会えそうです。
帰国当日の早朝はデーンピーターソンと朝食に行くことを先ほど決めました。
帰国後も「ダクトテープ」が控えていますので、慌ただしさは続きそうですが、皆様に楽しんでいただけるお土産話を持って帰ってきますので、またお店にもお立ち寄りください。
皆様のお問い合わせ、ご来店をお待ちしております。
シーコング藤沢店
田中