藤沢店の田中です。
ようやくひどい時差ボケから回復してきました。
というよりも短期間ながらロビンと生活をともにすると本当にエネルギーを吸い取られるので、それから来る疲労がやっと取れてきたのかも知れません。
何しろポルトガルに着いた日の翌日、サーフィンに行くためにホテルを出たにもかかわらず、なんと1日中道に迷ってしまい、海にたどり着けなかったのです。
そんなことスマホが普及している今の時代あり得ると思いますか?
でも本当にそうだったんです。
まずロビンはスマホを所有しておらず(私とperoさんも現地では持っていませんでした)、またポルトガル語も話せません。ロビンの彼女はスマホを持ち、ポルトガル語が話せるのですが、メモを取らない割には記憶もせず、その上地図を見ることが苦手で、彼女が地図を見ている間にロビンが我慢できなくなり、急にハンドルを切ってしまうということを繰り返すのです。私とperoさんは後ろからその車に付いていくのですが本当に危なかしくて大変なのです。
そんなことを繰り返すうちに二人の喧嘩が始まり、仕方ないので私とロビン、彼女とperoさんのコンビに乗り換え海を目指したのです。
ロビンは普段から後続車を待ったりすることもできないので、コンタクトの取れない2台の車は当然のごとくはぐれてしまいました。
数分後に気がついてもすでに遅し、で私とロビンは車を降りて携帯電話を借りれそうな人を探すことになりました。
しかし歩いている人が少なかったので私とロビンは二手に分かれて携帯電話を持っている人を探したのですが見つかりません。
仕方がないので私が諦めて車の方に戻ると、ロビンはバーでビールとか飲んでいたりするわけです。
そうやって夜になってしまうという、なんとも無駄な一日を過ごしてしったりするのです。
朝ホテルの人に聞いた話では10分もあれば着きそうなところに海岸があるはずだったのに、本当に夜までたどり着けなかったんです。
そんな彼のことを私とperoさんは「天才としか言いようがない。だからしょうがない」と慰めあってた次第です。つまり、はるばる日本からやってきた翌日、1日10時間近くも車の中にいるわけで、それが続けば当然疲れもたまるというわけです。
先日、フランスでロビンに会ってきましたが、やはりヨーロッパでも『ファットキャット』に乗ることが多く、現地でも大人気です。
常にアタマ以上のパーフェクトウェーブがあるならロビンも『ザーベル』を持ち出すのですが、実際にはそのような波は彼が住むギタリーでも稀にしかなく、そのため普段は『ファットキャット』が活躍することになります。
目的地に到着することが出来なくても、ボード作りは「天才」です。
メインコンセプトである「誰でも簡単にロングボードを楽しめる」ことを実現するために、テイクオフが大変速く、コントロールが簡単で、ノーズの性能もピカイチです。
運転をせず、サーフボードだけを作っていたら、彼は「本当の天才」と呼ばれていたことでしょう!
引き続き、楽しい週末をお過ごしください。
シーコング藤沢店
田中
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////