藤沢店の田中です。
ブログをご無沙汰しておりましたが、実はちょっと宮崎にお邪魔しておりました。
ビギナー友人を連れ、また私自身も久しぶりのサーフィンとなりましたが、アテンドしてくれた方(秋本祥平君、西川順君)のおかげで台風の恩恵を十分にいただき、日本国内では人生最高の経験をさせていただきました。
またサーフィンだけではなく、朝から深夜で、特に夜の帝王順君のおかげで寝不足、二日酔い、筋肉痛を同時に経験させていただくほど充実した時間を過ごせました。
インスタグラム(threes.miyazaki)より、スクール、アテンドを受け付けているので、サーフトリップをワンランク上のステージで充実させたいと思っている方、トリップを機会にレベルアップを図りたいと思っている方は、ぜひぜひご利用してみてはいかがでしょうか!?
波も最高、人も最高、夜も最高! 宮崎最高! を、ぜひ味わってみてください。
話は変わりまして、9月9日から19日にカリフォルニア随一のポイントブレイク“ローワートラッセルズ”で行われる「Surf relik」に招待選手として出場するジャレッドから招待されていてどうしようかと思っています。(と言っても私の場合の招待されているとは、宿代を払い、食事代を払い、お酒を飲ませ、泥酔してトラブルを起こした後の後始末をしてくれないかという意味ですが・・・)
「Surf relik」とは昨年から始まった新しい形のロングボードのイベントでハイパフォーマンスとシングルフィンロングボードのイベントを同時に行うという画期的なものです。
シングルフィンロングボードのイベントと言えばVANSが主催する「ダクトテープ」が知られていますが、出場選手は概ねジョエル・チューダーの主観により、それ以外はスポンサー枠とローカル枠になっています。
それに対しこの「Surf relik」の出場選手は招待選手以外は、自分で自慢の映像をあらかじめ送り、それを一般の方々の投票によって選ばれます。
私自身「ダクトテープ」には何度も現地(ビアリッツ、ヌーサ、サンタクルーズ、マリブなど)に足を運びました。
その経験は、お客様にボードの説明をする際やこぼれ話をご提供させていただくとともに、シングルフィンロングボードのカルチャーを知る意味で大変有意義なものとなっています。
これらのイベントを間近に見ることはシングルフィンロングボードの動向を見る上で私達にとって大変重要です。
また幸いなことにシーコングが扱うブランドのシェーパー、サーファーが多数参加するため、大会後のパーティに混ぜていただいたり、宿舎に泊まらせていただいたこともあります。
それらによってされに多くの優れたサーファーと知り合いになることができました。
それだけに今回のジャレッドの“招待”を受けたいところなのですが、一つ大きな問題があります。
それは、今年の5月、スペインで行われた「ダクトテープ」にてロビンとアレックスが喧嘩をしてしまい、もはや修復不可能な状態に陥っていることです。
現在、まだロビンはカリフォルニアにいます。彼が「Surf relik」に出場することはなさそうですが、ジャレッドメル、アレックスノストは当然上位の招待選手です。
そこに私が行ってしまうと、「今日はどこ泊まるの?」、「明日は何してるの?」、「食事はどうするの?」と、彼らから聞かれ、そのたびに、彼らの機嫌を損なわないように、ちょっとした嘘を付きながらごまかさねばなりません。
ここ数年はロビンだけではなく、ジャレッド、アレックスとも親密度が増しているため、ありがたいお誘いを受ける機会が絶えません。
行きたいのは山々だけど・・・ロビンの期限は損ねられないし・・・・
ということで、現在はロビンがそれまでの間にフランスに旅立ってくれることを願っています。
彼はすでにすべてのボードをシェープし終え、完成するボードの確認をしているところです。(ということで、明日の入荷以降は今年はあと1回のみの入荷になります)
ということは遅くとも9月の頭にはフランスに向かうのではないかと・・・・思っているところです。
とにかくシェープに全力を傾けているロビンのボードは素晴らしいの一言に付きます。
ボードの隅から隅済みまで(素材のブランクス、ストリンガー、それらを接着する接着剤のカラーとストリンガーのコンビネーション、歴史的な意味合いを持ったラミネーション、フィンの位置などなど)一切の妥協をせず、作り上げられています。
それはやはりひと目見ただけで他のボードと一線を画します。
GLOWERS限定リミテッドエディション 9.6ft デスダガー
9.0ft SURFAR
9.9ft フラワー
カリフォルニアン ビンテージファブリック風
また特に今年力を入れていた第6世代の『ファットキャット』は、あらゆる面において完璧な1本と言えます。
今までは、どちらかと言うと、最初のサーフボードを何となく買ってしまい、長年それに乗っていたけど進歩できなかったというお客様が多かったのですが、今では長年ご経験のある方も、またはじめてのボードをお探しの方も『ファットキャット』をお目当てにご来店されます。
「ベストなサーフボードを選べと言われてもそれは不可能だ。何故なら人それぞれ経験、体格そしてポイントの環境が違う。またその日の波のコンディション、体調によっても選ぶボードは変わってくる。」
「でも、もし自分が日本に住んでいて、1本のボードだけを所有するとしたら『ファットキャット』がベストだと言い切れる」
「その1本を持っていれば、次のステージに進みやすい。動きを重視したり純粋なトリム&グライドを楽しみたいならピッグ。ノーズライダーもあるしスピードシェープもある。しかしそれ以前には『ファットキャット』に乗っておくべしだし、それを人生唯一のボードにしても不満はないだろう」
とロビンは言っています。
明日の入荷を前に、いろいろと考えさせられている私です・・・・
この週末は是非、我先に入荷ボードをご確認ください。
皆様のご来店、お問い合わせお待ちしております。
シーコング藤沢店
田中
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