藤沢店の田中です。
一昨日の土曜日、「ムラサキ湘南オープン ロングボードスタイルジャム」にガトヘロイのチームライダー、オーストラリアから来日中のカイ・エリス・フリントを連れて行ってきました。
残念ながらカイは残り10秒で逆転されてしまい、次のヒートに進もことはできませんでしたが、その代りにカイを逆転した秋元祥平選手と中村清太郎選手といういつもお世話になっている二人がファイナルで対決したので最後までたいへん楽しめた1日でした。
今回は小波のコンディションでしたが、やはり勝ち上がる選手はいつもと同じメンバーで、彼らのテクニックの高さに大変興奮させられました。
またシングルフィンロングボードのイベントはギスギスしたところがなく、選手同士も仲良く楽しそうにやっているので、観戦する私達も本当に楽しめます。
すでに日本各地でシングルフィンのイベントが開催されていますが、もっともっとシングルフィンの魅力をより多くの皆様に感じていただければと思っています。
ロングボードの聖地カリフォルニアでは「ロングボード=シングルフィン」が当たり前です。
これは、サーフィンを初めるときまずショートボードかロングボードを選択するわけですが、ショートボードは競技性が強く、テクノロジーとともに進化を目指していますが、そのようなことに興味がない場合、つまり単純に波乗りを楽しむためにサーフィンをしたいと思う場合には、ロングボードを選びます。
ロングボードとは古き良き時代のサーフィンカルチャーの遺物でもあるのですが、ロングボードを選ぶということはその当時のカルチャーにどっぷり浸かることを意味します。
多くのカーマニアの方が古い車を愛するのと同じです。
カーマニアは古い車を愛し、ロングボーダーはシングルフィンを選びます。
古い車を好きな方が、新しいテクノロジーや使い勝手に興味を示さないように、カリフォルニアのロングボーダーもまたサイドフィン付きのボードやエッジのついたダウンレールには興味を示しません。
古い車を好きな方が機敏な操作性よりクルージング性を重視するように、カリフォルニアのロングボーダーもまたトリム&グライドを重視します。
あくまでも、それを好きだと思っている人々の自己満足に過ぎないのですが、カリフォルニアのロングボーダーの考え方はすでにオーストラリアでも一般的で、ヨーロッパ、日本にも浸透してきています。
未だに多くの方がロングボードを選んでいるにもかかわらず「操作性」、「持ち運びのしやすさ」、「収納」を重視されています。
しかし、その3つの要素から開放されれば、シングルフィンロングボードを更に何倍も楽しんでいただけると思います。
ロングボード=シングルフィンロングボードの魅力は誰でも簡単に波に乗れること、サーフィンの文化を深く感じることができることです。
現在、サイドフィン付きのロングボードに乗っている皆様、サーファー、ロングボーダーを自称するなら、ぜひシングルフィンロングボードの世界も味わってみてください。
シーコング藤沢店
田中
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