藤沢店の田中です。
現在、オーストラリアのヌーサでは恒例の"Noosa Festival of Surfing"が約1週間に渡って開催されています。
サーフィンが国技であるオーストラリアならではのビッグイベントで、ここ数年カリフォルニア、日本からもたくさんのサーファーが参加しています。
今日はその中のコンテストの一つである「オールドマル」のセミファイナルが行われました。
オールドマルは1960年代のビンテージボードに乗って競うコンテストで、辻堂で行われる「マーボロイヤルカップ」のメインイベントとして日本、世界各地で昨今人気が高い種目です。
そして本日のセミファイナルの第1ヒートには我らがジャレッドメルがディフェンディングチャンピオンとして登場し、大方の予想通りぶっちぎりで1位通過を果たしました。
※3:20:00くらいからヒートが始まります。
ジャレッドは2月にバイロンベイで行われた"バイロンベイフェスティバル"にも
昨年のディフェンディングチャンピオンとして招待され、「マクタヴィッシュトリム」と名付けられたグライダーのコンテストで3位を獲得しています。(ちなみに優勝はアレックスノストでした)
このコンテストは「誰がどれだけ長い距離を乗るか」というロングボードの最もシンプルな楽しみを競うもので、これも昨今のブームを牽引しています。
上述の「オールドマル」しかり、ロングボードの方向性は、シングルフィン、シンプルなライディング、そしてノスタルジーです。
一昔前のようにハイパフォーマンスを競うのではなく、古き良き時代の楽しさを体現することが重視されています。
シングルフィンロングボードを選ぶということは、そういったノスタルジーのカルチャーを楽しむことと同義語で、だからこそこのようなグライダーコンテストやオールドマルコンテストが人気があるのです。
シングルフィンロングボードは「サイドフィンを外せばシングルフィン」というわけではありません。
シングルフィンだけどロッカーとエッジが付いたボードもシングルフィンのカテゴリーとは違います。
楽しみ方は人それぞれですが、シングルフィンロングボードを選ぶことは、それだけで、「のんびりと、自分のペースで」、古き良き時代のカルチャーを感じるということでしょう。
ジャレッドやアレックスは最先端のシングルフィンロングボードシーンである「ダクトテープ」でも活躍しますが、彼らが他のサーファーたちと違うところは、このようなノスタルジー的なイベントでも同様に活躍することです。
それは彼らがほんとうの意味でのロングボードを理解しているからにほかなりません。
だからこそ彼らのスタイルには存在感があり、世界中の注目を集めるのだと思います。
「オールドマル」のファイナルは17日(土)、日本時間午前10:40分からの予定です。
すべてのジャンルで活躍するジャレッドメルを応援しながら、シングルフィンロングボードの醍醐味を味わいましょう!
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シーコング藤沢店
田中
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