ロビン・キーガルが先月カリフォルニアから送ってきた写真には、ニューコンセプトの“フォイルド・スプレンダー・シリーズ”のグライダー系のボードが写っていました。

以前も何度か書きましたが、彼はクラシックシングルフィンロングボードの再進化/Re-Evolution/リ・エボリューションというひとつの大きなコンセプトに基づいてサーフボードを作っているのですが、その過程の中ではコンセプトを細分化しています。
それが過去に行った、“スティレット”、“エスオーエス”、“ラッシュライフ”、“サマーオブザキャット”、“フリークウェイブ”、“ダイナミックエンデバー(現在も継続中)”などに反映されています。


LUSH LIFE:ラッシュライフ
SUMMER of the CAT:サマー・オブ・ザ・キャット

FREAK WAIVE:フリークウェイブ
DYNAMIC ENDEAVOUR:ダイナミック・エンデバー
まったく新しいテクノロジーや形状を追求するのではなく、ロングボードが唯一のサーフボードであった時代を最高の時代とし、当時のボードを起点にショートボードの影響といわれるフィンの数、ロッカー、レールのエッジを廃し、独自の視点でフルチューニングを施した最高のボードを創作しています。
この視点は性能やテクノロジーを追求することに視点を置くサンディエゴやオーストラリアのサーフカルチャーと少し違い、彼が育ったオレンジカウンティというロングボード=古きよき時代のサーフィンカルチャーという根付いたものから湧き出てくるのかもしれません。

そのロビンが「次はグライダーだ」と言い切ります。彼は8年以上も前にアレックス・ノストと一緒に「ピッグ」を提唱し現代の「ピッグ」ブームを作った立役者ですが、当時は「カリフォルニアでも理解しているやつはいない」と言っていました。
現在もまだシングルフィンロングボードといえばノーズライダー系かピッグ系が主流で、ポイントノーズのスピードシェープを手にしたサーファーはほとんど見かけられません。
それでもロビンが「次はグライダーだ」と言い切るのは、彼が歴史は繰り返されるということを知っているからです。
創刊からのすべての「サーファーマガジン」を所有し、ジョン・ペック、ドナルド・タカヤマ、テリー・マーティン、ボブ・マクタビッシュ、トム・ウェグナーらと深い交流を持つロビンはこの流れが以前にもあったことを知っているのです。
テクノロジーやテクニックに偏れば、反動としてシンプルさが求められるということを・・・

シーコング藤沢店
田中
