帰国後もひどい時差ぼけに悩まされ、頭の中で夜と昼が完全に逆転している感じです。
回復まで日数がかかってしまうのは年齢のせいでしょうか???
3週間という長期出張(遊んでいるように見えるかもしれませんが、一応これも仕事です。)は久しぶりだった上に、後半の約10日間は生まれて初めてのテント生活で、寝袋で寝てシャワーも浴びれずトイレは当然野○ソという状態だったので経験のない疲れが全身を覆っています。帰りの飛行機でも異臭を放っていたのではないかと心配です。
...何から書こうかと考えています。
もちろんこのブログは、ご覧になっていただいた方がそれぞれのブランドに興味を持ち、ボードをご購入いただくために書いているのですが、今回のテーマボードである『ジャングル・アシッド』の特徴とライディングの映像だけではこのボードの魅力は語ることができないのではないかと思っています。
やはりこのボードの魅力を説明するには、ロビーが何を考えているかをご説明しなければなりません。
昨日のブログにも書いたように、ロビーは流行のボードを作っているのではありませんし、また自分の作ったボードを流行らせようとしているわけではありません。またお客様のご要望に応じたボードを作ったり、人気のボードを何本も作ったりするわけではありません。
普通は自分のボードが人気が出ればたくさん売れてお金も儲かって喜ぶものですが、ロビーはそうではないんです。
これは嘘みたいな話に聞こえるかもしれませんが、本当にそうなんです。
だからお金のために人気モデルをたくさんシェープしたり、流行のボードを真似して大量に作るようなこともしません。
ロビーのボードを作る方針はまずプロジェクト=コンセプト(現在は"SURFAR!")に基づいて、ボードのラインナップを考えます。
ちなみに、過去のプロジェクトと言えば、以下のようなものがありました。
・SUPERIOR THINGS
・SOS (SOUP of SLAVE)
・LUSH
・SUMMER OF THE CAT
・FREAK WAIVE
今回の“SURFAR!”プロジェクトでは以下の3種類のモデルで構成されています。
◎ジャングル・アシッド
◎スペースオアシス
◎キラーサン
どのモデルもクラシカルなログ(ガトヘロイの中ではデスダガー、プレイボーイ、スムースオペレーターなどがこれに相当します)というよりも、もっとオールラウンド系のボードになります。
“ショートボード革命がなかったとしたら、ロングボードはどのように進化したか”という命題の答えを見つけるべく、どのボードもロングボードなのにショーとボードのようなマニューバーをすることができるボードです。ロングボード、シングルフィンという原点は失わずにボードだけを進化させたものです。ボードのロッカーはよりフラットになりながらも従来のモデルに比べ“フラットV”“ロールボトム”が多用されています。スピードとマニューバー性を高めています。
その中でもテーマボードの『ジャングル・アシッド』はピンテールのシングルフィンロングボードとして過去にないマニューバー性を発揮します。
従来のロングボードの限界を感じ、まったく新しいロングボードを体現したい方につきましては大きな感動をもたらせてくれます。
オーストラリアのアンディ、イタリアのジョンジ、ニューヨークのヤンなどがモロッコまで足を運んでいるのはまさにそのためです。
ノーズのロールによる波の面でのコントロール性、フラットVによるスピードの乗ったターンはまったく9ftとという長さを感じさせないものです。また決して大きな波だけで使用するボードではなく、小波でもオールラウンドに楽しめるボードです。
どのような方にお勧めかと言いますと、
●ロビーの才能を信じて最先端のロングボードを楽しみたい方
●シングルフィンロングボード(RPGのように短いサイズもありますが)にこだわりながら、新しい動き、マニューバーをお求めの方
●すでに『ビーチボール』や『スタイリスト』などの安定感抜群の安心ボードをお持ちの方で、もう少しボードを動かしたい方
●女性の方
是非、今回のプロジェクトで一番力を入れているボード『ジャングル・アシッド』をご堪能ください。
●ジャングルアシッドのプレビュー
●小波から中並みまでのジャングルアシッドのライディング
●大きいサイズの波でのジャングルアシッドのライディング
◆旅の様子1日目
首都ラバトを朝7時に出発し、一路カサブランカに向かいました。
全員分の寝袋が確保されていなかったためホームセンターに寄ることになり、9時前にカサブランカの郊外に着きました。
開店時間前だったのですが、なぜかお店を開けてくれ寝袋を確保、さらに約5時間ほど南下し、モロッコの中でも世界的に知られたポイント"サフィ”に到着。
“サフィ”はサイズがあるものの、数日間降り続いた雨のため工場用水の汚染を気にして海には入りませんでした。
その後、さらに南を目指しているところ、フランス人のカップルの購入して3日目の古いフォルクスワーゲンのバンのクラッチが破損。途中の町においていくことになりました。
日が沈んだ後もさらに南下し、その夜は、途中にあるペンションのようなところに泊まることになりました。
長時間の移動で全員すぐに床につき、明日からの本番に期待を寄せることとなりました。
(続く)
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今回もシーコング関連は満載です。
P.12〜の PHOTO ANNUAL "SPECIAL MOMENTS" では、P18のダレン・ユーデリーがウェーバー『プレイナー』で華麗なノーズライディングを披露
P.26〜の "DUCT TAPE INVITATIONAL" では、優勝したアレックス、ジャレッド、ロビーなどの写真が満載です
また、付録のDVDでは "DUCT TAPE INVITATIONAL"の模様、同じく付録のカレンダーにもロビー、アレックスも登場しています
是非、お近くの書店へどうぞ!
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