テイクオフの速いミッドレングス！ - シーコング店長ブログ

こんにちは。
シーコングの新井です。

本日は、変わった切り口でボードをご案内させていただきます。

シーコングで普段”テイクオフが速い”を言うキーワードを出す際は、決まってロングボードの話になります。

しかし、本日は、”テイクオフが速いミッドレングス”という事で、ボードをご案内させていただきます。

始めに誤解を招いてしまうと困りますので、きちんと説明いたしますが、”テイクオフが速いミッドレングス”、というのは、あくまでもミッドレングスの中で、テイクオフが速いボードと言う意味ですので、そこをご理解いただいた上で、ここから先の内容をお読みいただければと思います。

ミッドレングスの中でも、おおざっぱに分けますと、大きい波用のミッドレングスと、小さい波でも簡単に楽しめるミッドレングス、そして、その中間的な物の3種類のミッドレングスがございます。

◎BMT Experimental dental program 7'9ft

例えば、こちらのBMTのexperimental dental program モデル。7'9ftとミッドレングスとしては長い方ですが、最大幅は19 1/8インチしかなく、ノーズとテールはかなり尖ったアウトラインを採用しております。

なぜ、これだけ尖っているかと申しますと、テールとノーズをとがらせることにより、パワフルで、大きな波でも、テールにかかる波の力を分散してくれますので、ビッグウェーブでもボードのコントロールがしっかりと余裕をもって出来るのです。

ただ、逆に波の力が弱い時は、テール部分に波の力がかかっても、力が分散されてしまうので、ボードは前に押し出されにくく、ボードは進みません。
そして、ボードが進みにくければ、テイクオフは遅く、また滑り出したとしても、スピードが出ないため、ボードは安定せず、フラフラとしてしまい、楽しめません。

そのため、こういった、ものすごくシャープなアウトラインのミッドレングスは、波のサイズがしっかりとある時に使うボードとしてお勧めいたします。

こんな日でしょうか？　

ザ・デイ用に気合が入ったボードが欲しいという方は下記リンク先より、在庫ボードをチェックしてください。

逆に、波のサイズが小さい時でも、テイクオフが速く、よく走ってくれるボードもございます。

それがこちら‼

エルモアのサブマリンモデルです‼

先ほどのBMTのボードとは正反対のアウトラインで、テール～ノーズにかけて非常に幅の広いデザインを採用しております。

※上はエッグマンモデル、下がサブマリンモデル。　

エッグマンに比べロッカーが若干フラットになります。

また、ロッカーも抑えてありますので、パドルをしてもスピードが付きやすいですし、テールはワイドなため、後ろから受ける波の力もしっかりと受け止めてくれ、ボードは波の傾斜が緩いところからでも押し出されます。

そのため、テイクオフは早く、走り出してからも、幅広のテールで、常に波からの力をシッカリと受けますので、波がマッシー（つぶれたような）コンディションで波のフェイスに傾斜があまりなくても、ボードはグングン加速してくれます。

波が小さい時でも、波のパワーを逃がさず、シッカリと受け止めてくれますので、しっかりと走ってくれるのです。

こういったワイドなアウトラインを持ち、ロッカーを抑えたボードは、ミッドレングスとしては、テイクオフが非常に速いボードと言えるでしょう。

トロイ本人による解説動画です。

普段ショートボードに乗っている方であれば、7ft台前半でもテイクオフが速く感じられると思いますし、普段長いボードに乗っている方であれば、7ft台後半以上をお選びいただければ、早いテイクオフを体感していただけると思います。

これから冬に向かって徐々に海が空いてくると思います。

そんな時こそ、ミッドレングスに挑戦してみてはいかがでしょうか？

現在シーコング各店では以下、エルモアのサブマリンモデルを在庫しております。