憧れの傑作ボード「ハーバー・TS」 - シーコング店長ブログ

東京江戸川店の渡辺です。

今朝は台風2号により南うねりが続き、ややハードめな波のコンディションの場所が多いようです。

サーフィンされる方は技量や風、潮まわりを選びながら無理をせずにご入水ください。

さて本日は、個人的にもシーコングのロングボードのラインナップの中でも好きなボード上位に入り、今日のような早くて掘れた波質でも活躍する「ハーバー・TS」のご案内です。

TSの最大幅は約57cmとテイクオフに重点を置いたイージーライダーと比較すると狭めですが、厚さは約8.4cm（ファットキャットは約7.6cm）あり、レールもそこまで薄くないので安定感があるボードです。

パドル時に寝そべった時にちょうどおへそ下部分でしっかりと浮力を感じながら、ふらつくことも無く漕ぎ出して行くとスムーズに前方に進んでくれます。

ボードの重量は約9kg程でボランクロスを使用しながら比較的軽めに仕上がっています。

そのため、“速めの波質”でもパドルの漕ぎ出しの初速が速いので、波に置いて行かれずにうねりから波を捕らえられ、ボードが滑り出したら、ノーズ幅が狭い分、爆発的なスピードを得ることができます。

ノーズ幅の広いノーズライダータイプのボードでは捕まりがちなスープセクションでも容易に駆け抜けてくれます。

さすがはカリフォルニア州サンクレメンテのトラッセルズの早くて掘れた波用に開発されただけはあります。

スピード系ガトヘロイのボードが勝手にどんどん加速して振り落とされる感じに対して、ハーバーTSは前方に歩いていくことで加速していくのでスピードの調整や方向転換の操作がよりしやすいと感じました。そして、ボードの１／４（ノーズより）の位置でのトリミング時のスピード感はこの上ない気持ち良さです。

9.9ftでもスピードシェープのシャープなアウトラインとロールしたボトム形状でそこまで長さを感じなく、ファットキャットの9.6ftと比較しても操作性が良いと感じると思います。

左がファットキャット、右がTSです。

普段、スタイリストやファットキャット9.6ft前後をお乗りの方には9.9ft以上をおすすめいたします。

TSモデルは歴史に名を残す名作中の名作ボードの復刻モデルですので、所有することでの満足感が高いうえに実際に乗っても最高に楽しいボードです。

クラシックログらしいボトムターンやトリムはもちろん、スイッチスタンスやノーズアクションまで楽しめるボードです。

こちらはハーバーのライダーがTSを使用しての小波でのライディング映像です。

中古ですが在庫がございますので、是非手に触れてみてご自分のボードとの違いを感じてみてください。

※新品TSは完売となっております。

皆様のご利用、ご来店をお待ちしております。

シーコング東京江戸川店