こんにちは、岡田です。
先日、カリフォルニアンを初級以外のユーザーの皆さまにも是非お試しいただきたいとの記事を書かせていただきましたが、実はもう1本そういった類のボードがございます。
クリームのフラワーです。
ボードの特性はピッグ形状のピンテールノーズライダーです。
一見、「ノーズライダーなのにピッグ!? ピンテール⁉ 大丈夫かいな!」とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、大丈夫なんです。(笑) そこがロビンのすごいところです。
ピッグと言っても最大幅はしっかりと標準的な23インチを残しており、また程よいテールエンドの絞り込みと厚み、そして絶妙なレールのカーブとロッカーバランスによって、この形状からは想像ができないほどにしっかりとノーズライディングをすることが可能になっています。
そしてピッグのためノーズを振り回すことが可能になったり、ボード中央の幅がやや狭まることにより、海と陸両方での取り回しがし易く、女性にも大変お勧めできる性能になっているのです。
もちろん、全体的なボリュームがファットキャットよりは控えめになりますのでテイクオフはファットキャットに軍配が上がります。(ファットキャットのテイクオフが早すぎるだけでフラワーが遅いわけじゃないです。笑)
しかし、そのほかの点を考えたときに、水面に張り付くようなノーズライディングとトリム&グライド、そしてこのコントロール性とスピードすべてを実現していると思うと、何でもありの良いとこ取りボードであると思いました。
私がロビンの家に居候していた際、たまたまシーコングライダーの松尾美羽がアメリカに来たので、一緒にサンオノフレに行きました。その際にいくつか写真を撮影しましたのでご覧ください。
使用ボードはもちろんフラワーです!
カリフォルニアの海に「カリフォルニアクラシック」のクリームはとても映えます。
ノーズを軽く振り回せるので、この通り力まなくても簡単にコントロールができます。
もちろんノーズライドもこの通りです。
そしてテール側ではこのようにスプレーを上げるボトムターンや
ボードを寝かせた急角度のターンが可能です。
ノーズライディングができてマニューバー性も高い…。本当に良いとこ取りであることがお分かりいただけると思います。
女性でもこれだけ板を動かしコントロールができるのはフラワーの板の特性が女性にもピッタリとマッチするからに違いありません。
が!しかしちょっと待っていただきたいです。
フラワーが良いとこ取りなのはそこだけではないのです。女性だけではなく実は男性にもお勧めなのです!
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使用ボードはフラワーです。
そして、先日田中が撮影した、フラワーに乗る中村清太郎さんの動画もご確認ください。
なかなかハードなコンディションですが、さすが清太郎さん。美しく優雅なライディングに圧倒されます。
そして最後に我らがロビン先生。もう明らかにノーズライダーで攻めるような波質じゃないです。(笑)
いかがでしょうか。
このフラワーが単に乗りやすい女性向けイージーボードというだけには留まらず、実はとてもポテンシャルの高いボードであることがお分かりいただけると思います。
そうです、このボードすごいんです!
私も、彼女が以前フラワーの9’4 ftにずっと乗っていたため、よく横取りして(笑)乗っていましたが、男性であれば短めのフラワーに乗れば、かなりのパフォーマンス性を引き出せるということに気が付かされました!
もちろんミッドレングスとまではいきませんが、まさにそんな動きもできてしまうのではないかというくらいボードコントロールがし易く、ノーズが軽いため後ろを踏んでブンブンと板を振り回すことができました。
急激なカットバックも簡単にできます。
それでいてノーズライディングも普通にできるので本当に驚きました。
普段はカリフォルニアンの9’8 ftに乗っていますが、9’4 ftのフラワーですと格段に動き易さがUPするため、「これはこれでめちゃめちゃ楽しい!」と感じました。そして、「動かしたいなら板を短くするのではなく、こういった違うコンセプトのものに乗るだけでもかなり違うんだなぁ。」と言うことが分かりました。板を短くしてテイクオフを犠牲にする必要はないのだと。
普通のロングボードだとちょっと動かしづらい、持ち運びが厳しいという女性はぜひフラワーを。
クラシックスタイルは守りつつ、もう少しパフォーマンス性を高めたい、テイクオフやノーズライディングを犠牲にせずもっと板を動かしたいという欲張りな男性もぜひフラワーをご検討いただければと思います!
と、ここまで昨日のブログ用にと思って書いていたのですが、ちょうど執筆中に唯一フリーだったフラワーが旅立ってしまいました...。せっかく書いたので投稿させていただきました。
現在ご案内できる在庫はありませんが、今後も続々とフラワーが入荷しますので、よろしければ各店舗までお問い合わせをお待ちしております。
最後に、マニアの方向けの雑談を1つ(笑)
アメリカではこのフラワー / Fleurを “フルゥーアー” という風に発音してました。(ちょっとカタカナでは表現が難しいですが)
Flower ⇒ フラワー(英語)
Fleur ⇒ フルゥーアー(仏語)
モデル名をわざわざフランス語にするあたりも、ロビンのセンスを感じられますね♪
シーコング藤沢店
岡田
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