藤沢店の田中です。
雑誌「BLUE.」の4月号が発売されました。
今回は私が書いた記事はないのですが、いつもどおり濃い中身の中にいくつかシーコングに関連する記事がありましたので簡単にご紹介させていただきます。(詳しくは、雑誌をご購入ください)
巻頭の「サーフィンはファッションか?」という特集の中で、2000年代の象徴的なシーンとして旧クリームを主催したロビンキーガルとそのクルーであったアレックスノスト、ジャレッドメル、クリスボーライクの4人が当時のロビンの家の居間に座っている写真が掲載されています。
この写真はそれから1年後に来日した時のものです。(左から、クリスボーライク、CJネルソン、アレックスノスト、ロビンキーガル・・・池田潤さんに福島に連れて行っていただいたときで、とても楽しそうです)
今号は1950年代のサーフィン黎明期からサーフィンとファッションの関連について書かれています。 彼らが写っている写真は今から16年くらい前に撮影されたものですが、今見ても当時の輝きを失うことなく第1線で活躍しているところはその長さにおいて他の世代のサーファーを凌駕しているところはすごいと思います。(ほとんどのサーファーたちは約10年単位で訪れる時代の流れに翻弄されメインストリームから消えてしまいます)
大きく違うところは、他の時代のサーファーがサーフボードの進化とともにサーフィンのスタイルやファッションに対してオリジナルのものを生み出したのに対し、2000年代の象徴とされる彼らは新しい何かを創り出したのではなく、時代の流れに逆行し、古き良き時代の1950年代、1960年代に再びフォーカスしているところでしょう。
ただしその姿勢は単なる上っ面をなぞっただけのものではなく、当時に遡り再進化させているところはオリジナルと変わらない創造性を持ったものであることは間違いありません。
彼らは現在の軽量ボードや新素材のボードの流れにはまったく興味がなく、サーフボードの形状だけにとどまらずライディングのスタイルやファッション、そして生き方までも当時のままであり続けようとしています。
その結果、彼らが求めた“サーフィン=シングルフィンロングボード=古き良き時代へのレイドバック”がサーフィンの象徴的なものとして現在の世界のサーフシーンのメインストリームとなっているところを見れば、彼らの功績と真贋性がいかに正しかったということがわかると思います。
そして中頃の「Breath In The Moment」という記事の中では、なんとそのメンバーたちがフランスに立ち寄ったときガトヘロイのライダーであるホバンファルシャの家に泊まり、ロビンが食事を作って食べさせたという何ともレアな状況が書かれています(詳しくは、詳しくは、雑誌をご購入ください)
私は主人公の彼らを存じ上げてはいませんが、たぶんロビンのパワーに圧倒されながらも楽しい時間を過ごしたのだと思います。ロビンは特に日本人には優しいので彼の人間性に多くの方が惹かれます。記事の中でロビンのことを「世界的に知られているカリフォルニア出身のサーフボードシェーパー」と書いていただいております。まことにありがとうございます。感度の高い人達は繋がっているのだなあと改めて感じさせられます。
そのロビンキーガルが考案した傑作モデルが『ファットキャット』です。
『ファットキャット』はビギナーの方や単に乗りやすいボードをお探しの方におすすめしていますが、その性能は決して初級者の方だけのものではありません。
『ファットキャット』のテイクオフとコントロールの性能は他のボードに比べて大変優れていますが、決して初級者の方だけにご満足いただいているわけではありません。
むしろこの『ファットキャット』の魅力を最大限に享受できるのは、4、5年以上サーフィンを続けている方だと思います。
サーフィンは長く続けていても必ずしも上達するとは限りません。
その理由の多くは「最初に買ったボード」にあります。
「ロングボードはどれもそんなに変わらない」と思っている方も多いと思いますが、同じロングボードでもその形状はまったく異なるものが多いのです。
ほんのちょっとでも「次のボードが気になっている」という方であれば、またそうでなくても「自分のボードのことをよく知っておきたい」、「自分が上達できない理由を知りたい」と思っている方は、今一度、ご自分のボードをよくご覧ください。
★ボードの大きさについて
※身長170cm、体重68kgの方の場合の目安はだいたい( )内をおすすめします。
◎長さ:9'2~9'6ft(280cm~290cm)
◎幅:23~24インチ(58.4~60.1cm)
◎厚み:3~3 1/4インチ(7.6~8.3cm)
★ボードの形状について
◎フィンの数は何枚ですか?.....時代はシングルフィンです!ロングボードの本質が楽しめます。テイクオフもターンもとても簡単です。
◎ノーズコンケーブはありますか?.....テイクオフが苦手な方はノーズコンケーブがないボードをおすすめします。断然速くなります。
◎VEEボトム(フィンボックスの前のボトムの形状が山型に盛り上がっている)になっていませんか?.....これがあるとないではパドリング時の安定感がまったく違います。当然、フラットに近いほうがテイクオフが楽に速くなります。
◎テール幅(テールの先端から30cmのところのボードの幅)は何cmくらいですか?.....テイクオフとイージーなコントロールを考えれば、最低40cmくらいは必要です。
以上のすべてを兼ね備えながら、しかも上級者までもが感心する万能性を持っているのが『ファットキャット』です。
この『ファットキャット』さえあれば、休日の満足度が300%アップすることをお約束いたします!
皆様のご来店、お問い合わせお待ちしております。
シーコング藤沢店
田中
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