こんばんは、篠崎店の渡辺です。
藤沢店の山口より先に「流行から定番になりつつあるピッグ」について、、、
本日はおすすめのピッグ3本ピックアップしてみました。
※ダノーに乗るトーマスキャンベルの懐かしい映像もアップしました。
「ピッグ」の歴史は古く、フォーム製サーフボードが普及し始めた1950年代からショートボードレボリューション(ロングボードが短くなることで進化した時代)が起こる1968年までに最も多く作られたボード形状です。
特徴は、最大幅がテール寄りで、テイクオフしてからボトムターン、トリム、カットバック、全ての動作をトリムポジションで行えるため、カジュアルにシングルフィンロングボードを楽しむことができます。
ダクトテープに出場する世界のトップサーファーの多くが使用し、スタイルのあるサーフィンを楽しんでいます。
わたしは普段湘南を中心に入水していますが、まだまだピッグを使用している方が少ないように思います。
ピッグをお持ちでない方、2018年こそ1本ゲットしてみませんか?
ピッグでもモデルによって特徴に違いがありますので、ご自分に合ったピッグを当店自慢のラインナップからみつけてください!
■ガトヘロイ・プレイボーイ
『プレイボーイ』は“ミッド60'S”のホットジェネレーション世代のその後に続く“ショートボードレボリューション”直前のロングボードが最も進化していた時代のボードをロビンが当時に立ち返り、更にチューンナップしてハイレベルのボードに仕上げたものです。
ノーズ幅が他のピッグよりも一段と狭く、フラット気味なロッカー、ノーズコンケーブもなく、ロール~VEEボトムといったボトム形状、レールはロビン・キーガルらしいテーパーされ薄い仕上がりです。
抜群なスピード性とコントロール性で従来のシングルフィンとは思えない切れのあるカットバックを中心としたラディカルなライディングが可能です。
先日、お客様の持っているプレイボーイと今月入荷した最新プレイボーイを比べてみましたが、全体的にシャープになり、ボトムのVEEはさらに強くなっていました。
ハイレベルなサーフィンスキルを自覚する方にぜひお乗りいただきたい1本です。
最大幅:22 1/2inch
ノーズ幅:16 1/2inch
厚さ:2 3/4inch
重量:約8.1kg
■クリーム・プレイデート
プレイデートは現代にピッグを復活された張本人ロビン・キーガルが、クリームの象徴的なボードとしてとらえているモデルです。
クリームのラインナップの中では少しボリュームが小さくガトヘロイに近いフィーリングを楽しめます。プレイボーイの兄弟モデルとも呼ばれています。
ボトム形状はゆるいラウンドボトムで、ノーズコンケーブはありません。
レールはアップレール気味で容易にピボットターンが決まります。
適度に重量感があり、レールをセットした時のスピード感は抜群で、ロビンキーガルの才能を感じさせてくれます。
最大幅:22 3/4inch
ノーズ幅:17 1/2inch
厚さ:2 7/8inch
重量:約8.6kg
■ダノー・オールドプレジャー
※現在シーコング唯一の女性スタッフ山口が愛用しているモデルです。
オールドプレジャーはもともとアレックス・ノストのために作ったピッグ型ノーズライダーの走りで、アレックスはこのボードでピッグに目覚め、のちにロビンとともにピッグブームを牽引しました。
ダノーのボードらしく重量がありパドルの漕ぎ出しは遅めですが、スピードに乗ると安定性を感じます。
また、テールキックは重たいボードのコントロール性を高めたりノーズのホールド感を高めてくれます。
同時にボードのスピードを落とす原因になりますが、ライディング時の余裕を生むのでコントロールしやすく感じます。
レールはアップレールを採用し、ターンの際、レールがロックしないのでよりカジュアルな乗り味となります。
ボトムには細長いノーズコンケーブがしっかりと施され、アレックスのようなノーズアクションを楽しめます。
こだわりのオールドスクールなテイストが好きで、スローなサーフィンを楽しみたい方におすすめです。
最大幅:23inch
ノーズ幅:17 1/2inch
厚さ 3inch
重量:約10㎏
アレックスよりもトーマスキャンベル(体型)のほうがわたしたちには親近感がありますので、参考になるのではないでしょうか。
ダノー・オールドプレジャー トーマスキャンベル 2006
トーマス・キャンベルとは、、、 映像作家、ぺインター、フォトグラファー、サーファー、レコード・レーベル、"Galaxia"のオーナーなど多様な顔を持つ西海岸カルチャーの重要人 物。1999年に発表されたトーマス初のサーフ・ムービー"The Seedling"は、それまでのサーフ・ムービーの「色」を塗り替えた画期的な作品として、今でも多くの人をサーフィンへと誘う伝説的な映像作品として知られている。 |
カリスマ・スケーターであり、ミュージシャンであるトミー・ゲレロとの交流が深く、トミーの音楽に合わせてトーマスの映像世界が繰り広げられる逸品"Ear Eye Data Poop"も未だに人気が高い。 |
そして、トーマスのサーフ・ムービー2作目となる"Sprout"は、「サーフィンという体験の美しさを表現した映画」と本人が語るとおり、カルチャー/ライフとしてのサーフィンをあらゆる角度から美しい映像で捕らえた作品となっている。4年の歳月をかけ、スリランカ、南アフリカ、インドネシア、オーストラリア、コスタリカ、メキシコ、カリフォルニアなど世界中の海で撮りためられた映像は、「サーフィンを楽しむこと」に執着した彼の生きざまを反映したドキュメンタリーなのである。 |
まだまだこれでもわかりづらいかもしれませんが、そのような場合は是非店頭でそれぞれのボードを触って、違いを感じてみてください。
すべて篠崎店に在庫しております!
皆様のご利用ご来店をお待ちしております。
シーコング篠崎店
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