シーコング店長ブログ

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ここ最近は大人しく(?)シェイプに専念しているロビー・キーガルがこだわり続けるモデルの一つでもあるクークキラー。

その独特なアウトラインやウィッシュボーンカットラップと呼ばれているノーズ側のラップラインが広いラミネート方法など、その乗り味を気にされている方も多く、お問い合せの多いモデルでもあります。
そんなクークキラーについてのレポートを頂けましたので、この場でご紹介させていただければと思います。

(以下転載)

女の子にもてるかな?という不純な動機で19歳から始めたサーフィン。今は、純粋に楽しいから続けており、51歳となりました。ショートボードから始め、44歳の頃からロングボードに乗るようになりました。


7年間のロングボードライフでスタビライザーを含め数多くのボードに乗りましたが、オフザリップやローラーコースターを磨く年齢でもなく、ダウンザラインでゆったりクルージング。こんなスタイルが好きで、現在はダノーダブルエンダーオールドプレジャーウェーバースタイリストプロフェッショナル、ガトヘロイ・プレイボーイと全てシングルフィンボードを所有しております。


いつも行くポイントが千葉のため比較的にパワーがあり、特に12月3週までは北東から東ウネリが続きサイズもありハードな状況でした。こんな状況に使用する目的で、以前知人に貸していただいたパフォーマンスボードのジョシュ・コンスタブルモデルを来年4月頃購入しようと思ってシーコングさんのHPで在庫ボードの確認をしていたところ、「改良に改良を重ね、ロビー本人がうなるほどの完成度・・操作性も格段にアップ・・幅広いコンディションで使用可・・」とPRされたガトヘロイのクーク・キラーが目に留まりました。そこで錦糸町店へお邪魔しクーク・キラー9.6を現物確認させていただきました。


SKさんのHPではレールにエッジがあるとされていますが、実際のエッジはテールからフィンボックス上部位まで、ボードセンターからノーズはソフトレールとなっており、テール寄り3分の1位がゆるいVボトムとなっておりました。たぶんクイックなレスポンスと余分なヒッカカリの無いコントロールしやすいターン性能を狙っているのかなと思いました。さらにテールとフィンボックス周りに程よい広さがあり、ボードの最大幅も58cm強ありテイクオフも悪くなさそう。ただボード全体のロッカーが所有したことのあるシングルフィンの中で最も強いと思われ、パドルとテイクオフへの影響が気になるところでしたが、クリーム時代のクークに比べれば違和感も無く、清水の舞台から飛び降りるつもりで思い切って購入しました。


12月23日に早速南房総で初乗りしてきましたので感想をレポートします。
たった1回の使用で完全に把握できてはおりませんが、第一印象ということで参考になればと思います。


当日は、無風から弱いオンショア、ハラたまに胸サイズ、なかなか割れず一気にドーンと早めのダンパー波、このコンディションの中で9.5インチのグリノー4Cフィンを真ん中に付けての初乗り第一印象を箇条書きに示します。


1.パドルは最大幅58cm強の為か、78キロの私でも横揺れ等なく安定感があります。ロッカーも気にならずパドルの重さ(速さ?)はパフォーマー、スタイリストには劣りますが、いたって普通のレベルであり所有している9.6のダノーダブルエンダーと同等位ではないかと思われます。


2.ローリングスルーでは、ポイントノーズのためやや尖った形からか、波に押し戻される抵抗感は今まで所有したロングボードの中で最も少なく(ほとんど感じない位)、ゲッティングアウトがとても楽に感じました。


3.記念すべき初テイクオフ。難しいダンパーなコンディションでパドル開始、乗れないかなと思ったが際どくレイト気味にテイクオフ、フェイスの斜度が切り立って確実にノーズが刺さると観念しましたがレギュラー方向へボトムターンが出来ました。強めのロッカーがまさしく功を奏した感じです。パフォーマー・スタイリストには劣りますが、テイクオフの早さは、見た目の強いロッカーによるパドル時の抵抗は感じられず、いたって普通レベルだと思います。


4.ターン性能は、斜度のきついレイトテイクオフからノーズ先端近くまでボトムが海面に接した状態では今までパーリングしてばかりでしたが、当日のテイクオフのうち3本位レイトテイクオフがありましたが全てボトムターンにつなげられました。ポイントノーズと全体のアウトラインに直線が少なく丸みがあり、さらに強めのロッカーがバランス良く調和していると思われます。


5.ハーバーのサンオーとH3で度々していたテイクオフ・ボトムターン・波の沖側へプルアウトというパターンが何度かあり、テール周辺レールのエッジにより楽にクイックなターンが出来ました。


6.ダンパー波のパワーのあるホワイトウォーターが、波側のレールから足の甲辺りで渦巻いている時に、レールを切り替える岸側へのターンがVボトムの効果なのか他のシングルフィンボードに比べ楽に行う事ができました。そのためダンパーコンディションながら岸近くまで乗り継ぐことが出来ました。


新しいクーク・キラー。たった1回の使用ですが、ノーズライダーでは手こずるようなサイズもありパワーのある波のコンディションに頼りになる一本のように感じました。
シングルフィンにこだわり、普通ショートやスタビのロングをチョイスするようなオーバーヘッドのパワーのある波にさっそうと脇に抱えゲッティングアウト。そんな格好良いサーファーに近づけそうな予感(勘違い?)がしてきます。もちろん、パドル、テイクオフも苦になることは無いのでヒザ腰の波でも取回し良く普通に使えるボードでもあると思います。

PS:私のボードもそうですが短めのフィンボックスが装着されているクーク・キラーもあります。フィンを色々付け替えたい方は注意が必要です。


(転載終了)

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