シーコング店長ブログ

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シーコングの澤野です。


準備の段階から彼らと共に過ごし、その出来事を以前のブログにもご紹介してきましたが、本当にショー当日まで「大丈夫かな」というよりむしろ、「間に合わない」という焦りの気持ちがいっぱいでした。


ただこういった落ち着かない気持ちはCreme時代のオープニングやガトヘロイとしてのオープニングなどでも、常に感じ、そしてその度に何とかこなしてきてる彼らを目の当たりにしてきただけに、最後は何とかするだろう、というわずかな希望はあったものの、ここは日本、彼らの勝手が利くカリフォルニアではないということで今回は本当に終始ヒヤヒヤでした。


が、スタートこそ時間に間に合わなかったものの始まってみればそんな心配はどこ吹く風、皆様のおかげで大盛況でした。
今までの彼らならば自分のショー、自分が主役だと分かっている場面でも、その場に終始居るということすら珍しかったのに、今回は最後まで会場に残り、自分達の思いをご来場いただいた方たちに伝えるという使命を果たしたのだと思います。


アートショーのコンセプトを決める、というよりも先に、自分達の考え、思想を多くの人に知って欲しいということからスタートした今回のショー、皆様はどのように感じられましたでしょうか。

・ガトヘロイらしいアブストラクトを多用したビビットなカラーのボードが並ぶのでは。
・ショーに合わせて作るTシャツやノベルティーを大量に販売するのでは。
・フィルム上映はプロジェクターを使用して大々的に流れるはず。


きっとご来場される前はこのように思われてた方が多いのではないでしょうか。



今回はこれら全てを初めから「外す」ということで企画しはじめました。
どんな色使いのボードもそれらを一度見れば似たようなものを作ることができ、すぐに自分達のカラーが薄れていくことを知っている彼らは、彼らにしか表現できない方法で、彼らの思想を表現することにしたのです。
それが今回並んだ25本のボードデザインだったのです。
もちろん素材となるフォーム、ストリンガーにも妥協はありませんでした。


そして当日販売したTシャツも、ボードとセットになっているケースも全てがオリジナル。
自分達で探し、選んだアメリカの素材をアメリカの工場でカタチ作り、自分達のファクトリーでフィニッシュのデザインを施す。
もちろんボード同様大量生産はできませんが、その分彼らの思いが一つ一つのプロダクトに込められているのです。
せっかく自分達で作ったショートフィルムなら大きな画面で披露したいと思うのが普通ですが、彼らはあえて小さく古いTVを使用しました。出演しているメンバーだけを見ても相当なものなのに、それはあくまでおかずという位置付けに過ぎなかったのです。


ロビーのメモノートには小さな文字がびっしり詰まっています。中には簡単な日本語を覚えるためのローマ字表記などもありますが、そのほとんどは湧き出てくるアイデアのメモ書きや、最終的なアウトライン、イメージなどが詰まっています。あれら全部を表現するには文字通り寝ている暇がない、というよりそれでも追いつかないのでは、と思ってしまいますが、これからの彼らの動向や表現方法からはより一層目が離せなくなったことは間違いありません。


楽しむためのロングボードを真剣に表現し続けるガトヘロイに是非今後もご期待ください。


最後になりましたが、このたびは多くの方にご来場いただき本当に感謝いたしております。
ご来場いただきました皆々様、まことにありがとうございました。


当日ご来場できなかった方は下記の画像で是非その雰囲気をお楽しみください。











各アートボードの詳細はシーコングホームページをご覧ください。