シーコング店長ブログ

シーコング各店より毎日お得な情報をお届けいたします。


f:id:SEAKONG:20181205180050j:plain

第一弾:ブランド別の特徴〜ハーバー編〜


先週のウェーバーに続き、今回は『Harbour(ハーバー)』についてです。


■ハーバー

ハーバーのボードは、「性別、技量、コンディション」にかかわらず、すごく満足していただけると思います。
ロングボードは1本しか持つことができない」、「オールラウンドなボードの性能を最優先させたい」という方には最高のボードとしてお勧めできます。



◇超職人気質のリッチ・ハーバーは1950年代から同じ場所でシェープ、お店を続けているカリフォルニア唯一の頑固な人間です。そのボードの完成度の高さは、流行を追う他のブランドとは一線を画し、頑固なこだわりの元、常に完璧に仕上げられています。特にロッカーの配分や透明感の高いティントカラーのボードの品質は他を圧倒しています。現在のメインシェーパーは、ツインフィンのスペシャリスト、ティム・スタンプスです。伝統をも守り続けながらも、19(ナインティーン)などの最新モデルも生み出す秀逸なクリエーターです。


◇現在のボードは「USブランクス」を使用しています。この素材の特徴はクラークフォームに近いため、ハーバーの特徴である「動きの追求のための硬さと軽さ」を兼ね備えています。



◇ハーバーは1950年代、60年代のクラシックボード全盛期のときも、常に動きにこだわってきました。そのためボードはクラシック系であっても若干細身で軽めに仕上がっています。動きをよりシャープにするために、多くのモデルは、テールよりでエッジの効いたダウンレールになっています。また同時に乗りやすさを維持するために比較的レール一杯まで厚みがあり浮力も十分です。このようにハーバーのボードは「すべてを兼ね備えている」といっても過言ではありません。50年以上も同じ場所で商売を続けられる理由がここにあります。



◇ハーバーのボードの特徴として、「ノーズチャンネル」があります。このチャンネルはコンケーブのようなブレーキ感が無く、水の流れを速めるため、ボードのスピード性と安定感を増します。また、「ノーズチャンネル」によって非常にボードにスピードがつきやすいので、急にいい波が来たときにも、振り向きざまにパドリングで加速して、楽にテイクオフができます。



◇現在、カリフォルニアのニュージェネレーションの間では、「シングルフィン&エッジなし」が格好いいスタイルとなっていますが、『乗りやすいボード』を選ぶならハーバーが一番です。特に、サーフィンのイメージが縦方向のアップスンである方や、テイクオフや乗りやすさの安定感に加え持ち運びの楽さも求める40歳代以上の方には必ずご満足いただけると思います。また女性が求める安定感、テイクオフ、ターン性能もすべて兼ね備えています。


少しでもハーバーのことに興味を持っていただければと思いながら書いてみました。
次回は『Dano(ダノー)』について書きたいと思います。