シーコング店長ブログ

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ウェーバーat1975


世田谷店の南です。
先日お客様よりアメリカの古いSURFER誌、それも1975年の12/1月号(私の生まれる3ヶ月前!)をいただきました。

若き日のジェリーロペスやショーントムソン、テリーフィッツジェラルドといった当時のサーフスター達の貴重なショットをはじめ、ロングボードが完全に廃れシングルフィンのショートボードやフィッシュ、ボンザーなどサーフボードのデザインがめまぐるしく変わっていった過渡期であったことがよく分かる大変興味深い内容で、当店でも力を入れているトランジッションボードを語るのに貴重な資料となるものでした。昨年上映された映画版ドッグタウンに出てくるようなトラック幅の狭いスケートボードや、サイケデリックなロゴや色使いを多用したウェアーなど載っている広告も全てかっこ良く、Crème改めGATO HEROIのロビーキーガルが追い求める“クール”という言葉がぴったりなものばかり。


その中で見つけたのがこちら!当時のウェーバーの貴重な広告です。ウェーバーハーバーなど60'sレジェンド達のヒストリーを読むと、ロングボードが全く売れなくなった70年代、一世を風靡したスケートボードシーンにこぞって参入するものの、保険料の高騰とブームの衰退のため一様に撤退せざるを得なかった不遇の時代がありますが、この広告はまさにその時代のもの。4本のショートボードは左からビッグウェイブ用のミサイル、スピード、オールラウンドなコンビ、小波用のホットドッグと紹介されており、猛スピードでサーフボードが進化していく真っ只中、デューイたちの必死な試行錯誤のあとが伺えます。この時代から20年の時を経た90年代半ば、ロングボードのリバイバルとともにデューイウェーバーサーフボードは完全復活を遂げ、新たな伝説を築いているのです。