こんにちは。
シーコングの新井です。
先日入荷いたしましたエルモアのボードをご紹介させていただきます。
ここ最近では珍しい、カラーボードのポリッシュ仕上げのステップデッキです。
エルモアのボードと言えば、クリアのサンドフィニッシュが多いので、色付きのボードが欲しいなーと思っていた方にオススメです‼
ポリッシュ仕上げは美しいですねー。
ロッカーはこんな感じでフラットに近く、テールが若干のキックテールになっております。
レールはこんな感じです。
レール(ノーズ部分)
レール(センター部分)
レール(テール部分)
ステップデッキはトロイ・エルモアの一番使用頻度が高く、彼のキャリアの中で最も多くシェイプしているロングボードのモデルです。
そのため、完成度は非常に高く、誰でもご満足いただけるハイクオリティーなボードに仕上がっております。
【ステップデッキ】
エルモア・サーフボードのラインナップの中で、トロイ本人が1番フォーカスしているロングボード。
その名の通り、ボードデッキ面の前方1/3位がうっすらと削り落とされたステップデッキになっています。
これはテールの上に波がかぶった状態でノーズライディングをした時に、ノーズがボトム方向へとしなり、ボード全体のロッカーがフラットになることにより、ボードがより安定するように、また、ノーズ部分が軽くなることで操作性が良くなるようにと考案された1960年代のデザインです。
トロイのステップデッキの良いところはあまりステップデッキにし過ぎていないところです。
※削り落とし過ぎていないという意味です。
ステップデッキ特有のしなりを感じることが出来る、最低限のステップデッキといった具合です。
そのため、ノーズ部分にもしっかりとボリュームが残っているため波のキャッチも楽で、癖が無く非常に乗り易いデザインにまとめられています。
レールはオーセンティックな50/50。
ボトム面は全体的にわずかにロールしていて、キックテールにすることで操作性をよくしています。
全体的なロッカーは少ないため、水の抵抗が少なく、パドルが早く、トリムも最高でスピーディーなライディングをお楽しみいただけます。
エルモアのラインナップの中で、一番スピードが出るロングボードです。
トロイのパーソナルボードのサイズは9'6ft。
幅は23インチ、厚みは3インチです。
ステップデッキのユニークなフィーリングをぜひともお楽しみください。
ラミネートには8オンスのボランクロスを使用しているのですが、重量はさほど重くないため、取り回しがしやすく女性にもお勧めです。
⇩⇩⇩ トロイによるステップデッキのライディング映像 ⇩⇩⇩
ELMORE SURFBOARDS - STEP DECK from Untitled.work on Vimeo.
気になる方はぜひ一度チェックしにいらして下さい。
ブランド | エルモアサーフボード |
---|---|
モデル | ステップデッキ |
長さ(ft) | 9'8ft |
幅(インチ) | 23 1/8インチ |
厚み(インチ) | 3インチ |
重量(kg) | 8.9kg |
フィン | シングル |
素材 | ポリエステル |
付属品 | なし |
価格(税込) | ¥410,000- |
送料 | ¥無料 |
こちらもトロイ・エルモアによるステップデッキのライディング映像です。
そしてお次はこちら、先日もこちらのブログにてご紹介いたしましたが、個人的にエルモア史上最高にかっこよいボードに認定しても良いのではないかと思うこのボード‼
ポークチョップモデルです‼
このボードが誕生したきっかけは、トロイが彼の友人に向けて作ったダノーのホッグを細くしたようなボードを見た時から始まりました。
このボード何? 新しいモデル?と聞くと、
「60年代のサーフシーンをイメージして友達用に作った1点物だよ」
と返答が。
ただ、今までのトロイが作ってきたボードと明らかにテイストが違う事と、何よりかっこよいボードだったので、
「シーコングにも作ってよ。」
と伝えると、
「OKやってみるよ」
「ただ、友達に作ったボードは幅が22インチしかなくて幅が狭いから、シーコング用には、もうちょっと小波でも乗れる要素を取り入れて作ってみるよ。」
となんだか楽しみな展開に。
そこからはテーマとして
・デューイウェーバーが活躍していた60’sのイメージ
・グラスオン
・適度な浮力
・クラシカルなカラーパネルのボードデザイン
を条件に彼にすべてを託しました。
やはり、一点物というだけあり、スタートするまで、色々と考えたそうです。
最初はただ単純に友人に作ったボードの幅を広くして、ダノーのホッグのようなボードを作ろうとも考えたそうですが、そこはちょっぴり頑固なトロイ。
それではダノーと同じボードになってしまうとのことで、同じく60’sを象徴するボード、イエーターのスプーンの要素を取り入れることにしたそうです。
イエーターのスプーンと言えば、ステップデッキを思い浮かべますが、そこもトロイならではの解釈で、ステップデッキにはせず、ほんの気持ちノーズを薄くした程度にとどめたそうです。
本日、昔のボードにお詳しいお客様より、
「イエーターのスプーンはステップデッキじゃない物もあったんだよ。」
と教えていただきました。
そして、このトロイのポークチョップはそのお客様的には、
「そのスプーンをさらに現代風にチューンナップした感じで、かなり調子良さそうだ」
とのことで、このボードがますます魅力的に見えてまいりました。
※イエータースプーンフィン
フィンは完全なるレプリカ品、イエーターのスプーンフィンをグラスオン仕様で採用いたしました。
そして出来上がったのがこちらのボード‼
ポークチョップモデル‼
これがトロイが作る60’sスタイルのロングボードか‼
と感動いたしました。
クラシカルでありながら、こてこてにやりすぎない。
60’sのテイストを取り入れつつ、あくまでも機能的なボードであることが重要。
まさにトロイらしい60'sのコンセプトボードだなーと思いました。
良い意味で予想を裏切られたのは、レール形状です。
1960年代のボードと言うと、レールは丸い50/50の物が多いですが、こちらもトロイのこだわりが表れております。
レール(ノーズ部分)
レール(センター部分)
レール(テール部分)
やはり今の時代に作るレプリカボードは、モダンな技術やアイディアもしっかりと取り入れて、昔のボードを機能的に越えなければならないと思っているのでしょう。
レールはかなり薄めにチューンナップされております。
そして、重量は普段トロイが作るボードに比べ、ずっしりと思い、9.9kg。
普段彼が作るボードは8キロくらいなので、約2キロ重く仕上げております。
これは、60'sのボードに対する敬意の現れなのでしょう。
ロッカーも当時のボードのようにかなり抑えられており、一度走り出したらかなりのスピードが期待できそうなイメージです。
このなんとも言えないヴィンテージイエローのパネルデザインが素晴らしい雰囲気を演出しております。樹脂がたっぷりと使用された重厚感を感じる仕上がりです。
そして、最後にうれしいポイントが。
このボード、トロイ・エルモアの60'sのコンセプトボードなのですが、リアルなヴィンテージボードなどに比べ、しっかりと浮力も持たせてくれているんです。
測ってみると、幅は23インチ、厚みも3インチとこういった類のコンセプトボードにはうれしい、普段使いが十分に出来るスペックで仕上げてくれております。
ただ1点物コンセプトボードとして、どこかに飾るのではなく、メインのボードとして海でガンガン使えますね‼
何から何まですべてにおいて丁度良いところをチョイスしてくれるトロイ。
彼のクラフトマンとしての懐の深さを感じました。
そんな彼の1本入魂の一点物、ポークチョップモデル。
販売価格49万円と他のボードと比べ、明らかに高いですが、価格の高さは、彼がこのボードに費やした時間でもあると考えると妥当なのでは無いかとも思います。
気になる方はぜひ一度、チェックしにいらして下さい。
ブランド | エルモアサーフボード |
---|---|
モデル | Pork Chop (60's Classic) |
長さ(ft) | 9'8ft |
幅(インチ) | 23インチ |
厚み(インチ) | 3インチ |
重量(kg) | 9.9kg |
フィン | グラスオンシングル |
素材 | ポリエステル |
付属品 | なし |
価格(税込) | ¥490,000- |
送料 | ¥無料 |
【ボード説明】
クリア、ヴィンテージイエローサイドパネル、グラスオン、ポリッシュ
ハンドシェープ by トロイエルモア
フィニッシング by ゴールデンステートグラッシング
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1960年代、古き良き時代に一世を風靡した、カリフォルニアの元祖サーフアイコンであるデューイウェーバーが活躍した1960年代のサーフシーンからインスピレーションを受けてシェイプした1点物のボードです。
ヴィンテージイエローのサイドパネルにグラスオンフィンというクラシカルなデザインに、日本の波をイメージしてテイクオフ性能も考慮された世界に1点しか存在しないスペシャルなボード。
ボードのイメージとして、イエーターのスプーンモデルも参考にしたようで、フィンはイエーターのスプーンフィンを使用しております。
細かなディテールにいっさいの妥協を許さないトロイ入魂の傑作品。
トロイの1960年代のサーフシーンに対するリスペクトが感じられる1点物のコンセプトモデルです。
このポークチョップ。
実際にご覧になっていただくと、オーラがビンビン伝わってまいります。
又、わきに抱えた時の感じも何とも言えず最高なんです。
走ったら早そうですし。
当然のことながら、性能は言うまでもなく最高なはずです‼
それではみなさま、今日も良い一日をお過ごしください。
シーコング
新井