”テイクオフの魔力！”
今月よりデューイウェーバーの入荷が再開しました。
数か月間、現地の事情により製造がストップしていましたが、再び以前とまったく同様にボードが作られるようになって何よりです。
1999年の秋、サンディエゴで開催されたＡＳＲショーでウェーバーに会い、ボードの販売を始めて四半世紀が経とうとしています。
発売当初は、当時がハイパフォーマンスボードが主流だったこともあって、シングルフィンでしかもボードの幅が60センチを超える『パフォーマー』のあの超幅広いテールを見て、多くの人が「こんな幅広いテールじゃボードが曲がらない」と言われたものです。
ジョエルチューダーでさえもコンテストではサイドフィン付きのボードで出場していた時代、クラシックなシングルフィンロングボードは人をよけることさえできないと言われていました。
しかし実際にご購入いただいた方は、「思ったより全然動きやすい」と言われ、その上、「信じられないくらいテイクオフが速い」と評判が立ち始めました。
実は最初のころは今のように「テイクオフが速い」ということにはフォーカスして売っていませんでした。
サーフボードはハイパフォーマンスが主流で、「動かしてなんぼ」がまだ当然だった時代、「テイクオフ」のことは誰も話題にしてなかったのです。
あっという間に”最速テイクオフ”の評判が広がり始めたのは、当時周囲のサーファーは皆、薄く細くロッカーの強いハイパフォーマンスタイプのロングボードに乗っていたため、その威力はあまりにも破壊的でわかりやすかったからだと思います。
とにかくそれ以来、「銀河系最速のテイクオフ！周囲の誰よりも速く波をキャッチできます！」をキャッチフレーズでデューイウェーバーの『パフォーマー』と『スタイリスト』は瞬く間にシーコングのベストセラーになりました。
それから24年が経ちましたが、今もその『パフォーマー』、『スタイリスト』より理論的にテイクオフが速いボードは存在せず、2番手に控えるクリームの『ファットキャット』、ハーバーの『プランティン』を脅かすボードさえ出てきません。
理由は、多くのシェーパーがサーフィンの上達者であるために、パドリングの安定感やテイクオフに不満を持っておらず、それよりもボードのコントロール性、スピードにフォーカスしているからだと思います。
もちろん一般のサーファーの方々も性能にはこだわる方も多いのですが、現実には沖から波のいいポジションに乗って、次々中によって自然に進む重たく安定したロングボードの上で立つのは容易で、重心の移動も簡単にできるので、軽量なボードを加速させることができずフラフラしているよりは、むしろ「動かしやすい」と感じる方が圧倒的に多いと思います。
ましてや、ロングボードの醍醐味は波の上の滑ることであり、ターンやウォーキングをしなくても楽しいのです。
ロングボードが世界中で愛される理由は、決して小波に向いているからというわけではなく、ボードの上に立っているだけで波に乗り続けることができるのはロングボードにしかないフィーリングだからです。
そのことを考えると、「今のボードで満足に波に乗れていない方」、「テイクオフした後もフラフラしてボードコントロールどころではない方」は、ぜひともテイクオフ重視のウェーバーの『パフォーマー』、『スタイリスト』、クリームの『ファットキャット』、ハーバーの『プランティン』をゲットして、サーフィンライフを300％楽しみましょう！
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皆様のご来店、お問い合わせお待ちしております。
シーコング藤沢店
田中
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