シーコング店長ブログ

シーコング各店より毎日お得な情報をお届けいたします。


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マドルガーダタブラス入荷しました!

 

 

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藤沢店の田中です。

 

遅くなりましたが昨日、はるばるメキシコバハカリフォルニアのスコーピオンベイからマテオ(マットハワード)とブリタニークインの共作によるスーパーレアなワンオフボード“マドルガーダタブラス”が入荷しました。

 


“マドルガーダタブラス by マテオ&ブリタニー”とは・・・?


カリフォルニアサーフィンの聖地マリブによってそのキャリアをスタートさせたマテオとブリタニーは1990年代の初頭、周囲がカラフルなウェットスーツを着込んでボードを無理やりに動かしていることに違和感を感じ、オールドスクールのブラックスキンのウェットスーツで10㎏を優に超えるヘビーラミネーションのシングルフィンロングボードでマリブのラインナップに加わりました。


ロッカーが抑えられ、重量感のあるボードをボードの長さ前面を使ってトリムしボードのスピードをコントールするその優美な姿は、ハイパフォーマンス一辺倒のサーフィンに違和感を感じていたオールドサーファーだけでなく10代の敏感なキッズたちにあっという間に受け入れられ、彼らはマリブの地でキング&クイーンと呼ばれるほどに影響力を発揮しました。

 

その流れはジョエルチューダー、デーンピーターソン、タイラーハジキャン、トーマスキャンベル等に後押しされ2000年頃にはカリフォルニアを席巻することとなりました。

 

その後、ネクストジェネレーションの代表格であるアレックスノスト、ロビンキーガルらによってオーストラリア、ヨーロッパのサーフシーンは塗り替えられ、ここ日本にも大きな影響力を及ぼしました。

 

そのような意味で現在のビーチシーンのメインストリームであるブラックスキンとシングルフィンロングボードは彼らによってもたらされたものであることは周知のこととなっています。

 

 

 

あのトーマスキャンベルの名作「シードリング」より前に、企画され「シードリング」とその後に影響を与えたと言われる、マテオ初期の大作「ファインフロー」です。彼らがサーフィンに何を求め、何が格好いいサーフィンかを知らせてくれる不朽の名作です。

 

 


彼らはメキシコのバハカリフォルニアの中南部にあるサンワニコ(通称スコーピオンベイ)に居を構え、世界最高の波と称される環境の中で創作活動を行っています。

 

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すべてのボードはビンテージのファブリックをオールドレジンによってラミネートされ、新品でありながら何年もの間手元にあったような温かい雰囲気を感じさせてくれます。


また真のアーティストでもあるマテオのフリーハンドによるロゴ、グラスオンされているフィンにも同じファブリックが使用され、柄を合わせてラミネートされているほど細部にわたるまで非常に手の込んだ作りになっています。


世の中に2本として同じものが存在せず、芸術性に富み、しかもサーファーとしても優秀な彼らによって創り出された機能的にも優れるボードです。


大量生産によって創り出されるボードが増える昨今、彼らの掲げるアンチテーゼは今後ますますその光を増していくでしょう。

 

 

今回は2本がカスタムボードですが、フリーのボードも2本ございます。


まずは入荷したボードをご紹介させていただきます。

 

 

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◎ブランド:マドルガーダタブラス
・モデル:コメット
・サイズ:6'8ft
・フィン:グラスオンシングルフィン
・価格:¥313,000(税込)

6'8ftというサイズながら23インチの幅とフラットなボトム形状により、抜群の安定感を保ちつつ安定感ストレスなく波に落ちるようにテイクオフすることが可能です。

楕円形のアウトラインをいかし波面をレールワークにて自由に方向転換できます。

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◎ブランド:マドルガーダタブラス
・モデル:ネビュラ
・サイズ:9'8ft
・フィン:グラスオンシングルフィン
・価格:¥345,000(税込)

ピッグ形状のアウトラインとダブルステップデッキを持つ、トリム&グライド、コントロールを容易にさせるボードです。

ボードのデッキ全面を使ってボードの加速を優雅に楽しんでいただけます。

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◎ブランド:マドルガーダタブラス
・モデル:マイティクインツインフィン
・サイズ:5'6ft
・フィン:グラスオンキールフィン
・価格¥313,000(税込)

カスタムオーダー品です。

 

 

 

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◎ブランド:マドルガーダタブラス
・モデル:コメット
・サイズ:7'0ft
・フィン:グラスオンシングルフィン
・価格:¥313,000(税込)

カスタムオーダー品です。

 

 

 

 

彼らの作るそれぞれのモデル紹介の映像です。ぜひご参考にどうぞ!

 

マテオ&ブリタニーのインスタグラム

 

唯一無二のまさにアート作品です。

 

ぜひ一度手に取ってご覧ください。

 

皆様のお問い合わせ、ご来店をお待ちしております。

 


シーコング藤沢店
田中

 

本日は動画を振り返りました!

 

藤沢店の田中です。

 

まずは今週金曜日は予定通りカリフォルニアかからクリームの『ファットキャット』、『カリフォルニアン』が大量入荷いたしますので、ぜひご期待ください

 


先日、私が雑誌に寄稿した記事を振り返ってみましたが、今日は動画編です。

 

私がシーコングを始めた頃はまだカメラはフィルムカメラが主流でビデオカメラもようやく8ミリ方式からDV方式に移行したころでした。


当時はカリフォルニアに行っても映像を残すということより、どちらかというと一緒にサーフィンしたりすることが多く、また現在は世界のトップサーファーに上り詰めた彼らもその当時は被写体としての魅力もあんまり感じていなかったため、実は初期のころの映像はあんまり残っていません。


強いて言えばロビン初来日の時の「第1回NALUサーフミーティング」とかカリフォルニアで行われていた「Dewey Weber Classic」の模様を収めたものくらいです(現在のようなデジタルではなくDVテープだったので、現在もお蔵入り状態になっています)


転機が訪れたのは2005年にNALUの取材撮影をアテンドさせていただいた時のことでした。その時、初めてプロのフォトグラファー(peroさん)の仕事ぶりを間近に見させていただき、私も映像を残しておきたいなあと思ったのです。


以来、まずはデジカメを買い、ビデオカメラも新調しました。


特にビデオカメラについては奮発してSONYの業務用のものを購入しました。


理由はまず、写真に関しては素人とプロではまったく埋めることができない技術や知識、完成の差がありすぎると思いあっさりと断念したからです。


もちろん動画の撮影もプロとの差は歴然なのですが、とりあえずビデオカメラの方が調節する部分が少ないので差が出にくいかと感じ、センスのなさは機材の良さに頼ろうと思ったからです。


それ以降、一緒にサーフィンすることよりも彼らのライディングを映像に残すことが義務に感じられるようになってしまいました。


その中で印象に残っているものをご紹介させていただきたいと思います。

 

 

 

◎アレックスノスト in ASPコンテスト(2007年)

 

 

ロビンキーガルのシークレットライブのために来日していたアレックスが突然「太東でASPの大会があるからロビンと出たいから、ちょっと頼んでみるよ」と言って実現したコンテストへの出場。

ハイパフォーマンスロングボーダーの世界一を決める大会で、シングルフィンはもちろん2人だけ。

ともに当然のごとく「最下位、イチコケ」でしたが、当日のファイナルを思い起こしてみても、特にこのコンディションではアレックスの独壇場でした。

現在のロングボードシーンに続く風穴を開ける、記念すべき幕開けのシーンでした。

 

 


◎ジョンペックがロビンに伴われ来日したときに、鴨川、鎌倉で撮影しました(2009年)



我が子のようにロビンのことを可愛がり、自分の半生をもとに生き様について教えを説いたにもかかわらず、夜中にこっそりとホテル抜け出し、六本木で遊びまくった挙句、翌朝の千葉の撮影の集合時間までに戻ってこなかった若き日のロビンのことを思い出します。

早朝に現れないロビンを心配して「ロビンは疲れていたから部屋で倒れているのかもしれない」
とホテルのフロントに交渉してドアを開けてもらって中を確認したときのジョンの驚きが今もよみがえります。

 

 

 

◎アレックスノスト・オン・ファイヤー(2011年)



初めて「ダクトテープインビテーショナル」を観戦したときのアレックスノストの雄姿です。

場所はサンタクルーズの通称“レーン”(スティーマーズレーン)というカリフォルニア屈指のポイントブレイクです。

この日のアレックスはまさに「オン・ファイヤー」と言われるにふさわしい大活躍でした。

 

 


◎ダイナミックエンデバー“サファー”(2011年)



人生で初めてアフリカ大陸に渡りました。でも空港で荷物は盗まれるわ、隊長のロビンはお金がなくホテルをチェックアウトできずにフランスから出られないわ、私に至ってはどこに行くかも聞かされてなく、散々な旅の始まりとなりましたが、今となっては一生の想い出です。

 

 

◎フレンチバスク(2012年)



カリフォルニアを離れ、フランス南西部のビアリッツ近郊に拠点を構えたロビン。

新しく彼のもとに集結したフランス人、イタリア人との日常の生活を収めました。

食紀行のようになってしまいましたが、これもロビンの生き様の一つです。

 

 


◎ジャレッドメル覚醒!(2014年)

 

ダノー隊長のもと奄美大島の撮影を終えた後、急遽出場が決まった「スタイルマスターズ」

その日、静波海岸はスーパーオンショア、オーバーヘッドの最悪のコンディション。

すべての観客は初めて見る本物の世界的カリフォルニアロガー、ジャレッドメルの異次元のパフォーマンスに視線がくぎ付けとなりました。

 

 

 

◎サマーワイン(2015年)

 

台風接近中の8月15日、極所の中、宮崎にジャレッド、ホバンとともにお邪魔しました。

暑かったこと、波がなかなか上がらなかったこと、ジャレッドの結婚記念パーティなど、想い出満載の楽しいトリップでした。

 

 

 

◎シャ・フランセーゼ(2015年)

 

世界中をIS(イスラム国)の恐怖が襲う中、アフリカに渡ることを決断したロビン。

チームがバラバラとなり何となく暗い雰囲気が漂うこととなったこのトリップの後、ロビンはカリフォルニアに戻りました。

 

 

◎シーコング20周年(2018年)

 

この年、創業から20周年を迎えるにあたり、カリフォルニア、メキシコで撮影を開始し、集大成は初のドローンを使用して新島で行いました。

20年の間、付き合ってきた仲間との思い出です。

 

 

このほかにもたくさんの想い出詰まった映像がありますので、ぜひご覧ください。

 

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シーコング藤沢店
田中

 

 

GatoHeroiノスタルジー!

こんにちは、岡田です。

 

昨日の中村のブログでガトヘロイのTシャツ、サーフグレムリンあらためピースキャットを紹介しておりましたが、やっぱりロビンの創るものはサーフボードだけでなく、グッズも本当に格好良いなぁと思い返しているところです。

 

その昔、まだ喧嘩別れする前のフランスGato Baskが健在だった頃、このピースキャットデザインのデニムジャケットをホバンが来ているのを見て、しびれるほど格好良い!と思ったのを覚えています。

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見るからにシルクスクリーンでハンドプリントっぽい感じが堪らないですね。

 

このシーンがある動画もぜひご覧ください。

vimeo.com

この動画は私がガトヘロイフリークになった際、最初の頃によく見ておりました。何度見返したか分かりません。

久しぶりに昔の動画を見返すのも、とても良いですね。

自分のサーフィンのレベルが当時よりも上がっていたり、サーフィンやボードの知識が当時より増えていたりすると、昔とは全く違った見え方がしてとても面白いものです。

 

現在は世界情勢から外国人スターたちの来日や彼らのサーフトリップの模様を捉えることが困難ですが、シーコングが今まで撮りためてきた動画を見返していただくのも良いかと思います!

www.youtube.com

vimeo.com

 

昨日の田中のブログを読んだり、こういった昔のサーフトリップの動画を見たりしていると、やはり早くこの状況が落ち着き、またこういったトリップや動画が増えて欲しいと切実に思います。

昔の、こういった彼らの活動が活発だった感じがとてもワクワクするのは私だけでしょうか。

状況が改善された次第には、荷物持ち、撮影やすべての雑用を引き受けるのでぜひ彼らと共に旅をしてみたいなと妄想にふける日々です。

 

さて、話は戻りましてこのピースキャットデザインのTシャツですが、その昔にごく少量のTシャツが存在していたようですが、私も手に入れることができずにずっと指をくわえていました。

皆さまご存じのようにガトヘロイに限らず彼らのグッズは”一度きり”のことが多く、そのチャンスを逃すと再び手に入れることは困難を極めます。

今回このピースキャットの復活ということで、また目にすることができて嬉しいです。

 

商品ページにもありますが、以前、こちらのデザインはサーフボードにシルクスクリーンで施していたデザインです。

その工程はガラスクロスに1つ1つハンドプリントでシルクスクリーンを施すため非常に手間がかかり、また当時のロビンの相棒であったクリスが去ってしまってからは、もう2度とそのデザインのボードは作れないと言われています。

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それが今回Tシャツとなって復活ということでロビンお気に入りのデザインなのですね。

シルクスクリーンっぽい擦れたような質感やデザインが少しパンクっぽくて本当に格好良いです。

また、デザインだけではサーフィンらしさを感じられないところも良いですね。

知る人ぞ知る、という感じで海以外のどんなシーンでも着られそうです。

そしておそらく今回一番の進化は”生地”です。今までのTシャツは生地が極薄で、すぐに首がベロベロに伸びたり、穴が開いたりしていました。

私も昔のガトヘロイで、身幅くらいまでベロベロに首が伸びた意味が分からないTシャツや、生地が薄すぎて穴がいくつも空いたTシャツをたくさん持っています。(笑)

それらに比べ、今回は素材に耐久性の高いスーピマコットンを100%使用しており、さらに防縮加工がされているので安心です!…たぶん(笑)

少なくとも触った感じでは今までよりも幾分も良さそうなのでご安心ください。

そしてなによりこのチャンスを逃すと本当に次はいつ手に入れられるか分かりませんのでロビンの気が変わる前にお急ぎください!

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ガトヘロイ "ACID"

ガトヘロイ "PEACE CAT" オレンジ

ガトヘロイ "PEACE CAT" イエロー

 

最後に、昔はこんなデザインのTシャツもあったようです。

seakong.hatenablog.com

荒々しく、いかにも昔のカリフォルニア!という感じがしますが、美的センスのない私にはお洒落なのかどうかすら分かりませんでした。(笑)

でもこういった一味違う格好良いシャツやグッズなど、もっと勢いが増せばよいのになーと思いますので、カリフォルニアにちょっと聞いてみようと思います。

 

シーコング藤沢店

岡田