シーコング店長ブログ

シーコング各店より毎日お得な情報をお届けいたします。


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R.I.P. リッチハーバー

 

藤沢店の田中です。

 

 

 
 
 
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以前、シーコングのスタッフで現在カリフォルニア在住の藤屋君より写真が送られてきました。

 

(シーコングで働いていた時より機敏な動きでびっくりです)

 

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写真は、現地時間の8月29日、カリフォルニアのシールビーチで行われた、故リッチハーバーの追悼”パドルアウト”セレモニーの様子です。

 

当日は往年のハーバーファンが多数駆け付け、その場には現在世界的なシェーパーとして成功を成し遂げた愛弟子のティムスタンプス、現在のメインシェーパーであるスティーブファーウェルはもちろんのこと、ダノーの姿もありました。

 

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カリフォルニアではスポーツサーフィンの分野とそれ以外のサーフィンカルチャーは明確に分かれており、サーフィン=ノスタルジーというのが基本ベースにあります。

 

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最新のテクノロジーや素材よりも昔の良さをビーチにおいてのんびりと楽しむことがサーフィンの目的とされているため(古いハーレーが好きな方などと同じ考えで、性能よりも手作りのおおらかさや、古いものが持つフィーリングを味わおうという考えと同じです)、年齢に関係なくすべてのサーファーが歴史に対してリスペクトを欠かしません。

 

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また、大量生産はせずメーカーとユーザーが本当に納得できるものしか作ってこなかったリッチハーバーに地元シールビーチを含めカリフォルニア各地から「ありがとう」の声が上がりました。

 

1999年にたまたま声をかけてもらったのが縁でハーバーサーフボードとのパートナーシップが始まりましたが、このように愛されているサーフボードを取扱うことができて本当に幸せを感じます。

 

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リッチハーバー亡き今後も、「少量だけどいい物を」というリッチの遺志を受け継いでハーバーサーフボードとはより密接にサーフボード作りを目指していきたいと思います。

 

 

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この写真は、シールビーチのメインストリートのハーバーサーフボードの玄関前にあるオールドスクールの映画館です。サーフィンが根付いているカリフォルニアの粋な計らいです。

 

 

ハーバーサーフボードについて

 

 

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シーコング藤沢店
田中

大阪店ウェーバー1967年型パフォーマー

 

 

こんにちは。

大阪店 中野です。

 

 

 


ここ最近の欲しいもの。。

 

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はい、何年振りかにギターが欲しくて欲しくてたまらず、ここ最近は梅田やミナミの楽器店に出没しては色々と物色しています。


現在注目しているギターリストとして、ジミージェイムスというたまらなくファンキーなギタリストを深堀りしています。

 

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このジミージェイムスが使っているギターがシルバートーン社のビンテージギターです。

 

年代的には1960年代の代物と推測されます。


現在はファンクバンドやソウルシンガーのバックを務めており、知る人ぞ知るというようなギタリストですが、カーティスメイフィールドに影響されたたまらなくイナタイ音色で、私の涙腺を刺激してしまいます。

 

 

 

このシルバートーン社のギターは、フェンダーやギブソンに比べても安価なギターで、マディーウォーターズ、チェットアトキンス、ボブディラン、ジミヘンドリックスなど著名なミュージシャンが初めて手にしたギターとしても有名なブランドです。

 

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シルバートーン社のギターは、ハーモニー、ダンエレクトロ、テスコ、ナショナルなどのメーカに付けられていきました。

 

シルバートーンのギターは一般的なものに比べても一風変わったギターが多く、ビザールギターと呼ばれています。


ビザールとは風変わりな、異形な、という意味合いで、無駄に!?スイッチがたくさんついていたり、形が少しいびつなギターをビザールギターと称しています。

 

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現在ではこのようなギターを日本では、東京事変のギターを務め、星野源のバックでも活躍の長岡亮介さんが愛用していることでも有名です。

 

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今でも手に入るシルバートーン社のビンテージギターは某楽器ショップでも販売されており、10万~20万でお手軽に手に入るようです。

 

しかしせっかくならジミージェイムスが使っていると同じタイプのものが欲しいのですが、e-bayをチェックしても中々出回っておらず、日々コツコツと探しています。

 


たまにこのブログでもギターのお話をさせていただきますが、面白いものでロングボードに関しても、ギターに関してもキーワードとして必ず1950年代、1960年代というものが重要なキーワードとなっています。

 

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現代でも主要メーカーとなっているフェンダーやギブソンのビンテージ物は高いもので1000万円を超えるものもあり、実際にはこの年代のものこそがギターだ!と言わんばかりで、現代でもこの年代のものを復刻させたものが手を変え、品を変え市場に出回っています。

 

 

 

 

シーコングでは創業当時から取り扱いをしているウェーバーは正にこの1960年代を代表する主要サーフブランドであり、現代でも当時の風合いを感じながらサーフィンを楽しめるサーフブランドです。

 

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特にこちらのパフォーマーは当時のデザインを変えることなく、いつでもどこでも手に入れることができるクラシックボードです。

 

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現在手に入るパフォーマーは、実際には当時の物より少し軽く仕上がっています。
軽い素材そのものが存在しなかった当時のものは、今よりも重たいフォームでさらにオール10オンスのクロスで巻いていたため、かなり重かっただろうと想像できます。


重量以外は当時のそのままに再現されたボードが今のパフォーマーです。

 

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1964年に誕生したパフォーマーは、いわゆるピッグからの脱却です。

 

当時数多あるブランドがベルジーピッグの系譜を辿り、同じようにピッグの形状を削っていました。

デイルベルジーが生み出したピッグの形状は、テール寄りに最大幅を持たせ、ノーズを細くすることによりボードのアウトラインに曲線を与えることとなりました。

 

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方向転換ぐらいしかできなかったボードにマニューバビリティーを与え、革新的なボードデザインとして多くのシェイパーがこの形状を採用したのです。

 

1960年に誕生したウェーバーブランドでももちろん当時の流れに乗り、当たり前のようにピッグ形状のボードを作っていたそうです。

 

この流れを変えたのが、サーファーとしてもビジネスマンとしても大成功を収めたデューイ・ウェーバーです。

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1964年に当時のピッグよりもワイドに作ったのがプリ・パフォーマーとも呼ばれるパフォーマーモデルの原型のサーフボード。

 

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徐々に改良を重ねたパフォーマーの原型モデル、プリ・パフォーマーは1966年に満を持して”パフォーマー”として販売するに至り、メインシェイパーのハロルドイギーを要し爆発的な売り上げを誇ることとなりました。

 

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翌年の1967年にはさらにワイドなモデルが作られ、1966年型、1967年型ともにギネス級の売り上げを誇ることとなりました。

 

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とにかくこれまでのパフォーマーよりもワイドになったことで、当時でも誰でも簡単に乗れる、パドルが速いボードとして、爆発的な人気を博したボードとなりました。

 

プリパフォーマー時代はウッドDフィンが標準装備でしたが、手斧のような形をしたハチェットフィンを標準装備することにより、ターンと安定性を両立し、驚くほどこのフィンが機能しました。

 

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現在のウェーバーパフォーマーと言えばこの1967年型のワイドなパフォーマーが定番です。

もちろんシーコングで販売しているパフォーマーもこの1967型となります。

当時の1960年代においてもパフォーマーは他のボードに比べてもワイドで乗りやすく、現在までも多くの方に愛用されているボードです。

 

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シーコングでは、パフォーマーを銀河系一の最速テイクオフボードと称し、人類史上最速のテイクオフを誇るボードです。

 

ピンテール仕様のスタイリストも含めて、ここ最近ではあらためて女性のウェーバーユーザーも増えており、様々な方にご愛用頂いております。

 

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多くのお客様が求める、小波でもテイクオフが速く、クセなくゆったりとしたサーフィンを楽しめるロングボードというのは実は以外に少ないのが現状です。

 


多くのボードは、ある特定の技に特化したものが多く、

 

ノーズライディングにこだわればノーズコンケーブが深めに、、、ターンにこだわればボードが狭めに、、、スピードにこだわればレールが極端に薄く、、、などなど浮力や乗りやすさを犠牲にしてある特定の技にこだわったボードが多いのが現状です。

 

 

カリフォルニアやオーストラリアなど、日本よりも波のコンディションやパワーに恵まれたポイントであれば、少々こだわったボードでも十分にボードの性能を発揮できますが、ここ日本では中々波のコンディションに恵まれていないのが現状です。

 

 

このようなパワーのないコンディションでノーズコンケーブの深いノーズライダーに乗っていても、パドル時にボードのノーズ付近が自動的に浮いてきてしまい、テイクオフすらままならないのが現状です。

 


幸いなことに、当時最高のノーズライダーとも称された”パフォーマー”はボトム面はフラットで、代わりに少しノーズロッカーがクイッとついた程度で、最速のテイクオフとノーズロッカーのおかげでパーリングをしっかりと回避してくれるボードです。

 

もちろん抜群の安定感で最高のノーズライディングも楽しめます。


少し大きく感じるボードですが、ハチェットフィンとの組み合わせによるターン性能もばっちりです。

 

 とにかく乗れない波はない!!というほどほんの小さなうねりから波をキャッチして最速のテイクオフをお約束いたします!!

 

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現在大阪店にはパフォーマー9'2ftのストックがございます。

 

サイズ的には体重約65kgまでの方にオススメです!!

 

もう乗れない波はありません!!今お持ちのボードよりも100倍波に乗れることをお約束いたします!!

 

PERFORMER パフォーマー

 

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ノーズからテールまで安心のワイド感です。

 

 

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クイッとついたノーズロッカーでパーリングしません

 

 

 

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当時の風合いそのままに、60年代の古き良き時代を現代でも楽しむことができるクラシックボードです!!

 

最速のテイクオフの性能と共にぜひお楽しみください!!

 

ブランド デューイウェーバー
モデル パフォーマー
長さ(ft) 9.2ft
幅(インチ) 23 1/2インチ
厚み(インチ) 3 1/4インチ
重量(kg) 8.5kg
フィン シングル
素材 ポリエステル
付属品 なし
価格(税込) ¥272000
送料(ご自宅宛) ¥0

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  • 【ボード説明】


    オールドマルティント、3/8ダークウッドストリンガー

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  • ブランド デューイウェーバー
    モデル パフォーマー
    長さ(ft) 9.2ft
    幅(インチ) 23 3/8インチ
    厚み(インチ) 3 1/8インチ
    重量(kg) 8.9kg
    フィン シングル
    素材 ポリエステル
    付属品 なし
    価格(税込) ¥273000
    送料(ご自宅宛) ¥0

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  • 【ボード説明】


    クリアー、リッチフォレストグリーンボトム&レール、3/8シダーストリンガー

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    初代パフォーマーに改良が加えられた、1967年発売の2代目モデル”ウェーバー・パフォーマー”。

    今でも1967年当時のテンプレートを使用し、当時のまま忠実にその素晴らしさを再現しています。

    デザインのコンセプトは“楽なパドリングと素早いテイクオフ”です。

    ソフトなレールとボトム・ロッカーが、経験と状況に関係なく最高のノーズライディングを生み出します。

    世界中で1万本以上販売されたサーフボード史上の傑作中の傑作です。

ウェーバーパフォーマーのお問い合わせはこちらから!!

 

 

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シーコング 大阪店 中野

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ロビンキーガル近況

藤沢店の田中です。

 


「最近、ロビンボード作ってますね。日本にも送ってくるんですか?」と、よくお客様から言われます。

 

ガトヘロイのインスタには最近積極的に写真がアップされています。

 

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この写真はフランスの南西部ビダールにあるガトヘロイの工場の敷地で撮影されたものです。フランス有数のサマーバケーションのメッカに近く、ビーチではサーフィンもできますが、この敷地は汚水処理場の横で海抜が0メートル以下なので時たま床上浸水に見舞われる厳しい土地です、だから安く工場を持つことができています。

 

 

新しい写真と古い写真が混じっているので、皆様の期待が大きい分、そのように映っているのかもしれません。

 

 

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こちらは2011年の初めころ、ハワイ、日本、オーストラリアのダイナミックエンデバーに出発前にカリフォルニアのカピストラーノビーチにあった工場の前で撮影された写真です。ボードの形状、デザインのセンスには目を見張るものがあります。最前列に座っているのは当時ファクトリーの用心棒をしていた往年の名サーファー、リノアベリラです。

 

 

私自身はロビンが人並み以上に仕事していたのは、数年おきにお金に困って取り憑かれたようにシェープをしていた頃のことだけと知っているので、彼がどんなにやる気になっても“精力的”にとは程遠く、以前のようにたくさんのボードを作ることはないと思っています。

 

それでもここ数日はいくつものメールが来ています。

 

その中で、ここ数年取り組んでいたサーフボードのフォームブランクスの開発が一通り完成したとありました。

 

彼はここ数年の間、「POLYOLA」という会社の100%リサイクルオイルを使用して作られるフォームブランクスの開発に協力していて、ようやくミッドレングス、ロングボードに使用できる重量、強度、サイズ、ロッカーを組み合わせることができたようです。

 


昨日のメールでは「今までのフォームより強く、毒性が非常に小さい。現在はバスウッドに見た目が似ているアユースという樹木をストリンガーに使用し、それはティントカラーにも十分映える。今後は桐材のストリンガーも発売する予定」、

 

ご存じのとおり彼はサーフボード作りのマニアです。サーフボードの形状だけではなく、フォームの特性、カラーデザイン、ストリンガーの材質、クロスの組み合わせなどについて一切の妥協をしません。

 

「何となく、それっぽいのを作って、それらしっく見せる」のではなく、本当に機能し、本物としての存在感を示すことができるオリジナリティあふれるボードを自らの作品として創っているのです。

 

すでに多くの方々がそのことに気づいています。

 

一度でも彼のボードでテイクオフをしてみれば、それが他のボードとは圧倒的に違っていることはすぐに体感できます。

 

それは技量に関係なく、感じられるのです。

 

ガトヘロイのファンの方が皆、サーフィンの技量が高く、いい波だけでサーフィンしているのではありません。しかし、それでも「このボードは違うな」と実感できるのです。

 

触れば触るほど、見れば見るほど、乗れば乗るほど、彼のボードは美しく瞼に焼き付けられるのです。

 

フランス在住で、シェープ量が少なく、しかも長年の傍若無人な振る舞いによる評判の悪さをもってしても、世界中でロビンキーガルの評価は絶大です。

 

決して万人に乗りやすいボードではなく、使用するコンディションも限られますが、究極まで追及されたコンセプトとオリジナリティは、所有感を満たしてくれるものです。

 

新しいフォームが完成し、やっと再びスタート地点にたてた感じです。

 

これからすぐに彼のボードが入荷するとはいきませんが、他のシェーパーとは違う目線で活動するロビンキーガルに今後もご注目ください。

 

この週末はぜひ、ロビンキーガルの企画編集による大作「Summer of the CAT」をご覧ください。他のサーフィンフィルムとは一味違います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


引き続き楽しい週末をお過ごしください。

 


シーコング藤沢店
田中

 

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